ハワイのプロモーションビデオ用の楽曲“With U Always"を聴きながら雄大な海で青い空・キラキラした太陽を浴びながらサーフインをするシーンを観ているとなんとも贅沢な気分になる。アルバムのタイトルにもなっている"Dragon"は弦楽器のストリングスと共に繊細な音色や中盤の「タメ」のある演奏が魅了。"2 B Organic"はほんまにウクレレか?と思うほど滑らかで優しい。"Me And Shirley T."は可愛いメロディーでつい体がリズムを刻みます。"Touch"四重奏とエレガントリーに奏でます。"En Aranjuez Con Tu Amor"お馴染みアランフエス協奏曲です。ウクレレとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと共演。"Making A Perfect Yesterday"これはとても気に入っています。温かく優しい音色が素敵な時を過ごした日々に思いを馳せる。"Toastmanland" "Looking Back"などはレゲエ調、ロック調を思わせる。色んな音色を醸し出すジェイク氏のウクレレ奏法を一度お試し下さい。あなたはどんな景色が浮かぶかなぁ〜。プレゼント応募お待ちしております。(^^)
戦後60周年ということでリリースされたアルバムのテーマは反戦と平和。平凡な日常に点在する慈しむべき倖せとあっけなくすべてを奪う戦争。血塗られた過去の上にある現在。今なお続く悲しみと痛みへの癒し、鎮魂と祈り。それらが、南国特有のさらりとした風にのって聞えてくる。ラテン系のよく伸びる声質は無理なく空間の拡がりを感じさせ、品もある。生で聴くとちょっぱら涙出てしまいそう。01.'白百合の花が咲く頃'はTHE BOOMの宮沢和史の作詞作曲で自身もコーラスで参加。02.'涙そうそう'は誰のカバーより最もスケールの大きさを感じる。俳優のIさんによく似た懐かしい声だな・・・なんてのんびり構えていたら09.'Blowin' In The Wind'あたりから聞き流せなくなり総毛立ってきた。10.'死んだ男の残したものは'は、作詞:谷川俊太郎、作曲:武満徹。日本を代表する作家の手による楽曲。ほどよくコントロールされ、聴き手の芯にすうっと届く。13.'BELIEVE' は、小4の娘がいっしょに歌いだした。「学校で習ったよ」。さわやかな秋晴れにはためく洗濯物をお日様のにおいと一緒に取り込むかたわら、新垣のメッセージが流れてくる。平和や倖せへの努力を誓いたくなる瞬間である。