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こんにちは。レコード店の尾本です。
いつもお世話になっています。
まずは、レコード店での今週2/26(金)からの店頭特集をご紹介します。
只今、「クラシック大放出! CLASSIC SALE」開催中です。
第1弾として「弦楽器LP特集」「オール500円 CD特集」ご好評いただいてます。
そして、今週は第2弾として、2/26(金)〜28(日)の3日間、連日大放出します「クラシック特選LP特集」を開催。
26(金)は交響曲や管弦楽などのオーケストラを中心に名門レーベルの特選盤を放出します。
27(土)は無伴奏や弦楽器を中心にヴァイオリン、チェロなど人気奏者作品を放出します。
28(日)は最後の放出として貴重盤・名盤を中心に、出し惜しみなく大放出!
合計200枚以上、内容充実の特集です。
心からご来店お待ちしております。
さて、わたしにとっては今年最初のトピックスです。
何を書こかとすぐに心にうかんだ、今年始まってすぐのデヴィッド・ボウイの訃報。
1/8のボウイ69才の誕生日に発表された新作「★(ブラックスター)」
その新作は、常に変化していくボウイの新しい攻めの内容で、まだまだこれからのボウイが楽しみと感じる作品でした。
その矢先での1/10の訃報…そのニュースは、自分でも思った以上にポッカリと心に穴が空いた感じで、ため息ばかりで仕事から帰宅した覚えがあります。とても悲しかったです。
2月にはいって、多くの音楽雑誌でもボウイの特集が組まれてますし、すでに2/12のメールマガジンでも、京都商品部の滝本さんが「デヴィッド・ボウイ」について書いていますが、私も大好きなボウイについて書きたいと思い、また違う切り口でボウイの作品を紹介させていただきます。
『映画の中のデヴィッド・ボウイ曲』
ボウイの曲がとても印象的に流れる映画作品が数々あります。
それもボウイが映画のために書き下ろした新曲よりも、すでに発表された過去の名曲たちがかなり多いです。
最近では、今、公開中の『オデッセイ』。火星に取り残された男の物語で、「スターマン」(1972年アルバム『ジギー・スターダスト』収録)が流れるシーンがあったりします。
とても直球な選曲がいい感じです。
私からのボウイ作品紹介は、映画とボウイ曲を共に楽しめる作品をいくつか紹介します。
まずは、いちばんのオススメ。
映画『ライフ・アクアティック』(2004年作品)。
ここで流れるボウイ曲は「QUEEN BITCH」(1971年アルバム『Hunky Dory』収録)です。
ラストシーンからエンドロールにかけて流れるのですが、映像と曲がとてもマッチしていて、そのシーンはとても痛快で気持ち良いです。
また、物語の所々で、ブラジルの歌手でギタリストそして俳優でもあるセウ・ジョルジが、ボウイの楽曲の数々をサラリと歌うのですが、これまたとても良いです。セウ・ジョルジによる、そのボウイのカヴァーアルバム「ライフアクアティック・スタジオセッションズ」もとてもオススメ。
この映画は、ウェス・アンダーソン監督、ビル・マーレイ主演。ストーリーは何も知らずに観た方が楽しめます。
『セブン』(1995年)デヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット&モーガン・フリーマン主演。
90年代のサイコ・サスペンスの名作です。当時ではストーリーと映像に編集も、色々と衝撃的で、それまでになかった映画でした。結末での余韻にひたる間もなく、今までに見たこともないエンドロールのアイデアと同時に流れるボウイの曲に、とんでもない映画を観てしまったと興奮した覚えがあります。
その曲は「ハーツ・フィルシー・レッスン」。今となってはベルリン3部作以来のブライアン・イーノとの最後の共作アルバム『アウトサイド』(1995年)に収録されてます。このアルバムは全5部作で作成する予定だったらしいのですが、商業的に不振でお蔵入り。ボウイ他界直後のイーノの追悼コメントでは、ボウイと1年ほど前からこのアルバム続編の話を進め始めていたらしく、とても残念です。
映画「LIFE!」(2013年)。ベン・スティラー監督・主演。
いつもの空想の世界で妄想ばかりの地味で平凡な生活を送る冴えない男が、ある出来事をきっかけに、現実の世界でひとつひとつ行動にしていく物語。
主人公が、その"はじめの一歩"ともいえる行動するシーンで印象的に流れる曲が「スペイス・オディティ」(1969年アルバム『スペイス・オディティ』収録)。
とても好きなシーンです。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)
ヒーローものSFアクション映画で、とても楽しく、最後にはちらりと感動もしたりする作品です。
全編にわたって、主人公の母親の形見のカセットテープから70〜80年代の楽曲がたっぷり流れるのですが、そのひとつにボウイの曲「月世界の白昼夢」。
映画界ではアルバム「ジギー・スターダスト」からの使用曲率ほんと高い気がします。
この映画サントラもとても楽しめる作品でオススメです。
もしこのシーンで流れる曲がボウイではなかったらと思うと、
ボウイ曲によるプラスαの映画演出を強く感じます。
この場で紹介した映画やボウイの音楽をひとつでも手にとってくれたら、とても幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。尾本
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