駆動するアンプにはプリにMarkLevinsonのNo.320Sを、パワーはSEQUEL2用にARのLIMITED MODEL 200、XRT25にはMcintoshのMC300を選択しました。硬質さ一辺倒な感じから、大人の音に脱却した感のあるNo.320Sと、ちょうど良い感じの駆動力とリラックスした感じの音が特徴のARのパワーのコンビは、SEQUEL2の魅力を引き立ててくれます。XRT25とMC300の相性は今更語るまでもないと思います。 それでは早速試聴開始です。
もう一方のSEQUEL2は、きめ細やかでありながら、決して冷たい感じではなく、思いのほか暖かな温度感の鳴り方が特徴です。 ここでは「LISA」の「EMBRACEABLE」から5曲目の「WHEN I FALL IN LOVE」を試聴。 スピーカーの間、やや奥側に「ポッ」と浮かぶボーカルに身震いするくらい感動を覚えました。デビッドフォスターとのヂュエットも絶妙で聞き惚れる感じ。 '90年代中期のアメリカンハイエンドを聴きまくった思い出が蘇ってきました。 ただ、残念な事に、試聴翌日に片方のパネルから音が聴こえなくなり、輸入元へドック入りです。 元気になって戻ってきてほしいものです。