レコマ君のジャズレコード独り言 2012年06月22日 レコマ君 「特番」 「BLUE NOTE LT・シリーズ」に関して。(3) レコマ君へのお問い合わせはこちらから mailto:mifumi@tb3.so-net.ne.jp |
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「BLUE NOTE」の後期に存在する「LT・シリーズ」のに関して続けます。 |
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前回紹介した「マイケル・カスクーナ」の「LT・シリーズ」が近年、復刻されている。 今回はそれらを紹介するのですが、初期は「通常盤」で復刻されたが、中期以降は「重量盤」で製作されている。 |
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それらの特徴は「ジャケット」が「キング・レコード」から「未発表・シリーズ」等々で発売された「ジャケット・デザイン」で発売されていることだ。 |
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通常、それらは「輸入盤」又は、「重量盤」と称されて、分別されている。 これらの版権がどのようになっているのか、定かでないが、これらの発売のリストを観ていると、日本向けと思われる企画を感じる。 |
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又、これらは「キャピトル」グループから復刻された「クラシック・レコード」とは異なっている。新品価格でも「クラシック・レコード」よりも安価で発売されている。 時期的には2000年ごろから発売されていると考える。 |
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上記のように復刻された「輸入盤」の「LT・シリーズ」のモノの「アルバム・NO.」は「LT・シリーズ」の番号がクレジットされている。 |
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上記の原盤は、「LT 995 A SLICE Of THE TOP / HANK MOBLEY」 Lee Morgan (tp) Kiane Zawadi (euph) Howard Johnson (tu) James Spaulding (as, fl) Hank Mobley (ts, arr) McCoy Tyner (p) Bob Cranshaw (b) Billy Higgins (d) Duke Pearson (arr) 1966年 録音 このジャケットは「キング」からリリースされたものと同じだが、「アルバム・NO.」は原盤の「LT‐995」になっている。 |
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次は、「LT 987 SONIC BOOM / LEE MORGAN」 で、Lee Morgan (tp) David Newman (ts) Cedar Walton (p) Ron Carter (b) Billy Higgins (d) 1967 年の録音。 |
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上記は、「LT 1045 THINKING Of HOME / HANK MOBLEY」」 Woody Shaw (tp) Hank Mobley (ts) Cedar Walton (p) Eddie Diehl (g) Mickey Bass (b) Leroy Williams (d) 1970年 録音。 |
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これは前回オリジナルの「LT」盤も紹介しました、「LT 1058 TOM CAT / LEE MORGAN」 Lee Morgan (tp) Curtis Fuller (tb) Jackie McLean (as) McCoy Tyner (p) Bob Cranshaw (b) Art Blakey (d) 1964年 レコーディング。 |
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上記のほかにも結構多くの「LT・シリーズ」の輸入盤が発売されている。 コレクターにとっては「キング盤」の方が人気も有って、高い価格で店頭に出ている。 「オークション」でも「グラント・グリーン」の人気盤等は高値になる。 聴くための「音源」としては上記の「輸入盤」も捨てがたいものがある。 |
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次ぎに、これらの「LT・シリーズ」のプロデュースをした「マイケル・カスクーナ」が興した「MOZAIC RECORD=モザイク・レコード」について述べます。 |
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「マイケル・カスクーナ」は「ブルー・ノート」の未発表録音の発掘作業と合わせて、「プレーヤー」のコンプリート物を「モザイク・レコード」から結構リリースしている。 下記に紹介する「BOX」ものはそれらのコンプリート物で、10アイテムを超えてリリースされていると推される。 又近年では「CD」でも発売されているようだ。 「マイケル・カスクーナ」はそれまでは種々のレーベルに従事していたが、1975ごろから上記の発掘作業を行うようになり、1983年に「モザイク・レコード」を立ち上げ、'85年ごろから「ボックス」物をリリースする。 |
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上記は中でも貴重な「TINA BROOOKS」の「ブルー・ノート」でのセッションのコンプリート・ボックス 品。 この中には「BACK TO THE TRACKS / TINA BROOKS」も含んでいる。 4枚組の「ボックス」品で、この「BACK TO THE TRACKS」を含んでいるだけでも高価値だ。 |
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これは「東芝EMI」が特典盤でジャケットをつけて世に出したものだ。 「BACK TO THE TRACKS / TINA BROOKS」 Blue Mitchell (tp) Jackie McLean (as) Tina Brooks (ts) Kenny Drew (p) Paul Chambers (b) Art Taylor (d) 1960年のモノが主体になっている。 |
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これは「HORACE PARLAN」の「BLUE NOTE」セッションをコンプリートしたもの。 8枚組で「重量ディスク」の「BOX」品になっている。 この中には「BLP 4037 US THREE / HORACE PARLAN」 Horace Parlan (p) George Tucker (b) Al Harewood (d) 1960年 録音 が含まれている。 この「US THREE」は外盤での再発物はこれのみで、音も良く出来ている。 |
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次回は、輸入盤の復刻盤にあわせ、「マイケル・カスクーナ」の「モザイク」盤をもう少し紹介します。 |
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