60年の歳月が奏でる奇跡の瞬間、今年はいよいよ還暦を迎える現在最高のピアニスト、キース・ジャレットの3年ぶりのソロ公演が10月14日、17日、20日「Keith Jarrett Solo 2005 TOKYO/OSAKA」ということで決定している。「世界各国からファンが日本に駆けつけるだろう」ということが話題で、これも楽しみの一つである。このアルバムは2002年大阪&東京公演を収録した6年ぶりのソロ・アルバムで、「光輝」という意味のタイトルが付けられている。しかも完全即興アルバムとしては実に8年ぶりとなり、まさに全世界のキース・ファン待望の作品であろう。
ホッドがケニーのメリハリのあるドラムスを絶賛するソニー・ロリンズ作"Pent-up House"、確かにいい味付けしています。"Little Niles"のイントロを聴くと興味深深になります。不思議なメロディーを一気に熱演。なんとも印象深い曲です。ストレイ・ホーンの"Snibor"優美で スインギーな演奏。アルバム最後にはお馴染み"Take The 'A' Train"も好演しています。デューク・エリントンの"In A Sentimental Mood"はレイ・ドラモンドが情熱的で伸びのある素晴らしいベースでスタート。美しく優しいホッドのピアノの音色も語りかけてるかのようです。"Do Nothing Till You Hear From Me"趣を変えて中盤ピアノとドラムスの掛け合いを挟み軽快なノリで聞き手に安堵感を与えます。ピアノ・トリオ・ファンの方、Jazzビギナーの方もスタンダード・ナンバーが多く選曲されてますのでプレゼントに応募してGetしてください(^^) (プレゼントはSecond-SetですがFirst-Setアルバムもリリースされています。)