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北欧ジャズ
ハイファイ堂メールマガジン第692号 ハイファイ堂レコード
暖かい日どころか汗ばむくらいの陽気の日も増え、お出かけ日和のゴールデンウィークになりそうですね・・・
と書いている途中に雨が降ってきた音がしてきました。
変わりやすいお天気にお気をつけください。
レコード店の堀田です。
昨年、”Jazz Meets Europe”が刊行されたことで数々の名盤がリイシューされたりまた特に若い世代から注目を集める”ヨーロッパジャズ”について今回書いてみたいと思います。
もともとクラシックの伝統的な土台があり、プレイヤーとしての絶対層が厚いと言われるヨーロッパのジャズシーン。
アメリカでのジャズに、クラシック的要素またヨーロッパ独特の感性が加わり一味違ったニュアンスに仕上がっていることや、演奏技術の高さが特筆すべきことだと言われます。
一言にヨーロッパといっても広大で、フランスのジャンゴ・ラインハルト、イギリスのジョージ・シェアリングなどテイストは異なり、プレイヤーによって解釈や表現が無数に広がるジャズが、歴史的背景の豊富な国々によって生き生きと発展していくことは自明の理と言えるかもしれません。
今回は特に若い世代にも人気の”北欧ジャズ”に焦点を絞って代表的なアーティストを取り上げてみたいと思います。
”SAHIB SHIHAB”-サヒブ・シハブ
1925年アメリカ ジョージア州サヴァナに生まれ、13歳からプロのサックスプレイヤーとしてステージに立ちました。
しかし1959年人種問題に辟易しクインシー・ジョーンズとともにヨーロッパへ渡り最終的に北欧スカンジナビアへ移住しました。
ジャズミュージシャンとして初めてイスラム教へ改宗した人物です。
お気に入りは、写真右の”Sentiments”。
1971年3月コペンハーゲンにて収録。
管楽器1人のワンホーンカルテット構成、ソプラノ・バリトンサックス、さらにアルトフルートとマルチリード奏者として魅力が発揮されています。
モード雰囲気のなかにケニー・ドリューの洗練されたピアノがぐっと効いています。最近のクラブジャズシーンで話題に上がったのもうなずける、少しブラックなエッセンスもあり、いい意味での胡散臭い雰囲気も感じられますが、全曲通してすんなり耳に入ってきます。
”Rue Dela Harpe”は世界の車窓からのBGMにもなっていたり、彼の不思議な魅力は聴きやすいながらも、アメリカのジャズとは一味違った癖のある構成を楽しめることかと思います。
また、そういった受け入れられやすさというものが特に、ヨーロッパジャズの定着と発展に多大な影響を与えていると言えます。
”Radka Toneff”-ラドカ・トネフ
1952年ノルウェー生まれ30歳で夭折。
透き通るような静かな歌声はそういった背景を考慮してみると、彼女の全身に染み渡ってしまったようなせつなさを感じずにはいられません。
彼女の遺作となった”FairyTales”(左)はスティーブ・ドブロゴスとのデュオはそういった震えるようなさみしさを引き立たせているような演奏です。
”The Moon Is a Harsh Mistress”は月を舞台にしたSF小説にインスパイアされた楽曲で、届かないものに手を伸ばすようなもどかしさを感じます。
一度聞くと何度もリピートしてその音楽世界を味わいたくなるような、深い世界観に満ちています。
繊細であるからこその表現力が代え難い魅力ですが、蝶の羽根が震えるような歌声には胸が締め付けられるような気持ちです。
”Batterfly”(右)は彼女の未発表音源集で、"Antonio's Song"、"Black Coffee"などはたくさんのアーティストにカバーされていますが、先のアルバムよりも彼女の生々しい思いが溢れているように思います。
"Lars Jansson"-ラーシュ・ヤンソン
1951年 スウェーデン大御所ピアニスト。
透明感と端正さが北欧らしく繊細、叙情的でありながらジメッとした哀愁にならないきわめて理性的な演奏が魅力です。
"More Human"は1991年から2015年にかけて収録された楽曲のセルフカバーアルバムで、人気作が数多く収録されています。
初期作の入手が難しくなりつつありますので本作は彼の代表作を一気に堪能できる美味しい一枚と言えます。
ジャケットは孫娘のヒルダが描いたもので、彼女に捧げたという2曲も収録されています。
また66歳となった現在もアメリカの名門音楽大学イーストマン音楽院の客員教授としてビッグバンドとマスターコースの指導をし、教育家としての一面もあります。
こういった北欧の叙情的でミステリアスな部分は、日本人の感性に非常にフィットしやすいかと思いますし、技巧的な繊細さという共通点からも北欧ジャズは若い世代にも受け入れやすい部分が大いにあるかと思います。
歴史的背景は、音楽などの芸術文化を発展させる大きな要因となり、一言に”ヨーロッパジャズ”といっても言い切れない様々な捉えられ方や発展の仕方があるかと思います。
今回取り上げました北欧以外のその他の国の背景など、探っていきたいと思います。
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是非この機会に足をお運び戴けますと幸いです。
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