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レコマ君のジャズレコード独り言
PART-3 第67回目 今週は「PRESTIGE」の「ブルー・ラベル」のこと。
2010年4月9日 レコマ君
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今回は、「PRESTIGE」の後期の「ラベル」について述べます。
「PRESTIGE」の「ブルー・ラベル」に関してのリクエストが有りましたので、今回から「PRESTIGE」の後期の「ラベル」の変遷を述べます。
12インチ時代の「PRESTIGE」レーベルは、「黄色/黒・ラベル=イエロー・ラベル」で「7001番」の「NYC」ラベルから始まり、「7142番」から「MJ」ラベルに変わる。次に、
「PRESTIGE」の「7325番」過ぎから、「ブルー・ラベル」に変わっていく。
以前にこの「NYC」、「NJ」ラベルについては述べたので、今回は「ブルー・ラベル」時代以降のラベルについて、掘り下げて述べます。
上左が「NYC」のイエロー・ラベル。右が「NJ」のイエロー・ラベル。
「PRESTIGE」の「7150番」から「NYC」ラベル盤が「NJ」盤でリイッシュされるものが結構ある。同様に「7300番」過ぎの「ブルー・ラベル」に於いても、「ブルー・ラベル」がオリジナルになるものと、「再発」になるものがある。
今回はこの「ブルー・ラベル」にもいろいろなものがあるので、まず、その数々を紹介します。
この「PRESTIGE」を象徴する「ロゴ」を「トライデント」と称する
大きく分けて、この「トライデント」の位置が、「右横」にあるものと、「ラベル・センター・上部」に有るものとに分けられる。この時期まではまだ「インディペンデント・レーベル」としてのコンセプトを堅持していたが、その終焉はそこに近寄っていた。
上左が「PRESTIGE」の「トライデント」ロゴ。 右が、「丸 ・仕様」の「トライデント」ロゴ。
この「ブルー・ラベル」の「右横・トライデント」にも2種類ある。少し灰色かかった「ダーク・ブルー」のラベル。と、濃紺の「ブルー・ラベル」が有る。
上左が「ダーク・ブルーのラベル」。右が濃紺の「ブルー・ラベル」。
このアルバムは「LIVE ! / RED GARLAND」で「PRESTIGE」の傍系の「NEW JAZZ」レーベルだが、最後期になると、「紫・ラベル」がなくなり、「ブルー・ラベル」でリリースする。NO.は「NEW JAZZ」レーベルの「NJLP」でリリースされている。このオリジナルNO.は「NJLP 8326」で「NEW JAZZ」のNO.になっている。
次に「丸・ロゴ」の中に「トライデント」と「STEREO」の文字が入っているモノが、センター・上部にある「ブルー・ラベル」。
後期の「ブルー・ラベル」はほとんどがこのタイプ。ただ、「STEREO」に関しては、リマスターで「擬似ステレオ」のものと、マスターから「STEREO」で録音したものが存在している。
これは「丸・ロゴ」ラベルのもの。これのオリジナルは「PRESTIGE」PRLP 7134 の「DVERSEAS」の再発になるもので、「VANGELDER」刻印入りのものだ。
戻って、初期の「右横・トライデント」の「ダーク・ブルー」ラベルでも、「MONO」盤と「STEREO」盤が有る。上記の左が「MONO」で右が「STEREO」のラベルとジャケット。この「ラベル」のアルバムは基本的に「オリジナル」盤と考えてよい。
この「ダーク・ブルー」ラベル盤はまず、「オリジナル盤」と考えてよいが、同じ盤で「濃紺・ラベル」の「右横・トライデント」盤もある。時期的には「ダーク・ブルー」ラベルの方が先にリリースされたものと考えられる。
上左が「ダーク・ブルー」の「STEREO」盤のラベル。 右が、「濃紺の右横・トライデント」の「STEREO」盤のラベル。
上記のように、「ブルー・ラベル」にもいろいろなものが有って、オリジナルと判定されるものと、再発盤と考えられるものがある。
「丸・ロゴ」ラベル盤においても、それで「オリジナル」になるものと、「再発盤」になるものとがあって、各「アイテム」で判断をせざるを得ないわけだ。
その付近について、次回とりあげて、話したいと思う。
又、「ブルー・ラベル」に次いで、出てくる「紫」ラベル、や、「草色=グリーン・ラベル」について述べます。
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