「紅白歌合戦」2008年2月15日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD RCA女性ボーカル・セレクション「Sing!」京都店 カプのおすすめCD エロス・ラマゾッティ「e² ベスト・オヴ・エロス・ラマゾッティ」日本橋店 |
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コンのおすすめCD RCA女性ボーカル・セレクション 「Sing!」(2枚組) 2007年オムニバス作品 BMGジャパン BVCJ-38143-4 2007/7/25 発売 ボーカリスト リー・ワイリー、カーメン・マクレエ、ローズマリー・クルーニー、ヘレン・メリル、アニタ・オディ、テディ・キング、ダイナ・ショア、ニーナ・シモン、イリアーヌ他 |
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曲名(ボーカリスト) DISC1 1) 「時のたつまま」リー・ワイリー 2) 「ブルース・イン・ザ・ナイト」ダイナ・ショア 3) 「教会へ行こう」ローズマリー・クルーニー 4) 「君を思いて」デディ・キング 5) 「柳よ泣いておくれ」ヘレン・メリル 6) 「アマポーラ」ヘレン・オコーネル 7) 「ジョージア・オン・マインド」ケイ・スター 8) 「ストーミー・ウェザー」リナ・ホーン 9) 「デイ・バイ・デイ」ジェイ・P・モーガン 10)「グッドモーニング・ハートエイク」オードリー・モリス 11)「ペイパー・ムーン」ダイアン・キャロル 12)「ラウンド・ミッドナイト」カーメン・マクレエ 13)「ラヴ・レターズ」ゴギ・グラント 14)「ムーン・リヴァー」アン・マーグレット 15)「オール・オブ・ミー」コニー・ボズウェル 16)「降っても晴れても」モニカ・ゼタールンド 17)「ジーズ・フーリッシュ・シングス」ジュリー・ウィルソン 18)「マイ・フーリッシュ・ハート」ミンディ・カーソン 19)「コール・ミー」イリアーヌ 20)「アイ・ラヴ・ユー・ポーギー」ニーナ・シモン DISC2 1) 「ザ・ソング・イズ・ユー」イリアーヌ 2) 「サムタイム・アイム・ハッピー」アニタ・オディ 3) 「タンジェリン」ヘレン・オコーネル 4) 「ジャスト・フレンズ」ダイナ・ショア 5) 「スピーク・ロウ」リナ・ホーン 6) 「ファイン・アンド・メロウ」クレオ・レーン 7) 「いつの頃から」キャシー・バー 8) 「瞳は君ゆえに」ヴァネッサ・ルービン 9) 「ゴースト・オブ・ア・チャンス」シャーリーン・バートレイ 10)「恋人よ我に帰れ」アン・ギルバート 11)「ブラック・コーヒ」ヘレン・グレイコ 12)「ザ・ニアネス・オブ・ユー」モーリン・オハラ 13)「スウェイ」ローズマリー・クルーニー 14)「久しぶりね」キティ・カレン 15)「センド・イン・ザ・クラウンズ」カーメン・マクレエ 16)「あなたなんかなくても」ヘレン・ウォード・アンド・ピーナッツ・ハッコー 17)「ア・ハンドレッド・イヤーズ・フロム・トゥデイ」リー・ワイリー 18)「セントルイス・ブルース」ラヴァーン・スミス 19)「ユー・トゥック・アドヴァンテージ・オブ・ミー」ナンシー・マルコム 20)「恋の面影」ニーナ・シモン |
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この錚々たるメンバー、50〜60年代世界の女性ボーカルのトップを走り続けたボーカリストの遺産とも言うべき豪華なアルバムが発売された。年代を考えると古いが、現代のボーカルファンにも受け入れられるような感性と思考が凝らされたラインナップと期待していい。ここで取り上げられているアメリカン女性ボーカリストの歌声は、当時オーディオは俗に言うモノラルでハイファイ・セットと呼ばれ、後にステレオ・セットとして家庭のリビングの華となってみんなが聴き入っていた。往年のスターは、リー・ワイリー、カーメン・マクレエ、ローズマリー・クルーニー、ヘレン・メリル、アニタ・オディ、テディ・キング、ダイナ・ショア、ニーナ・シモン等々。世界一の人気を誇ったアメリカRCAレコードのボーカル群のオンパレードとも言える40曲がアルバム2枚に収められている。聴き応え十分である。 DISC1の1)「時のたつまま」リー・ワイリーからスタートするが、細やかな情感あふれる歌声はオープニングに相応しいものだ。二番目もこれまたアメリカのお茶の間のアイドル的存在で、ラジオで人気があったといわれるダイナ・ショアの「ブルース・イン・ザ・ナイト」を、持ち前の明るい歌声で可憐に楽しませてくれる。そして3)「教会へ行こう」は、誰もがよく知るあの目が可愛いローズマリー・クルーニーの親しみやすい美しく澄んだ声量が溢れんばかりにリスナーの耳元に優しく歌いかけてくる。12)「ラウンド・ミッドナイト」では、あのカーメン・マクレエが歌の巧妙さと抜群の音程と声力で他ボーカリストを圧倒しているようでもある。これからの夜に、我がセカンドシステムで聴くにはもってこいの癒される曲ばかりだ。こうして全曲じっと目を瞑り静かに耳を傾けていると、あたかもタイムスリップしたかのようにあのよき時代がハッキリと脳裏に甦るようだ。 サウンドは現在の録音と比べると音質は致し方ないところだが、当時最高メンバーのオーケストラを配して、また録音技術の粋を駆使しお茶の間にスタンダードとして親しまれた名曲ばかりを収録している。ベテラン、前途有望なボーカリストの、腕によりをかけて製作された素晴らしいアルバムの完成である。ボーカルファンには存分に楽しんでもらえるであろう。 |
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カプのおすすめCD エロス・ラマゾッティ 「e² ベスト・オヴ・エロス・ラマゾッティ」(2枚組) エロス・ラマゾッティ(vo)、リッキー・マーティン(vo)、ティナ・ターナー(vo)、ネイザン・イースト、マイク・ランドゥ(g)、シェール(vo)、アナスタシア(vo)、スティーヴ・フェローン(ds)、ジャン・ピエロ・レヴェリ&ロンドン・セッション・オーケストラ、ダード・モロニ(p)、ジョン・スペンサー、ジョン・シャンクス、スティヴ・ヴァイ(g)、カルロス・サンタナ(g)、パット・レナード、リズム・テル・ムント、TAKE6、ザ・チーフタンス、アマイア(vo)、他 |
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DISC1 1)ぼくらは孤独じゃない 2)約束された大地 3)大切な話 4)翼を持った心 5)今は君を 6)もう一曲だけ 7)キャント・ストップ・シンキング・オヴ・ユー 8)もうひとりの君 9)おとぎ話 10)夜明け 11)もっとうつくしく 12)力の限り 13)何も約束はしない 14)アイ・ビロング・トゥー・ユー 15)ぼくらの人生 16)大きくなってから話そう 17)天使が身を隠す場所 18)ぼくらのあいだの時間 DISC2 1)今は君を 2)ぼくが目にしたこと 3)ムジカ・エ 4)かわいいバーバラ 5)タクシー・ストーリー 6)キャント・ストップ・シンキング・オブ・ユー 7)夜明け 8)もっとうつくしく 9)ムジカ 10)それでもぼくは 11)炎の中の炎 12)巨人の影 13)君の瞳は闇に包まれて 14)ひとときの安らぎ 15)永遠のときめき 16)ほんのきのうのこと 17)11月が過ぎてゆく |
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数年前にラジオから流れてくる耳慣れない歌が気になって仕方がなかった。兎に角、一発で声の虜になった。ラテン系の哀愁味のあるギター・サウンドを味付けにハスキー・ヴォイスのエロス・ラマゾッティの力強く弾力性に富むヴォーカルに魅了されました。てっきりエロス・ラマゾッティはラテン系の人だと思いこんでいたcappuccinoですがなんと彼はイタリア人だったんです。残念ながら日本での認知度は低いのですがヨーロッパやイタリア、スペイン語圏で人気があるそうです。 映画の都でもあるローマはシネチッタ生まれのエロスは子どもの頃にフェデリコ・フェリーニの作品に出演したということです。中学卒業時に音楽院を受験しましたが失敗に終わり、会計コースに進みました。歌の上手さが幸いして84年にサンレモ音楽祭に出場。「約束された大地」を歌い、新人賞にあたる「新しい声」部門で優勝。 このベスト盤に参加しているゴージャスな面々とのコラボレートは彼の計り知れない偉大さを教えてくれます。「僕らは孤独じゃない」はラテンポップス界のプリンスリッキー・マーティンとのデュオ。軽快なサウンドですが歌詞はいたって真面目。「離れていても僕らは独りぼっちじゃない。同じ人類の子たち。理想を求めて旅する魂たち。勇気を失わずに。。。。」二人の色男が披露するんですから女性陣はたまらないでしょうね。「キャント・ストップ・シンキング・オヴ・ユー」はあのティナー・ターナーの情熱的など迫力が健在です。「炎の中の炎」はカルロス・サンタナ節をたっぷりご堪能ください。 オーディオ・ファンだけでなくクラッシック・ファン、洋楽ファンも満足できる音楽だと思います。ご試聴ご希望の方はご遠慮なく店頭スタッフにお申し付けください。お待ちしております。(^^) |