レコマ君のジャズレコード独り言
2013年01月11日 レコマ君
今回は、「新年特別号」(2) です
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今回は「A LOVE SUPREME=至上の愛 / JOHN COLTRANE」のことを述べます。
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「A LOVE SUPREME = 至上の愛」のアルバムがイッシュされた前後の事から、「コルトレーン」が「宗教色」の強い「アルバム」がレコーディングされ、没後「発掘盤」として発売されたもの等々含め、「A LOVE SUPREM」がどのようなレコーディングの意味を持つのかを検証します。
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「コルトレーン」の「ディスコグラフィー」を視ると「1951年」から「IMPULSE」のレコーディングが始まり、「1962年」、「1963年」と、「'64年」は少ないが、「1965年」が最も多くのレコーディングがされている。 この中で「A LOVE SUPREME」は「1954年」のレコーディングの作品だ。
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「A LOVE SUPREME / JOHN COLTRANE」 IMPULSE A 77
John Coltrane (ss, ts) McCoy Tyner (p) Jimmy Garrison (b) Elvin Jones (d) 1964年 12月 レコーディング。
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作品は4部構成になっており邦題で下記のようになっている。
パート1:承認 -- Part 1--Acknowledgement パート2:決意 -- Part 2--Resolution パート3:追求 -- Part 3--Pursuance パート4:賛美 -- Part 4--Psalm この「パート-1」で「A love supreme」が祈りのように合唱される。
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この「A LOVE SUPREME / JOHN COLTRANE」の翌年から「宗教色」の強い作品がレコーディングされている。
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「Kulu Se Mama / John Coltrane」 Impulse A 9106
1965年 1月録音のモノと、「Kulu Se Mama」は 1965年 10月のレコーディング。
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この作品も「コルトレーン」没後に発売されたもの。 ここでも「クルセ・ママ」とボイスが入る。「精神性」の入ってくる作品。タイトル曲「Kulu SE MAMA」のメンバーはDonald Garrett (bass clarinet, bass) John Coltrane, Pharoah Sanders (tenor sax) McCoy Tyner (piano) Jimmy Garrison (bass) Elvin Jones (drums) Frank Butler (drums, percussion) Juno Lewis (vocals, percussion) 1965年 レコーディング。 この「Donald Garrett」は「エリック・ドルフィー」のこと。
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「OM / JOHN COLTRANE」 Impulse A 9140
Joe Brazil (flute) Donald Garrett (bass clarinet, flute) John Coltrane, Pharoah Sanders (tenor saxophone) McCoy Tyner (piano) Jimmy Garrison (bass) Elvin Jones (drums) unknown (percussion) unknown (voice) 1965年レコーディング。
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この作品も宗教色の強いアルバムで、「パート-1」と「パート-2」で構成されている。
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「ASCENSION / JOHN COLTRANE」 Impulse A 95
Freddie Hubbard, Dewey Johnson (trumpet) Marion Brown, John Tchicai (alto saxophone) John Coltrane, Pharoah Sanders, Archie Shepp (tenor saxophone) McCoy Tyner (piano) Art Davis, Jimmy Garrison (bass) Elvin Jones (drums) 1965 録音
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「MEDITATIONS / JOHN COLTRANE」 ImpulseA 9110 John Coltrane, Pharoah Sanders (tenor sax) McCoy Tyner (piano) Jimmy Garrison (bass) Rashied Ali, Elvin Jones (drums) 1965レコーディング。
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同じ1965年のレコーディングだがこのアルバムと「ASCENSION」(邦題=神の園)はフリー・ジャズ真っ只中の精神性豊かな作品になっている。 この「ASCENSION」(邦題=神の園)について、「エディション-1」と「エディション-2」が有り、ことについては次回に詳しく述べます。
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まだ「インパルス」の「コルトレーン」の精神性を求めた作品が有り、次回取り上げて述べます。
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メールはこちら。 mailto:mifumi@tb3.so-net.ne.jp
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