カプのおすすめCD Thad Jones & Mel Lewis / Live At The Village Vanguard '67 4.28. at the Village Vanguard NY City サド・ジョーンズ(cor)、スヌーキー・ヤング、ビル・ベリー、ジミー・ノッティンガム、リチャード・ウィリアムス、マービン・スタム:(tp)、ボブ・ブルックマイヤー、トム・マルントッシュ、ガーネット・ブラウン:(tb.) クリフ・ヘザー(btb)、ジェローム・リチャードソン(sp&al sax,fl.cl.)、ジェリー・ドジオン(alsax,fl.)、ジョー・ファレル(t sax,fl.)、エディー・ダニエルズ(t.sax.cl.)、ペッパー・アダムス(bar.sax,cl)、ローランド・ハナ(p)、サム・ハーマン(g,shaker)、リチャード・デイヴィス(b)、メル・ルイス(ds.)
スターティングはサド作曲"The Little Pixie"妖精ですね。イントロ突入からもう不思議な世界。ビッグ・バンド向けの素晴らしいドラムスをメル・ルイスがキックする中、息をつかせぬ勢いがあるホーン・セクションのキレのある掛け合い。可憐さを表現しながらも流麗なピアノ・ソロ、サックス・ソロ、&ホーンとの掛け合い、クラリネット、バリトン・サックス、縁の下の力持ちのベース、それぞれのソロパートの連携が徐々にヒート・アップ。不思議さを醸し出すクラリネットを効果的に使用しながらベース・ソロへと導く。ヒート・ダウンして全員で振り出しに戻る。躍動感溢れる活きが良くスイング感ある格好いい曲。サドの指揮ぶりも拝見したかったです。1曲目にしてすでに魅了されました。文字数の都合上後の曲は簡略化しますが。"A-That's Freedom" ミディアム・テンポのストンプ・ブルーズ。これもいいんだよな〜。趣のあるピアノ演奏。トロンボーンがリズムを刻む楽しい曲。"Bachafillen"ピアノとリズム隊も負けていませんし、優秀なソロイスト演奏も素晴らしのですが、迫力あるメルのドラムスが功を奏してる。"Samba Con Getchu"ノリの良い遊び心があるラテン・ジャズ。メル・ルイスのドラムスやサム・ハーマンのシェイカー、メンバーの雄叫びが民族的でアーシーさを醸し出しながらフェード・アウトするが、再度盛り上げてから静かに終える。"Quietude"は優雅さを演出。ローランド・ハナの小気味の良い粋なピアノ・ソロがスインギーに流れる。"Don't Git Sassy"ここでは、プレジャー・ミュート演奏時に声援やハンド・クラップが入るのだが、これが観客なのかどうかは定かでないが Liveの臨場感が出てますね。"The Second Race"ローランド・ハナの妙技をタップリお愉しみ下さい。最後はサックス熱演の"Lover Man"どの曲もgreat。自ら管楽器を演奏するサド・ジョーンズとブリリアントなソロイストが集結し、創作されたLive演奏の醍醐味をご堪能ください。これは、おすすめ!プレゼントに是非応募してください。(^^)