さて、CD紹介にまいりましょう。スターティング曲「When I grow too old to dream」(夢見る頃を過ぎても)はなんとスインギーな演奏だろう。ハリーのテナーの音色はとても温かく、心地よく、気分良くしてくれる。このCDはピアノレスの分、ドラムスとベースがとても頑張っています。アップ・テンポの「Nagasaki」はハリのあるテナーとジェフのドラムスの掛け合いが楽しい、きっちりリズムを刻みながらもパワフルなスティツク捌きでキックするとこなんぞは圧巻。控えめながらもハーブのギターが良いスパイスで美味しさが倍増。ズー・ズーッと奏でるハリーのテナーと力強く伸びのあるレイ・ブラウン(b)とのデュオ「Here's That Rainy Day」も聴き応えがあります。ハーブ・エリス(g)とのしっとりとしたデュオ「Detour Ahead」も素敵です。「Love Walked In」もスインギーでドラムスのプッシュがとても好きです。お馴染み「All The Things You Are 」はイントロを聴いてお分かりでしょうか。変化に富んだアレンジが楽しい。どの年齢層の音色も奏でる事ができる幅のあるテナー奏者ですね。CDプレゼントにご応募お待ちしています(^^)