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レコマ君のジャズレコード独り言
PART-2 第35回目「後期のブルーノートのこと」
2008年8月29日 レコマ君
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「BLUE NOTE」の後期のことについて述べる。
オリジナルの「BLUE NOTE」の4200番以降のものについて述べます。
この4200番過ぎからが、「BLUE NOTE」の最後期に入るもので、前回述べたように色々な複雑な事柄が発生する時代になる。
まず「ラベル」で述べると、「BLP 4240」まで「NYC」の「MONO」ラベルが存在する。その後「BLP 4245」の「LIKE SOMEONE IN LOVE /ART BLAKEY &T.J.M.」が片面「NYC」、片面「LIBERTY」の「MONO」 ラベルが「NYC」の「MONO」盤のラストになる。
これ以降の「NYC」ラベルは「STEREO」になり、「MONO」盤は「LIBERTY」ラベルのみとなる。
このアルバムは「BST 84245」の「LIKE SOMEONE IN LOVE」。
「MONO」 盤は「BLP 4245」で片面「NYC」、片面「LIBERTY」で「NYC」ラベルの付いた最後の「MONO・オリジナル」盤になる。
「BLP 4248」過ぎで「NYC」ラベルは無くなり、「BLP 4250」からは完全に「LIBERTY」ラベルになる。(この番号の前にも「LIBERTY」ラベルのものも有るがこれはやはり混乱期の為かとも考えられる)「LIBERTY」では「STEREO」がメインで「MONO」盤は少数のものとなる。
基本的に「LIBERTY」のオリジナルでは、「STEREO」ラベルのみで「MONO」盤を探すとなるとプロモーション向けのジャケットで、「DJ」ラベルが貼られたものになるものが多い。
「BLP 4248」の「VIBRATIONS / THE 3 SOUNDS」で「LIBERTY」の「MONO」ラベル盤。
この盤の「NYC」ラベルでは「STEREO」しかないのだ。この前後のNO.はこのようになっている。
このジャケットは「LIBERTY」時代の特徴のアルバムNO.が"2つ”表示されていて、「STEREO」の部分は上に巻き込み、「MONO」NO.を残している。
ただ、上記番号の前から、「LIBERTY」のジャケットと思えるものが使用されている。
「NYC」時代のジャケットではアルバムNO.は楕円の「ロゴ」の中に表記されているのだが、「LIBERTY」時代のものはアルバムNO.を別の位置に表記している。
初期は「STEREO」NO.と「MONO」NO.の両方を印刷してあり、位置をずらすことで、「STEREO」と「MONO」とを使い分けている。
上側が「BLP 4222」の「MONO」盤。
ジャケット表紙は「MONO」NO.を表示している。
裏も「MONAURAL」側を表示している。
下側が「STEREO」のジャケット。
このアルバムは「NYC」アドレス盤だが「ジャケット」は「LIBERTY」時代のジャケット仕様だ。
このように上部に「STEREO」、下部に「MONAURAL」が印刷されたものを使い分けているジャケットは、このNO.前後で10数枚が存在すると考えられる。
前回ディスクでも結構ややこしい話だったが、「ジャケット」においてもややこしい。
この時期には「再発」盤も加わりよりややこしい。
この付近のこと「ラベル」と合わせ、次回もう少し掘り下げる。
♪今週の推奨盤♪
前回「映画」と「音楽部門」のこと述べましたが、当時劇場用に使用されていたのが「ALTIC」のスピーカーだったのだ。
ALTEC A-5
劇場用で舞台脇や、両脇上部に吊り下げられていた。
HIFI堂「過去情報データ-ベース」から引用
ALTEC A-7
HIFI堂「過去情報データ-ベース」から引用
「銀箱」と称された、「612A」タイプ。
HIFI堂「過去情報データ-ベース」から引用
これらの詳しいことは、HIFI堂の「オーディオ・ファン」の方が詳しいかと思うが、今回、取り上げてみました。
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