HORACE PARLAN TRIO/WE THREE ブルーノートの超人気ピアノトリオ盤「US THREE」が37年の時を経て、奇跡の再演! もうジャズファンだったらこれだけで充分でしょう。 ピアノ・トリオのノリを最大限に活かし、ぐいぐい前へ前へ押していく、スリル満点のドライブ感はまったく衰えていません。ブルーノートの初演が好きな方は間違いなくお勧めです。こんなトリオをライブで聴いたら最高でしょうね。
ALAN BROADBENT TRIO/AWAY FROM YOU ビル・エヴァンス後のいわゆるエヴァンス派の代表格とも言えるアラン・ブロードベントの1989年のトリオ作。 自信のオリジナル曲が中心ですが、高水準の情緒性に富んだ輝くような曲ばかりです。きっと真面目にピアノを習い、部活も一度もサボらず良い青春を過ごしてきたことでしょう。2曲目ウェイン・ショーターの作曲した「FOOTPRINTS」が収録されていますが、すごく整理された部屋のような理路整然としたアレンジが印象的です。
MAS TRIO/WAITING FOR THE MOON フランスのベテラン・ピアニスト、ジャン・ピエール・マスの98年の録音。フランスのピアニストはイタリアやドイツなど他諸国と比べ一癖ある人が多い感じがするんですが、この人もその一人。 この気難しそうな顔と一切のゆるさも許さないと言った感じの横顔から想像できるように、端正な響きを基調に様々な表現を見せてくれます。また独自のメロディセンスが魅力的で、異国情緒というかエキゾチックというかロマンティックというか、とにかく耳に残るピアノです。