レコマ君のジャズレコード独り言 2013年12月27日 レコマ君 「2013年 総集編」 |
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2013年も残り少なくなってきました。 皆様の「ミュージック・ライフ」は如何だったでしょうか。 今回は、今年述べてきました中から、ピック・アップしたものを再度紹介します。 |
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今年度の前半は「ピアノ・トリオ」に関するものを結構とりあげて述べたと思います。 ただまだまだ「ピアノ・トリオ」の好い「アルバム」や、レアな「アルバム」が残っています。それらは後の機会に述べたく考えています。 |
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「レコマ君」の好きな「ピアニスト」がその対象になっていたように思うが、「ピアノ・トリオ・アルバム」はやはり面白いモノが多いと思っています。 まず、今年の前半の「ピアノ・トリオ・アルバム」の中からまず述べます。 まず、最初は「Red Garland=レッド・ガーランドのアルバムからですね。 |
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「WHEN THERE ARE GREY SKIES」 PRESTIGE PRLP 7258 Red Garland (p) Wendell Marshall (b) Charlie Persip (ds) 1962年の録音 |
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このアルバムは田舎に戻っていた彼を引っ張り出して、レコーディングをしたもの。この録音の後、また’71年まで故郷に戻っていて、レコーディングをしていない。 このアルバムのベスト・トラックは「St. James Infirmar」で、「チャーリー・パーシップ」のスネア・ドラムの入るくだりが素晴らしい出来の演奏になっている。 「Sonny Bo」邦盤のタイトルにもなったトラック。ガーランドのガーランドらしい演奏だ。 このアルバムは「PRESTIGE」のかなり後期の時代のモノで、ラベルは「YELLOW」。「DG=溝有り」も出てくるようだが、「溝なし」でオリジナルとされている。 |
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「SOUTH SIDE SOUL / JOHN WRIGHT」 PRESTIGE PRLP 7190 John Wright (p) Wendell Roberts (b) Walter McCants (ds) 1960 録音 |
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「PRESTIGE」でのファースト・アルバム。「NJ」アドレス・ラベルがオリジナル。 このアルバムは「ファンタジー」社からのリイッシュなっている。国内盤での復刻はされていない。 「PRESTIGE」のなかではベストの内容と思っている。 |
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「PREFACE / MORRIS NANTON」 PRESTIGE PR 7345 Morris Nanton (p) Norman Edge (b) Oliver Jackson (ds) 1964年 録音 |
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上記は「PRESTIGE」での初リーダー・アルバムの「MONO盤」オリジナル。 この時期は、「ブルー・ラベル」の「右・トライデント」のロゴがオリジナル。ジャケットもコーティング・ジャケットになる。 「モーリス・ナントン」は「ワーナー・ブラザース」レコードに 2 枚レコーディングがあるが、この「PRESTIGE」の方がはるかにブルージーで、素晴らしい。 |
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「We THREE ROY / HAYNES WITH PHINEAS NEWBORN, PAUL CHAMBERS」 New Jazz NJLP 8210 Phineas Newborn (p) Paul Chambers (b) Roy Haynes (ds) 1958年 録音 |
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これは「PRESTIGE」の傍系レーベルの「NEW JAZZ」に、「Roy Haynes」名義で残したも の。粘っこいブルースの「After Hours」が素晴らしい。 このアルバムは「フィニアス」のレコードといってもよいかと! |
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「ONE FOR FUN」 ATLANTIC 1329 Billy Taylor (p) Earl May (b) Kenny Dennis (ds) 1959年 録音 |
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これもオリジナルは「黒・ラベル」のモノ。 先のモノと併せてこの「アトランティック」の2枚は結構「聴き応え」のある内容だ。 国内盤でも復刻されているので、嬉しいことだ。 |
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次ぎに今年の後半での「マイ・フェバリット・アルバム」の中から。 やはり最初になるのは「レッド・ガーランド」がらみのモノ。 |
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「SOUL JUNCTION」 PRESTIGE 7181 R.GARLAND p J.CORTLANE ts D.BYRD tp A.TAYLOR ds g.JOYNER b 1957年 録音 |
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これもガーランドの長いイントロをフィーチャーしたナンバーが入っている。 ガーランドの長いイントロが何コーラスも続く間、コルトレーンとバードが「まだかまだか」と待っている姿が眼に浮かぶ。 |
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次ぎになるのはやはり「John Coltrane=ジョン・コルトレーン」のアルバム。 選ぶのに悩みましたが。やはり「IMPULSE」時代のモノ。 |
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「LIVE At BIRDLAND」 IMPULSE A 50 John Coltrane (ss, ts) McCoy Tyner (p) Jimmy Garrison (b) Elvin Jones (ds) 1963年 録音 |
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'64年までの「アルバム」の中でも屈指のモノ。 中でも「Afro Blue」の構成は秀逸で、「マッコイ」のピアノの終わりに「エルビン・ジョーンズ」のバスドラが「入道雲」のように沸き立ち、「コルトレーン」が現れるのはいつ聴いても感動的だ。 この資料は「プロモ向け」の「白ラベル」。このラベルで入手したのはこれのみ。 基本的に「IMPULSE」レーベルは「STEREO」が売りのレーベルなので「MONO」盤を「プロモ仕様」で配ったのではないかと考える。 |
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「CRESCENT」 IMPULSE A 66 John Coltrane (ss, ts) McCoy Tyner (p) Jimmy Garrison (b) Elvin Jones (ds) 1964年 録音 |
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これも「レギュラー・カルテット」のアルバムで、「バンゲルダー・スタジオ」でのレコーディング。 それだけに「ライブ」とまた違った「味」のある演奏が多い。 「マトリックス」から視てもほとんどは「ワンテイク」で収録していると思われる。「即興性」を大切にしていたことが伺える。 |
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「マイ・フェバリット・アルバム」は独断と偏見で選んだものですが、本当はもっと、もっとあるのです。 今回は「ブルー・ノート」のアルバムが少なかったと思いますが、同レーベルはほとんどのものが復刻されており、その意味で今回は余り取り上げなかったのです。 もちろん、そのどれもが素晴らしく、創設者の「フレッド・ライオン」の「想い」を感じるものばかりなのだが、それらは「オリジナル」かそれに「準ずるモノ」でないと肌には感じないと思っているので、余りとりあげなかったのです が! |
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本年もあと数日ですが、皆様にも「よいお年でありますように」を祈念しまして、又「よいミュージック・ライフ」でありますように… '14年もどうぞ宜しくお願いいたします。 |
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