You're My Best Friendのキーボードの音が前に飛んできたりフレディーのボーカルとブライアンのギターとの絡みやボーカールハーモニーの美しさなどめまぐるしく曲が展開していく様子をリアルに聴かせてくれ リズミカルなDon't Stop Me Nowでのフレディーとボーカルハーモニー掛け合いも生々しく聴かせてくれます。
今年も最後になりましたのでもう一枚紹介したいアルバムがあります。今年2月6日に休暇先のスペインにて心臓発作で急逝したギターリスト、ゲイリー・ムーアのアルバムSTILL GOT THE BLUESを聴いた印象を付け加えたいと思います。ゲイリーのブルースへの回帰作として知られヨーロッパでの人気を決定付けた一枚です。タイトル曲のSTILL GOT THE BLUESでは、ストリングスはしっとりと聴かせ泣きのギターのウェットな響きも指先の微妙なフィーリングまで聴き手に感じさせてくれます。ジョージ・ハリソンとの掛け合いのあるThat Kind Of Womanでは、軽快なリズムに乗ったお互いのギターのトーンの違いや指先のフィーリングまでも生々しく聴かせてくれました。
1990年発売の本作は、当時流行の若手によるブルースブームに自ら手本を示すと言う意味で製作されました。Oh Pretty Womanをはじめ昔のブルースナンバーをはじめジョージ・ハリソンとのThat Kind Of Woman 、泣きのギターが印象的なタイトル曲のStill Got The Blues など今でもグットくるナンバーが目白押しです。ギタークレイジーといわれながら自作、カヴァーともに粒ぞろいの曲をきっちりとそろえてくるところはさすがですね。