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どうも〜、こんにちはサービスの伊東です.えーと前回は、コンデンサとトランジスタの動作原理や良否チェック方法について書きましたがいかがでしたでしょうか?
で、今回は何をネタにしようかと考えましたが本当に悩みます.毎回こう悩むわけなんですが...というわけで、今回は修理完了したパイオニアのM-73の修理の全容?と出力パワーリレーの動作の仕組み.構造にせまっていきたいと思います.
左写真を見ていただければ、わかりますが、電解コンデンサを交換しています.電解コンデンサは、年数が経つと、経年劣化で液もれや、容量抜けがあるため、交換しました.
容量が抜けると、低音の量感が減り、音抜け立ち止まりが悪くなります.
フィルムコンデンサやスチロールコンデンサ等にはないのですが、オイルコンデンサや電解コンデンサは電解液が外部に漏れ容量抜けします.
電源部に近く容量の大きいコンデンサ、それから膨張しているコンデンサを中心に交換しています.右写真が、交換した後のメイン部の基盤です.う〜ん、わかりづらいなー.
コンデンサのハンダ付けは、簡単そうに見えてなかなか奥が深いものがあります.注意すべき点は、なるべく長時間ハンダを付けず、必要な分を一気に流し込みます.それから、コンデンサが温められている内はリード線を動かさないこと!内部で変形してしまう恐れがあるためです.大体、10〜20秒は動かさないようにします.そして外部から強い衝撃を与えない様に気をつけます. それから電解コンデンサを取り付ける際に、絶対に極性を間違えないことです.
じゃあ、次はリレーの方にいってみましょう.
では、リレー(Relay)の解説をしていきます.まずリレーとはどういうものなのか、写真を見てもピンときませんよね.プリメインアンプで、電源を入れて数秒後に「カチッ」という音を耳にしたことがあると思います.それがリレーが動作しているということです.リレーとは次のように定義されています.
「あらかじめ規定した電気エネルギーの有無、大小、その他の形態を識別して、他の電気回路の開閉を制御する機能を有する電気機器である」と.要するに、一般的なリレーは電磁リレーをさし、電磁石の力でスイッチを開閉する電気部品です.
リレーの基本的な構造を理解するのに2枚の写真を用意しました.左の写真は、M-73の出力リレーでまだ基盤付けされた状態です.右の写真は、別の製品の出力リレーでこちらのほうが見やすいと思います.
右写真をみればわかると思いますが、なんかボビンみたいなものにコイルがグルグルとまかれています.そしてこのコイルの中に鉄心が通っています.さらに、もう一枚の別製品リレーの写真で解説していきます.
この写真もコイルが見えなくなっていますが、グルグルと巻かれていて、中には鉄心が通っています.そして鉄心に接続されたヨークの一端を支点とした可動鉄片(アーマチェア)があります.そして、可動鉄片と共に動作する可動接点、写真でいうと、金色に輝いているポッチがそうです(わかりづらいかも).そして、可動接点に対向して、固定接点があります.可動接点の両サイドにある金メッキされてるやつがそれです.それから可動鉄片を操作(動かす)復帰バネと呼ばれるバネから構成されています.
コイルに直流電流を流すと、磁力が生じてコイルの中の鉄心は電磁石となります(理科の実験でやってるのでは).そしてヨークをとおして(直角になってる金属片)、磁束の輪ができ可動鉄片と鉄心面がそれぞれ異極に磁化され、可動鉄片は鉄新面に向かって吸引されます.この時、可動接点も可動鉄片と共に動くので固定接点と接触してONの状態になるわけです.この時、写真の復帰バネは、伸びます.コイルに電流が流れていない時は、復帰バネの力で、可動鉄片は鉄心から離れているので、OFFの状態になります.こうやってひっついたり離れたリを繰り返していると、当然リレーは劣化していきます.
リレーの性能劣化は、接点の硫化やゴミによる不良がほとんどです.稀に、リレーや周辺の放熱が悪く、コイルがショートしてまう場合もありますが.で、今回は可動接点が焼かれてなく、汚れ等がひどかったので接点をクリーニングという処置で済ませました.
そして、修理完了のM-73です.スピーカ切替用つまみがついています.パワーメーターのランプがなんだか暖かみを感じさせます.電源いれてませんが...次に、波形をいれてチェックしてみましょう.
上の写真は、8Ω負荷の疑似抵抗を入れてオシロスコープの出力を5mV/DIVと全開まであげて、発振器1Kヘルツ-40dBの小出力でチェックしています.にもかかわらずこんなにもきれいなサインウェーブが出ています.歪みの波形は有りません.びっくりです.右写真は周波数特性を表した波形ですが、こちらもフラットで聴感上の帯域幅を十分にカバーしています.
で、実際にCDソースで音を聴いてみると、ちょっと固い感じはあるものの、低域の量感や高域の鋭さには驚きました.
2日間エージングし、今は店頭に並んでいます.是非、ご視聴なさってくださいませ.
それでは今回はこの辺で失礼します.
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