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IPPIN図鑑 第13回「TANNOY KINGDOM 15」ノ巻 解説近藤賢二・佐竹裕行、写真撮影佐竹裕行 Specifications 型式:4ウェイ・スピーカーシステム 使用ユニット:15インチ・ウーハー、10インチ・スーパーデュアル(同軸2ウェイ)、1インチ・スーパーツイーター、能率(W/m):91dB、連続許容入力(RMS):250W、最大許容入力(瞬間):625W、入力インピーダンス:8Ω、周波数特性:20Hz〜44kHz、クロスオーバー周波数:15kHz、1.2kHz、100Hz、エンクロージャー寸法:678(W)×1258(H)×500(D)mm、重量:130kg |
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今回のIPPIN図鑑はTANNOYの70周年記念モデルKINGDOMの弟分のKINGDOM 15です。(佐竹) 「オーディオとジャズに魅せられて」第9話で取り上げた「キングダム12」の兄貴的存在で、まさに威風堂々たる風格のスタイルである。「キングダム15」が作り出すのは、高解像度で、ワイドレンジを軸に具体的なリアリティを示す高精度な写実の世界である。(近藤) |
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ネットを外すとこうなりますが、このネットの外し方がいかにもタンノイという感じです。(佐竹) |
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ネットを外すには、まずエンクロージャーの後ろ側に付いているネジを外します(左上)、サランネットの下の方には右上の写真の様なネジ穴が空いています。後ろ側から取ったネジをこの穴にはめて、引っ張るとネットが簡単に外れます。(佐竹) |
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後ろ側はこうなっています。ポートが3つ空いていて、写真ではスポンジがはいっていますが、取り外し可能です。(佐竹) |
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裏側です。上のプレートの下辺りにあるポッチが上写真のネット外しネジです。(佐竹) |
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スポンジを外すとこんな感じで黒い布が張ってあります。(佐竹) |
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スポンジです。(佐竹) |
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あと後ろ側には壁架け用なのか分かりませんが何かを引っかけるところが有ります。(佐竹) |
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サランネットの裏側です。(佐竹) |
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ユニットですが、一番下がサブ・ウーファーで38cmのコーン型が付いています。(佐竹) |
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このユニットはタンノイお得意の同軸です。25cm+コンプレッション・ドライバーの同軸2ウェイ。(佐竹) 中央の同軸2ウェイデュアルコンセントリックにプラスされるスーパートゥイーターのクロスオーバー周波数は15KHであるから、超高域の補助的な動作である。「キングダム15」ではワイドレンジ化がより追求されている。(近藤) |
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トゥイーターはアルミドーム型のスーパー・トゥイーターです。(佐竹) |
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トゥイーターのコントロール部です。写真の一番右にささっている端子を差し替えて調整します。(佐竹) |
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ウーファーのコントロール部です。 調整の仕方はトゥイーターと同じ。(佐竹) |
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今回はトゥイーターが駄目になっていたので、思い切って裏の板を外しました。(佐竹) |
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後ろの板は沢山のネジで止められている上、接着剤でくっついていたため、外すのはかなりたいへんでした。(佐竹) |
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同軸とトゥイーターの後ろは箱で覆われています。KINGDOM 15は吸音材に布団の様なものが入っています。(佐竹) 枠組はスタジオシリーズで使われた高密度MDF材を使用、重量は130Kg。(近藤) |
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サブ・ウーファーをR後ろから見たところです。結構質素な中身です。(佐竹) |
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ウーファーの上のほうにコントロール部の後ろ側が見えます。(佐竹) |
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ネットワークです。むき出しで置いてあって上に布団の様な吸音材が置いてありました。(佐竹) |
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端子の裏側はこうなっています。(佐竹) |
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内部の配線はVAN DEN HULのケーブルです。(佐竹) |
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後ろの板の裏側はこうなっています。黒い布の所がポートです。斜めの板のある裏にネットを取り外すネジがあります。(佐竹) |
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裏のひっかけ金具の所です。(佐竹) |
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スピーカー端子の部分です。バイワイアリング使用です。(佐竹) |
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フロントの縁取りの飾りの部分です。 |
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天板の部分です。エンクロージャーの黒い部分はつや消しの塗料で塗装されています。 木目の部分はとても綺麗に加工してあります。内側の木の色と比べてもかなり違います。職人技です。(佐竹) 高剛性エンクロージャー構造は、圧倒されるような重厚な質感を放っている。重厚さと洗練されたモダンなデザインである。(近藤) |
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サランネットを縁取る木のフレームや、プレートなどにイギリスっぽさが感じられました。またタンノイに代々伝わる「鍵」をアレンジしたサランネット外すためのネジにもこだわりを感じます。(佐竹) 英国タンノイの系譜には、伝統と格調を象徴するウエストミンスター・ロイヤルが君臨しているが、兄貴分の「キングダム」そして「キングダム15」は明らかに新しい世代への流れを感じさせる。堂々とした中に気品を漂わせるものがあり、10年、20年を経てもオーナーに持つ喜びを与え続けることであろう。(近藤) |
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