レコマ君のジャズレコード独り言 PART-3 第46回目 今週も「FANTASY RECORD」について。 2009年11月13日 レコマ君 レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/ |
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前回、「FANTASY RECORD」の変遷について述べましたが、これは、同レーベルの「オリジナル・ジャズ・クラシック=OJC」のシリーズの中のリイッシュされる「アイテム」と関連していると考えられる。 |
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このシリーズのカタログ・ナンバーは下記に示すように、「OJC 001」からスタートする。 |
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「ORIGINAL JAZZ CLASSICS」 series (12インチ) OJC 001 Milt Jackson Quartet OJC 002 The Modern Jazz Quartet - Concorde OJC 003 Gerry Mulligan - Mulligan Plays Mulligan OJC 004 Miles Davis - The Musings Of Miles OJC 005 Miles Davis - Dig OJC 006 Miles Davis - Miles OJC 007 Sonny Rollins - Worktime OJC 008 Stan Getz/Zoot Sims/Al Cohn - The Brothers OJC 009 Sonny Stitt With Bud Powell And J.J. Johnson OJC 010 Thelonious Monk Trio |
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上記のように、まず「PRESTIGE」盤のリイッシュからスタートする。 OJC 024 Thelonious Monk Plays The Music Of Duke Ellington が「RIVERSIDE」盤の最初のリイシュ・アルバムになる。 その後、 OJC 238 Barney Kessel, Vol. 2 - Kessel Plays Standards OJC 239 Buddy Collette - Man Of Many Parts から「CONTEMPOLARY」盤が登場してくる。 |
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次の300番台になると、 OJC 371 Ray Bryant - Montreux '77 OJC 372 Tommy Flanagan - Montreux '77 OJC 373 Roy Eldridge 4 - Montreux '77 の「PABRO」盤が発売される。 OJC 385 V.A. - The Jam Sessions: Montreux '77 まで「Montreux '77」の録音ものがリリースされている。 |
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「オリジナル・ジャズ・クラシック」の最初期のもの。 上左から OJC 009 「Sonny Stitt With Bud Powell And J.J. Johnson」 OJC 018 「Art Farmer/Donald Byrd - 2 Trumpets」 OJC 105 「Cannonball Adderley/Bill Evans - Know What I Mean?」 これらには、厚紙ジャケットの初期盤が存在している。この厚紙ジャケ盤の「音」の「鮮度」と「音数」の違いは、色々な方からの反響で再認識をしているのだが。 |
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これは「OJC」の「CONTEMPOLARY」盤。「ハンプトン・ホース VOL−1」と「ハンプトン・ホース VOL−3」。これらも「音」はよく出来ている。 |
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この「OJC=オリジナル・ジャズ・クラシック・シリーズ」は、「OJC 499」まで続き、500番台は「OBC=オリジナル・ブルース・クラシック」のリリッシュ・アルバムになる。 |
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この間に、「CD」も「同ナンバー」で発売が始まるのだが、「音」的には「アナログ」が勝っているように考えている。また、同様の評価をするコレクターの声を多く聞く。 |
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次ぎの「OJC」の600番台は「OJC 1109」盤まで続き完了する。 これに続き「Original Jazz Classics Limited Edition=OJC リミテッド・エディション」シリーズが「1700」番から「1957」番まで発売される。 |
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「OJC・リミテッド・エディション」シリーズ品。 OJC 1713 「Barbara Lea」 OJC 1743 「John Wright - South Side Soul」 のレアアルバム。 |
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次回「パブロ」盤と「デビュー」盤のリイッシュ・アルバムを紹介します。 |
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今回の「今週の推奨盤」 今週は「TOM WAITS」のこと。 |
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今、テレビで放映されている、山崎豊子の「不毛地帯」の「エンディング・テーマ」に使用されている、“酔いどれ詩人”の異名を持つ孤高のシンガーソングライター/俳優、トム・ウェイツの名曲「トム・トラバーツ・ブルース」を収録の「CD」です。 |
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トム・ウエイツは'70年代にデビューした「シンガー・ソング・ライター」でこのアルバムがデビュー盤(レコードを探したが見つからず、「CD」を入手)になるもの。 このアルバムではまだ今のように「個性的」には唄っていないが、片鱗を感じさせる。 |
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そして、「レコード」をとにかく入手をと、探したのが上記のアルバム。このアルバムでは現在のような個性的」な唄い方になっている。 このジャケットは汚れているのではなく、このような「汚れたデザイン」なんですね。 |
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上記の「トム・トラバーツ・ブルース」は何か「デクスター・ゴードン」の晩年とダブって聴こえるものが感動的で、「CD」まで買ってしまったわけです。 |
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