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こんにちは、秋葉原店の上林です。3月も下旬となり、ようやく春めいてきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?暖かくなったと思えば寒さが戻ったり、日中は暖かくても陽が落ちると肌寒かったりと、実は体調を崩しやすい時期でもありますので風邪等には気をつけたいものですね。
さて、来月にボブ・ディランが来日公演を行います。3年振り、通算36作目(!)となる新作『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』をひっさげての2014年以来2年振り、通算8度目となるもので、15年振りのホールツアーとなります。
ボブ・ディランのライブといえば、スタジオ録音とは全く異なるスタイル、アレンジの演奏を聴かせてくれることで有名です。今回はライブの名盤を紹介しつつ、彼のスタイルの変遷をたどりたいと思います。
『Bootleg Series Vol.6 Bob Dylan Live 1964 -Concert At Philharmonic Hall Live』
1964年10月31日に行われたライブ音源で、時期的には4作目の全曲弾き語りの『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』と5作目の『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』の間で、フォークシンガー・プロテストシンガーとして絶頂期の頃のライブ。この後、ロック化、エレクトリック化していくので貴重な音源である。全曲ギター1本の弾き語りで、ディランが上機嫌で、楽しく、オーディエンスとのインティメイトな雰囲気が印象的なライブ。弾き語りのみでこれだけ聴かせてしまうというのも実は凄いと感じる。
『The Bootleg Series, Vol. 4: Bob Dylan Live, 1966: The "Royal Albert Hall Concert』
おそらくディランのライブの中でも伝説的な音源。こうして公式にリリースされるまで文字通りブートレッグの名盤でもあった。1966年5月17日、イギリス、マンチェスターでのライブだが、上記ブートレッグが5月26日のロイヤルアルバートホールでのライブとして出回ったために公式リリースにあたってもこのタイトルを踏襲している。第1部が弾き語り、第2部が、後にザ・バンドとなるホークスを従えたバンドの演奏。何と言ってもこのライブは、オーディエンスが「ユダ!」(裏切り者の意味)と叫び、ディランが「お前なんか信じない」「お前は嘘つきだ」と返した後、「ラウドで演ろう」と言ってから『ライク・ア・ローリングストーン』を演奏するというロック史上に残る事件のドキュメンタリーとしても有名。未見の方は映画『ノー・ディレクション・ホーム』を是非。
『Before The Flood』
1974年、1966年のバイク事故以降実に8年振りとなったザ・バンドとの全米ツアーを収録。13曲がディラン、8曲がザ・バンドだが、共に代表曲、名曲揃いのセットリストで、オーディエンスの反応も熱気に満ちており、邦題の『偉大なる復活』というタイトル通りの素晴らしいライブ。荒削りだが、高揚感に溢れる演奏と生き生きとしたディランが印象的。
『The Bootleg Series Vol. 5 : Bob Dylan Live 1975, The Rolling Thunder Revue』
顔にドーランを塗ったディランが印象的なジャケットの、1975年のローリングサンダーレビュー第1期のライブを収録。当時まだ未発売だった新作『欲望』からの曲も収録、ヴァイオリンはアルバムと同じスカーレット・リベラがプレイしているほか、ジョーン・バエズ、ロジャー・マッギン、ミック・ロンソンなどが参加している。ローリングサンダーレビュー第2期のライブを収録した『激しい雨』は賛否両論、好みが分かれるアルバムだが、これは最高傑作と言っても良いと思う素晴らしいライブ。オリジナルを解体して再構築したアレンジと力強いボーカル、圧倒的なノリ、グルーヴの良い演奏はパフォーマーとしてのディランの真骨頂を記録している。
以上、ディランのライブ盤をご紹介いたしました。私も2010年の来日公演を観ましたが、ギターをほとんど弾かず、ピアノを弾いていたことと、殆どの曲がサビになるまでタイトルがわからなかったことが印象に残っています。70歳を過ぎてなお旺盛なライブを続けるディランに敬意を表したいと思います。
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2024-04-19 McIntosh管球コントロールアンプの1番人気、C22の良品がメンテナンス完了です。鮮やかで押し出しを感じるマッキンサウンドは永遠に色褪せない魅力です。ウッドケース付き、復刻と見間違うほどのナイスコンディションです!
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