レコマ君のジャズレコード独り言 2012年02月10日 レコマ君 「BLUE NOTEの後期」(5) レコマ君へのお問い合わせはこちらから mailto:mifumi@tb3.so-net.ne.jp |
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後期「BLUE NOTE」について。(5) 今回は、この時期のオリジナルになる数枚のアルバムから紹介します。 |
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この時期は「LOU DONALDSON=ルー・ドナルドソン」に代わり「STANLEY TURENTINE=スタンレー・タレンタイン」がが面白いとされているが。 それでもやはり「ルー・ドナルドソン」の楽しい「アルバム」がリリースされている。 |
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BST 84271 MR. SHING-A-LING / LOU DONALDSON Blue Mitchell (tp -2/5) Lou Donaldson (as) Lonnie Smith (org) Jimmy Ponder (g) Leo Morris (d) 1967 録音 これも「LIBERTY」オリジナルで、プレスも「LIBERTY」と思える。「ギザ盤」が出てくることで確かと思える。 特徴的なのは、「ピアノ」に代わり「オルガン」が入っていること。 「オルガン・ジャズ」と言わせない「ブルー・ノート・ジャズ」だ。 |
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BST 84280 MIDNIGHT CREEPER / LOU DONALDSON Blue Mitchell (tp -2/5) Lou Donaldson (as) Lonnie Smith (org) George Benson (g) Leo Morris (d) 1968年レコーディング ここでも「ブルー・ミッチェル」もよい。このアルバムのジャケットはまだ、二つ折れの「ホールド・ジャケット」になっている。(確かではないが、「シングル・ジャケット」も出てくるとのこと) このアルバムでは人気の「George Benson=ジョージ・ベンソン」が参加したこと。良い出来です。 |
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BST 84359 PRETTY THINGS / LOU DONALDSON Blue Mitchell (tp) Lou Donaldson (el-as, vo) Lonnie Smith (org) Melvin Sparks (g) Jimmy Lewis (el-b) Idris Muhammad (d) 1970年 1月 のレコーディングと、 Blue Mitchell (tp) Lou Donaldson (el-as) Leon Spencer Jr. (org) Ted Dunbar (g) Idris Muhammad (d) 1970年 6月 のものとで出来ている。 どちらにも「ブルー・ミッチェル」が参加しているが、スタイルは「ファンク」スタイルになっていく。それでもこのアルバムなどは「ブルー・ノート・ジャズ」だ。 |
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次に「Stanley Turrentine =スタンレー・タレンタイン」のアルバム。 |
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BLP 4256 THE SPOILER / STANLEY TURRENTINE Blue Mitchell (tp) Julian Priester (tb) James Spaulding (as, fl) Stanley Turrentine (ts) Pepper Adams (bars) McCoy Tyner (p) Bob Cranshaw (b, el-b) Mickey Roker (d) Joseph Rivera (shaker, tamb -1/3) Duke Pearson (arr) 1966 の録音 このアルバムの特徴は「ピアノ」に「マッコイ・タイナー」が参加しているが、「アレンジ」を「デューク・ピアーソン」がしていることだ。 以前にも述べたことがありますが、「BLUE NOTE」の後期には、「Duke Pearson」が「プロでユース」することを述べましたが、これなどもその一枚だ。 |
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BST 84268 EASY WALKER / STANLEY TURRENTINE Stanley Turrentine (ts) McCoy Tyner (p) Bob Cranshaw (b) Mickey Roker (d) 1966年 録音 このアルバムはピアノに「マッコイ・タイナー」が参加しており、「新主流派」的なサウンドだ。 「タレンタイン」のワンホーンだけに「聴き応え」がある。 |
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BST 84336 ANOTHER STORY / STANLEY TURRENTINE Thad Jones (flh -1,2,4,5) Stanley Turrentine (ts) Cedar Walton (p) Buster Williams (b) Mickey Roker (d) 1969 のレコーディング。 「サド・ジョーンズ」が3曲に入っているのが良い。「フルゲルー・ホーン」を持っているが、温かみのあるサウンドで、この時代でもまだ活躍しているのだ。 |
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BST 84298 Always Something There / Stanley Turrentine Burt Collins (flh) Jimmy Cleveland (tb) Dick Berg, Jim Buffington (frh) Jerry Dodgion (as, fl, cl) Stanley Turrentine (ts) Jerome Richardson (ts, fl, cl) Hank Jones (p) Barry Galbraith (g) Bob Cranshaw (b, el-b) Mel Lewis (d) Thad Jones (arr) 10 strings overdubbed on, incl. Gene Orloff (vln) 1968録音 このアルバムは上記のほかにもう2つのセットが録音されている。 編成は大きいがメンバーも結構面白い。 又このアルバムは、「カンガルーパック」の「ホールド・ジャケット」だ。 |
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次回は「オルガン・ジャズ」の範疇のアルバムを主に述べますが、上記の「ルー・ドナルドソン」らのものもある。 特に「ロニー・リストン・スミス」らのグッド・アルバムを取り上げたく思っています。 |
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