レコマ君のジャズレコード独り言 2012年08月31日 レコマ君 「BLUE NOTE」最終期の「セカンド・イッシュ・アイテム」について。 レコマ君へのお問い合わせはこちらから mailto:mifumi@tb3.so-net.ne.jp |
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今回は「BLUE NOTE」最終期、「UNITED ARTISTS」時代にリイッシュされたアルバムで「セカンド・イッシュ」と思われる 「アルバム」をとりあげて述べます。 |
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「BLUE NOTE」の「LP」時代は「1500番台」から「4000番台」の数百アイテムがリリースされるが、「ファースト・イッシュ」のモノのほかに「セカンド・イッシュ」、「サード・イッシュ」等、何回もリイッシュされる「アイテム」が存在している。 |
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最初期は「レキシントン・アドレス」の「フラット・ディスク」、もっといえば、「額縁・ジャケット」等々その「ステイタス」を全て有したものを「オリジナル」の「本物」とすると、それらのどれかが欠けたものは、厳密に言えば「セカンド」と区別される。 |
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「レキシントン」の次が「丁目盤」と称される「47West 63rd・アドレス」になるが、これも「R =レジスター・マーク」の「無し&有り」のモノに推移する。 ここも「R」無しのもにが「R」つきでリイッシュされるものがある。 又「23」付きのモノや「フラット・ディスク」から「グルーブ・ガード」盤なども「ステイタス」の対象となってくる。 |
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次ぎに「NYC」ラベルのもになる。この時代にもかっての「レキシントン」、「丁目盤」がリイッシュされるものがある。 |
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「インディペンデント・レーベル」であった「BLUE NOTE」が「LIBERTY」に買収された折にかなりの「アイテム」が「リバティー・レーベル」でリイッシュされる。 これらの中には「STEREO」がメインだが、「MONO」盤で再発されるものもある。 当然「LIBERTY」がオリジナルとなるもの有るが、ここにも「MONO」でイッシュされているものもあるが、ほとんどは「STEREO」になっている。 |
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この「LIBERTY」時代にもリイッシュされずに、次の「UNITED ARTISTS」時代になって、リイッシュされる「アイテム」がある。 「BLUE NOTE」が「LIBERTY」から「UNITED ARTISTS」に移行した折に初めてリイッシュされるものは、「セカンド・イッシュ」盤(セカンド盤)と称せられる。 今回はそれらのアイテムを紹介します。 |
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「BLP 4018 DAVIS CUP / WALTER DAVIS Jr.」 Donald Byrd (tp) Jackie McLean (as) Walter Davis Jr. (p) Sam Jones (b) Art Taylor (d) 1959年 録音 |
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最もよく知られているものが上記のアルバム。 「4000番台」のモノでは結構まれであるが、これは「UNITED ARTISTS」ラベルの「セカンド盤」だ。 オリジナルは「丁目」盤の両溝有りだが、これ以降「ユナイト盤」までリイッシュが無いのだ。 |
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「BLP 1515 JUTTA HIPP AT THE HICKORY HOUSE, VOL.1」 「BLP 1516 JUTTA HIPP AT THE HICKORY HOUSE, VOL.2」 Jutta Hipp (p) Peter Ind (b) Ed Thigpen (d) 1956年 録音 |
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上記は「1500番台」のモノで、このアルバムも「レキシントン」以来「ユナイト・レーベル」までリイッシュされていない。 余談だが、オリジナルで「VOL-1」は「額縁ジャケット」だが「VOL-2」には「額縁ジャケット」がでてこない。 |
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「BLP 1530 JUTTA HIPP WITH ZOOT SIMS」 Jerry Lloyd (tp) Zoot Sims (ts) Jutta Hipp (p) Ahmed Abdul-Malik (b) Ed Thigpen (d) 1956年 録音 |
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これも「ユタ・ヒップ」と同じ英国の「ズート・シムス」とのアルバム。 このオリジナルは「レキシントン・ラベル」で「フラット・ディスク」だが、その後の「丁目盤」、「NYC 盤」、「LIBERTY盤」も見ていないことから、「UNITED ARTISTS」は「セカンド・イッシュ」と考えてよいでしょう。 |
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「BLP 1536 J.R. MONTEROSE」 Ira Sullivan (tp) J.R. Monterose (ts) Horace Silver (p) Wilbur Ware (b) Philly Joe Jones (d) 1956年 録音 |
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この「J.R. Monterose」もオリジナルは「レキシントン・ラベル」で「フラット・ディスク」等々だが、その後上記のモノまで、途中でリイッシュされていないと考えられる。したがってこれは「セカンド・イッシュ」盤と評価できるでしょう。 |
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次回もこの「UNITED ARTISTS」時代にリイッシュされた、「セカンド盤」の位置にあるアイテムを紹介します。 特に「MONO盤」でリイッシュされたものを主に紹介します。 |
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♪「今週の推奨盤」♪ |
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「PRESTIGE」の後期に「草色・ラベル」(グリーン・ラベル)で結構リリースされている。この「草色・ラベル」は音も良く出来ているし、「VANGELDER」スタンパー盤は又ベクトルの大きいものがある。 多分「西海岸」での「プレス」になるものと考えるが、いろいろな「アイテム」が見つかっている。 「推奨盤」で紹介していきます。 |
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「PR 7456 SHIRLEY SCOTT/DON PATTERSON/EDDIE "LOCKJAW" DAVIS - STOMPIN'」 Eddie "Lockjaw" Davis (ts) Shirley Scott (org) Wendell Marshall (b) Arthur Edgehill (d) Ray Barretto (cga) 1960年 録音 Ronnell Bright (p) Shirley Scott (org) Wally Richardson (g) Peck Morrison (b) Roy Haynes (d) 1961年 録音 |
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「草色・ラベル」で「コーティング・ジャケット」(多分ステレオのオリジナル・ジャケットと思える)のもの。ソニー・スティットがジャック・マクダフのオルガンと組んだ「ファンク・ジャズ」のグッド・セッションだ。 |
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「PR 7835 GO POWER!!! / ARNETT Cobb/EDDIE "LOCKJAW" DAVIS」 Arnett Cobb, Eddie "Lockjaw" Davis (ts) Wild Bill Davis (org) George Duvivier (b) Arthur Edgehill (d) 1959年 録音 |
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先のモノでもブローしていた、「エディー・ロックジョウ・デイビス」と一緒にブロー・アウトする「ホンカー・ジャズ」。 これも「ブルーの丸ロゴ」ラベルがオリジナルだが、材質的にはこの「草色・ラベル」の方が材質ノイズが少ないと考える。 |
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次回は「VANGELDER」スタンパーのモノをとりあげます。 |
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