ブライアンのドラムは素晴らしい!生ブライアンの演奏を聴けただけで満足。ギターとB3オルガンの柔らかい音色に疾風迅雷のごとくキレがあるスティック捌きでメリハリをつけるかと思いきや、ピアニッシモで奏でるパフォーマンス。唸らされました。和太鼓を思わすドラムテクニックも面白い。温かな音色が心地良いB3オルガン。サム・ヤエル(org)は良い味付け役に徹していたようでした。演目が分からないものが多い中、中盤の“酒とバラの日々”は私にも分かりやすくスイング感に浸りました。アンコール曲、バートバカラックの“The World Needs Now Is Love” はディオンヌ・ワーウィックの円熟味のある歌声で耳馴染みの曲。イントロ部分で判ったものの巧みなアレンジで別物かと思わせました。