最近、ひょんなことから、この「GIRL TALK」のオリジナル盤を入手しました。薄ピンクレーベルの厚盤です。 ただ、今回はオリジナル盤の音質の紹介ではなく、演奏の紹介です。 このアルバムの2曲目「I'M IN THE MOOD FOR LOVE」(恋の気分で)を初めて聴いた時の驚きは今でも忘れられません。 一言でいうと、エヴァンスだったのです。 17分近くにもおよぶ演奏の冒頭、テーマーをうっとりと弾くピーターソンのタッチは、エヴァンスがプレステッジの「EVERYBODY DIGS」の「PEACE PEAC」のソロで魅せた、あの静謐な世界そのものでした。