ハイファイ堂メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。 秋葉原店の北村です。 |
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公開一ヶ月を過ぎるも依然話題沸騰中の映画「シン・ゴジラ」。観客動員数360万人突破、興行収入は53億円を超え今尚伸び続ける“想定外”の大ヒット。 現代的に再構築されたゴジラ出現のストーリーは「巨大不明生物出現災害シミュレーション」といった趣。内容に関して多くは語るまい。 現時点で7つの劇場で比較鑑賞を済ませていますが、同じ音源でも鳴らしているスピーカーやアンプ、空間環境の違いでパフォーマンスに大きな差が出るという事を改めて認識させられました。 とりわけリアリズムと懐古趣味が混然一体となった「シン・ゴジラ」のサウンドは非常に再生難易度が高く、最新の音響設備もタジタジ。私個人としては音響再生に対しての新たな指標となりそうです。早くうちのスピーカーで鳴らしたい! |
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閑話休題。先日インターネットを眺めていたら、DIYでスピーカースタンドを作った人の記事を見つけました。なんでも、サイズや色かたちを自分の好きに選択したかったそうです。組み立ての手間はかかるが、オーディオ用既製品と違いとても安上がりで、そして愛着もひとしおだという。 そして材料はすべてホームセンターで揃えたとの事です。 「いいね。オレもやってみようかな」と思うも、残念ながらDIYでスタンドをこしらえる腕前がある訳ではないので、それならば「雰囲気だけでも」と散歩がてら近くのホームセンターへ足を運びました。 あまり同意を得られた事は無いのですが、私はオーディオ道を歩むうえで、ホームセンターは無くてはならない存在だと思っています。なぜならホームセンターの中にはDIYでスタンドを作る他にも、オーディオに活用できちゃう物が実はたくさんあるのです。 今回のメルマガは「ホームセンター×オーディオ」。ホームセンターで見つける便利アイテムのお話です。 |
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というわけでホームセンターにやって来ました。ホームセンターといえばやたらと広い駐車場と無駄に高い天井。この解放感が堪りません。 この時はまだ夏休み中だったという事もあってか人が多く、店内を走り回る子供たちもいて何とも賑やかでした。隣の写真は人が写らないようタイミングを見計らって撮った奇跡の一枚。 そんな中をひとり気ままに歩き始め、最初に見かけたのは・・・ |
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メタルラックです。私も含め、オーディオ機器用に使っている人はけっこういます。 ポールと棚板の種類が豊富で、これなら要求にぴったりのサイズを選ぶのが容易。しかも棚板の高さは自由自在に変えられます。 オーディオ機器はサイズがいろいろなのでこういった機能的な魅力は大きいです。 |
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スピーカースタンドやオーディオボードにガタつきはありませんか。そんなちょっとした隙間に差し込めるゴムシートが1枚あれば安心です。 ゴムシートの品揃えはお店によってかなり差がありますね。0.5?厚以下の薄型から、1cm越えの分厚いものまであります。切り売りゴムロールがあるお店なら必要な分だけ買えるのでお得です。 |
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小型スピーカーのインシュレーターにピッタリなのが、この半球状のゴム足。 他にもキューブタイプの物や、小さいウッドブロック等もインシュレーターに好適です。それぞれの音の違いを聴き比べるのも一興。 |
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プラグ掃除に好適な「金みがきクロス」がありました。 力を入れすぎると金メッキが剥がれるので、そっと磨くのがコツです。長期間の通電でまっ黒に汚れたプラグをこのクロスで綺麗にしてあげてください。見違えるようにクリアな音になりますよ。 2枚入りで500円程度と安価なのも嬉しいですね。 |
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コンセントも売っていました。 材質や仕上げのクオリティはさすがにオーディオ用には遠く及びません。手に取った感想は「軽い!」 オーディオグレードのそれとは真逆ですね。 ここでは他にもプラグや銅線などが売っていました。オーディオアクセサリーコーナーと言えなくもない…? |
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DIYコーナーにやってまいりました。 DIYの必需品、工具の品揃えでホームセンターの価値が決まると聞いたことがあります。 工具コーナーがしっかりしている店舗は、どこを見ても安心していられるのは気のせいではないはず…。 |
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「見て見て!すごいネジ!これ全部ネジだよ!」 某アニメの珍台詞がリフレインするネジコーナー。 例えば天板やエンクロージャー蓋のネジを無くしても、この品揃えならどんなネジでも見つかりそう。私も以前中古で入手したアンプの天板ネジが紛失していたので、ここで新しく買い揃えました。オーディオ用途なら錆びにくく磁性のないステンレスタイプがオススメです。 |
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これは何でしょう…。本職の方でないと何に使う物なのかサッパリ分かりません。 しかし、この形状は外付けホーン後方のドライバー用台座にピッタリではないでしょうか。しかも高さ調節が可能。 |
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個人的に大好物の「金具」&「鋼材アングル」コーナーがこちら。業務用丸出しのメタリックな質感が眩しい。 フラットバーや各種ブラケットとの組み合わせであらゆるセッティングに対応。 我が家では映写用スクリーンの取り付けやサラウンドスピーカーの設置で活躍しています。折金具は角度がついているので、壁にネジ止めしても水平に板が取り付けられるのが特徴。工夫次第で設置の自由度が大きく変わります。 |
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大地震への警戒が呼び掛けられる昨今、家族とオーディオを守るためにも防災グッズコーナーには必ず足を運んで頂きたい。 写真は家具転倒防止用の突っ張りポール。他にもすべり止めなど、いろいろなグッズがありました。 |
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時を忘れるとはこの事。 ホームセンター散策の何と楽しい事か。時計を見ると、屋内売り場をひと通り見てまわったここまでで、1時間半ほど経過していました。 ひと休みついでにペットコーナーの子猫にご挨拶を…。 お昼寝中でした。 |
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さて、後半戦は屋外エリアです。 燃えるような太陽光線に耐えつつ、こまめに水分補給をしながら歩きます。 ここは金具コーナーに次いで大好きな「石材センター」。 |
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大型スピーカーのベースとして使っている人も多い煉瓦。素材としての密度はいまひとつですが、その十分な重さと適度なサイズが人気の理由かもしれません。 ひとくちに煉瓦と言っても種類はたくさんあります。同じサイズでも種類によって重さが倍以上違ったりする物もあります。煉瓦で選ぶなら私は耐火煉瓦の硬質な響きがお気に入り。 当然、スピーカーベースとして使用する場合は表面加工が平らな物が適しています。これはお店によって加工の品質に若干の差がある気がします。 |
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御影石を置いているお店はあまり多くないので見つけたらラッキーかも? オーディオボードばかりでは音が整い過ぎてつまらない。そんな時はセットの中の1枚だけでも御影石にしてみると音に変化が出ておもしろいかもしれません。比較的明るいキャラクターで、音に活気が生まれます。 こちらも煉瓦と同じく表面加工が綺麗なお店で購入することを勧めます。細かい砂粒が付着している事が多いので、使用前に水で洗い流し、天日干しで乾燥させましょう。 |
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さすがに一般個人で溜桝用コンクリート蓋を買う人間はいない? いいえ、ここにいます。私はこれをサブウーファーの天板に乗せ(ゴムシートと併用)エンクロージャーの鳴きを抑えていました。 箱鳴りが極限まで減少し、低域のクリアさが格段に向上。まるでスピーカーを買い替えたかのような効果でしたが、使用方法としては本来の用途から大きく外れているのでお勧めはしません。やるなら自己責任となりますのでご注意を。 |
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最後に訪れた資材コーナーには丈夫そうな木材がたくさん。 こういう木材などを加工してスピーカースタンドを自作できたら、さぞかし楽しいのでしょうね…。 |
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★工夫次第でこんな事もできる! 以前スピーカーを買い替えた時に困ったのが、スーパーツイーターの置き場所です。 天板が平らだったそれまでのモデルとは違い、外付けホーンタイプなので上に物が置けません。 |
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そこでホームセンターで入手した“金折”金具と・・・ |
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この棚受用ジョイント金具を組み合わせてホーンの上部に引っかけると・・・ |
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(思ったより写真が暗くなって申し訳ないですが・・・) サイズぴったりの台座が完成しました!作成所要時間5分。費用は1,000円以内。こんな便利アイテムはオーディオのカタログには載ってないですよ。 こういったアイデアを考えるのも「ホームセンター×オーディオ」の楽しみのひとつなのです。 今度ホームセンターへ行くときには、何が何処に利用できそうか、妄想しながら歩いてみてはいかがでしょうか。素敵なアイデアがひらめくかもしれませんよ。 それでは、今回はこの辺で失礼致します。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。 ハイファイ堂秋葉原店 北村 |