UNCOVEREED 2003-2005 タイトル通りサウンドチェック時やライブで演奏されたカバー曲を収録したアルバムです。 収録内容が非常に興味深く、QUEEN,YES,BLACK SABBATH,KANSAS,JOURNEY,LED ZEPPELIN, OZZY OSBOURNE,PANTERA,THE WHO とバラエティに富んだ選曲になっております。 YES,KANSAS辺りは非常にはまっていますが、SABBATH、PANTERAなどもなかなか 良い感じで仕上がっています。全曲オリジナルにほぼ忠実にプレイされており 原曲と比べても非常に完成度の高い演奏内容です。特にYESは2曲選曲されており 「HEART OF THE SUNRISE」はまさに完コピで圧巻の一言です。もう1曲は「MACHINE MESSIAH」 でこちらは非常にマニアックな選曲ですがボーカルパートを省略したインストヴァージョン になっており聴き応えがあります。QUEEN,JOURNEY,ZEPあたりは本家のヴォーカリストが 個性のある方ばかりなので正直ジェイムス・ラブリエ(Vo)にはちょっと厳しいかなぁと いった感じですが決して悪くはないです。
MADE IN JAPAN ドリームシアターはライブでカバーを演奏する事が多く、その結果前出のタイトルのような アルバムができるのですが、それを上回りアルバム全曲をカバーしてライブで披露する スペシャルなギグをやっており、やはりそれをオフィシャル・ブートとして熱烈なファンの 為にリリースをしております。過去にIRON MAIDEN,METALICA,PINK FLOYD の名盤のカバー ライブをリリースしていますが、2006年の日本公演の時に日本で収録されたあの大名盤 DEEP PURLE「MADE IN JAPAN」を大胆にも全曲カバーし、その模様を収録したのが ドリーム・シアター版「MADE IN JAPAN」です。日本でのライブという事でこのアルバムが 選ばれた訳ですが、当然他国では演奏しないのでこれをご覧になった方は非常にラッキー だと思いますし、こうしてライブ盤として聴けるのはは嬉しいことです。 演奏技術に定評のある彼等なのでこの辺りの楽曲はそんなに難しくはないと思いますし 「SMOKE ON THE WATER」のイントロを弾くジョン・ぺトルーシ(G)は何故か笑えます。 ギターソロはリッチー風にですが、ぺトルーシらしい味付けでかなり弾きまくっています。 それでも「CHILD IN TIME」のシャウトなどは高音が厳しく、それを考えると当時の イアン・ギランは凄かったのだなぁと改めて思います。「SPACE TRUCKIN’」などの 長尺の曲もアルバム通りのインプロを披露しており、改めて彼等の懐の深さを感じます。 なおこのアルバムはPURPLEのロジャー・グローバー本人がミックスを担当しております。