足ジャケ 新春企画その2 3人がおすすめするCDを読者の皆様にプレゼントします。お名前、送り先、欲しいCDを明記の上、下記メールアドレスまでご応募ください。締め切り日時は1/20(木)21:00です。当選者の発表はCDの発送をもって替えさせていただきます。 mailto:merumaga@hifido.co.jp |
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コンのおすすめCD コジカナツル/Live ! 小島良喜(p)、金沢英明 (b)、鶴谷智生(ds) 2004年ライブ録音 ラグインターナショナル RAGJ-0004 2004/9/15 発売 よくいく京都のCDショップ「JEUGIA」ではこのアルバムが多く置いてある。老舗Live Spot RAG から発信されるサウンドはまさに「Live」なバイブレーションと音楽を誘う未体験のエクスタシー・・・。 ジャケもなかなかいい。先日の事だが、このジャケットを見ただけで購入して行かれた方を見た。これは男性であれば当然のことである。このジャケットは写真の撮り方が上手い。黒いバックに浮かび上がる足の線が綺麗でこれを見れば誰もが思わず「足」を止めるであろう。 |
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「コジカナツル」は現在のJ-POPシーンを支えている凄腕ミュージシャンが集まって2002年に結成された。21世紀のJAZZが見失ってしまった”スリル”や”かっこよさ”を熱くCOOLに体験させてくれる彼らのサウンドは、感度の高い音楽人間、とりわけ20代〜30代の女性や広告業界関係者から赤丸急上昇で注目されている。昨年8月にリリースした1stアルバムはピアノトリオのシーンに新風吹き込んだ。コジカナツルの2ndアルバムはライブ盤である。彼らのライブはどのトリオよりもジャズらしくあるような場面と、クインテットよりもエモーショナルである場面とが交錯する。音質も音数が多いということではなく、ひとりひとりの音が”立っている”という表現が適切だと思う。バロックの好きな人も、ロックが好きな人も、音楽好きな人には絶対お勧めである。 |
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二宮の周辺の男女に「足ジャケ」候補CDのジャケットを見せたところ、男性はコジカナツルの「Live !」を、女性はこのCDを選びました。 |
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カプのおすすめCD ルイス・ナッシュ / It Don't Mean A Thing(スイングしなけりゃ意味ないね) ルイス・ナッシュ(ds)、スティーブ・ネルソン(vib)、ピーター・ワシントン(b)、ジェフ・パットン(p) コンさんへ、男性陣は騙されてる。「Live!」の彼女は「ハイヒール」をはいてるのでひらめ筋が締まりなおさら脚線美に見えるのだ。対するこちらは「ロー・ヒール」でリラックスした体勢でこの脚線美。ヒールのデザイン・ワンちゃんの表情、バックの乳白色に対して黒の相対性。アングルのセンスはこちらが勝るのでは・・・。 |
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さて、今回のCDは、以前ジョー・ロバーノ/ ノネットでもご紹介しました、ドラマーのルイシュ・ナッシュのリーダー・アルバムです。編成を見ればお分かりだと思いますが、スティーヴ・ネルソンのヴァイヴラホーンの華麗なマレットさばきに感動する。曲によりピアノ・レスの演奏もありますが、どの楽曲も素晴らしい作品なので愉しい。アルバム・タイトルの“スイングしなけりゃ意味ないね”はピアノレスでスローなクールサウンドで料理されている。私が好きなブラシュワークも素敵。キャラバンは、エキゾチックで面白い。しっとりした“ソフィスティケーデッド・レディ”や“ストローリン”はラウンジ・バーなどでカクテル片手に酔いしれてみたくなる雰囲気を醸し出す。つい、体がスイングして踊りだしてしまう“ティコ・ティコ”は軽快なラテンサウンド。はい、只今乗っております。最後の“スキーター・ブルース”は大好きですね。これは違ったスイングで乗っております。いや〜愉しい。ルイスは光る名脇役ドラマーであり、卓越したスティックさばきとセンスの良さには脱帽です。Getしてね。(^^) |
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コンのつぶやき 最近女性のスカートスタイルが街から消えた。美しい脚線美で我々男性を魅惑するのはやはりタイトスカートである。 ハイファイ堂社長登場 二宮に1枚のCDを差し出す。「やはりこれか」と二宮はつぶやき、ある人物に連絡を取る。その人物とは? |
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社長のおすすめCD ソニー・クラーク/「クール・ストラッティン」 ソニー・クラーク(p)、アート・ファーマー(tp)、ジャッキー・マクリーン(as)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds) 足ジャケ≠塩ジャケだよね?と、主婦ボケのちょっぱらも、部活で鍛えていたころにはカモシカのようなアンヨだった。○年の歳月を経た今では、5本指ソックスを愛用する脚線美とは無縁の生活。せめておいしいタクアンになるべく精進する寒干大根である。 さて、当のアルバム、オリジナルの録音は1958年というから驚く。日本ではまだレコードプレーヤーが普及していなかった’60年代、ジャズ喫茶では1日1回は必ず流れていたという。気になるジャケットの足はといえば、ロングスカートに浅く入ったスリットからふくらはぎから下がのぞくのみで、今では奥ゆかしくさえ感じるほどだ。しかし、さすが半世紀ものあいだ聴き継がれた彼らの音楽は、色あせることなくみずみずしさにあふれていた。 |
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このバンドの5人という編成も洒落た雰囲気を作り出す要素の一つだろう。とくに、トランペットとアルトサックスのコンビが弥次さん喜多さんよろしく絶妙。アルトはテナーより音域が高く、tpと音域がほぼ同等になるはずで、あえてこの似て非なる音色を組み合わせたうえに、彼ら自身の個性があいまって、ユニゾン(同じメロディーを一緒に奏でること)よし、ハーモニーよし、なんとも小気味よい響きが出来上がる。ときに軽口をたたきあうようにジャブを繰り広げるこの2者をさりげなくフォローするような残り大人の3者。しなやかでよどみなく流れるピアノのリードで、入れ替わる各奏者のアドリブソロは、まったくどこを取っても聴き応え十分。たとえ伴奏にまわっても、隋所に気のきいたアドリブが入り、楽しみが尽きない。たった4曲で40分に満たないアルバムだが、何度でも繰り返し聴きたくなり、飽きない。No.1表題曲。たばこの煙の充満した空間を想起させるイントロから、明るく軽妙なピアノソロが入る。脚線美のお通りだ。出来た曲のイメージから名前を付けたんだそうNo.2、tpとAsによる第2の主題にうつったときの、♪ズコンコズコズコ♪と唐突に入る伴奏がたまらない。かっこいいメロディとは対照的で三枚目っぽくて親しみが湧く。No.3お互いの持ち味を生かしながら機知に富んだ会話が弾む。No.4、ピアノのソニー・クラークの魅力満載の素敵なナンバー。エンディングを爽やかに飾る。4曲中で最もちょっぱらの心惹かれた作品。全編を通して、決して「泣き」の入らない’cool’な洗練された感じ。でも、明るい音調なのにどことなくせつないような・・・こう言うのなんて表現すればいいのだろうと思っていたら曲解説にぴったりの言葉が。これが、「ブルージー」ってやつなのね。 |