「BIG LAD IN THE WINDMILL」86年発表のファーストアルバム。彼等の音楽はカテゴリー するとプログレにはまりますが、このアルバムのサウンドは「ロンリーハート」期のイエス と「インビジブル・タッチ」期のジェネシスを足して2で割ったような音で、コーラスワークや ポップなメロディは10CCやクィーンなどの伝統的なブリティシュ・ポップ・ミュージックを 彷彿させそれらを融合させた独特のものを感じさせます。この帯付き日本盤はなかなか お目にかかれず入手するのに時間のかかった1枚です。(でも決してプレミアが付いてる わけではありません)
「ONCE AROUND THE WORLD」88年発表セカンドアルバム。このアルバムからプログレ色が 強まりますが、ベーシックな部分は変わらず、楽曲に磨きがかかった内容です。 各曲の完成度は素晴らしく、特にタイトル曲が15分近くの長尺の大作でメンバーの 卓越したテクニック、構成力を発揮させて更にレベルアップした印象です。 今回のライブでもこのアルバムからの曲が多く演奏され、人気の高い名作です。
「EAT ME IN St.LOUIS」89年発表サードアルバム。音楽性が更にハードになり フランシス色が強い1枚ですが、楽曲の充実度は文句なし。ハードロックでもなく プログレでもない独自のイットバイツ・サウンドが確立された傑作だと思います。 このアルバムからは国内盤のアナログの発売はなく輸入盤だけになりました。 しかしこれだけの完成度の高い作品を創り上げたのにこれが最後のアルバムに なってしまいました。(その後ライブアルバムを1枚発表)