ニーナ・シモンは、17歳でピアノを学び、NYのジュリアード音楽院でピアノ&作曲を学んだ。‘57年に初アルバム「ニーナ・シモン」を発売。‘60年代は黒人開放運動に傾倒。このCDでは、フュージョン、ブルース、ソウル、アフリカン、ジャズ、フォーク、ポップ、黒人霊歌いろんな音楽が凝縮されている。 「Feeling Good」なんかは、彼女の太い歌声が訴えかけてくる。アレサ・フランクリンのようにオーバーな歌唱ではなく、土壌から語りかけるような力強いものを感じる。「Love Me Or Leave Me」 はジャジーだな。もう、いろんな引き出しがあるのだ。「落ちぶれたらみんな知らん顔」「Nobody Knows You When You're Down And Out」どの世界でもつきものの現象を皮肉ったブルース曲。もし、ご健在ならばLiveを拝聴したかった。きっと鳥肌ものだろう。以前、TVでロバータ・フラックが生歌を披露。TVを通してだが、ゾクゾクした覚えがある。なんだろう?オーラがいっぱい。この感動に似た何かがニーナ・シモンのCDで体験できるでしょう。是非、GETしてね。