ライブは始めにエディが1人で登場してヴァイオリンでインプロを弾き始めます。 その後各メンバーが出てきて各自ソロを披露しその流れから1曲目にいきなりUK時代の名曲 「In The Dead Of The Night」がスタート!今回のライブの個人的な見所の一つは UK時代の楽曲の披露なのでいきなりのオープニングに期待が盛り上がります。 MCで「このプロジェクトはプログレのクラシックを披露する」みたいな事を言ってましたが、 その言葉通り何故かELP、キングクリムゾンの曲を演奏。演奏陣達のテクニックは凄まじく、 特に2人のドラマーのテク、コンビネーションは圧倒的でした。 注目していたマルコのドラミングを聞けたのはこのライブの収穫の一つです。 このメンバーの中でもっともメジャーなビリーは意外とあまり目立たず、バックに徹して いましたがその安定した演奏ははしっかりと存在感がありました。 その後ライブはUK時代のナンバーを連発していきましたが、サプライズは本家UKも ライブで演奏しなかった「NEVERMORE」を披露したことです。 エディ・ジョブソンを観れただけでも奇跡なのに、こうしたレアな曲まで演ってくれて 本当に感激の一言です。こうしてUKの代表曲中心のライブは私のような昔からのファンには 大満足 の内容でした。 改めてUKの楽曲の良さを認識したライブでした。そのUKのアルバムの紹介をいたします。
UK 邦題「憂国の四士」 ジョン・ウェットン(キング・クリムゾン)、ビル・ブラッフォード(イエス)、 アラン・ホールズワース(テンペスト、ソフトマシーン)、エディ・ジョブソンの最強の4人の メンバーが造りあげた大傑作ファーストアルバム。メンバーの驚異的なテクニックと完成度の 高い楽曲でプログレッシブ・ロックのすべてが凝縮された内容となっております。1曲目の 「In The Dead Of The Night」はこのバンドの代表曲でありプログレの名曲中の名曲と 断言します。今回のライブで演奏された「NEVERMORE」も収録されており、改めて聞くと なかなかの名曲だったと痛感します。
NIGHT AFTER NIGHT 1979年の来日公演の模様のライブアルバム。スタジオアルバム同様の完成度の高い 演奏を聞かせてくれます。注目はトリオ編成でのファーストアルバムの楽曲(ギター入り) をどのように再現するかですが、まったく違和感なくこなしています。 ギターのパートもエディのキーボードやヴァイオリンでカバーしており、UKには ギターは必要ないと改めて実感させられます。個人的にこのライブを体験できた方を 非常に羨ましく思っています。