2009年10月09日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD 平賀マリカ 「バトゥカーダ〜ジャズ・ボッサ〜」 京都店 カプのおすすめCD The DIVA JAZZ TRIO 「Never Never Land」 オーディオビギナーズ |
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コンのおすすめCD 平賀マリカ 「バトゥカーダ〜ジャズ・ボッサ〜」 平賀マリカ、マルコス・バーリ、マイケル・フランクス(vo)、ランディ・ブレッカー(tp,flh)、フィル・ウッズ(as)、ケニー・ギャレット(as,ss)、バキート・デリベラ(as,cl)、ギル・ゴールドスタイン(arr,,p)、アンソニー・ジャクソン(b)、ホメロ・ルバンボ(g)、アントニオ・サンチェス、レニー・ホワイト(ds) 2008年10月27日8月NYで録音 バウンディ DDCB-13006 2008/11/19発売 曲名 1) バトゥカーダ 2) イパネマの娘 3) マシュ・ケ・ナダ 4) ブリッジズ 5) ワン・ノート・サンバ 6) アントニオの歌 7) ザ・ギフト 9) ウエイブ 10)ライク・ア・ラバー 11)トリステーザ 12)ソー・メニー・スターズ 13)ザ・サウンドレス・ソング |
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昨年はボサノバ50周年であった。それを記念して平賀マリカがゴージャスに日本の歌姫に相応しく、美しい大人のジャズ・ボーカルを聴かせてくれる。時にはストリングスをバックにまたジャズ・シンガーにとって申し分ない共演者を得て、豪華な顔ぶれの優れたアルバムが完成した。 1) 「バトゥカーダ」ではあのマルコス・バーリとデェットで気持ちよくしっとりと歌っており、またランディ・ブレッカーのトランペットのソロ演奏もすごく美しくリアルに響き渡っていく。2) 「イパネマの娘」もアントニオ・カルロス・ジョビンの曲で、まさにボッサはこの曲がなければ始まらない。ここでも平賀マリカはしっとりと柔らかく聴かせてくれる。フルート、クラリネット、また美しいストリングスにより、仄かに香り立つような色彩感豊かなボーカルの表現力で聴かせる。3) 「マシュ・ケ・ナダ」はよく知れた人気スタンダード曲である。ポップなボサノバ曲で躍動感タップリに歌っているところが、これたまらなくいい雰囲気だ。5) 「ワン・ノート・サンバ」はギターの音色も爽やかに、リズムが弾むような軽やかなハミングにも癒されるのである。また6)「アントニオの歌」では、マイケル・フランクスとのデェットでコンテンポラリーなラテンに生まれ変わっているのも見事だ。7) 「ザ・ギフト」は、日本でも人気が高くCMソングにも使われている。平賀のボーカルはサラリとしていて、上手くボッサのリズムとマッチさせているところが憎いばかりだ。8) 「ラブ・ダンス」でも平賀は普段から歌っているかのように、肩を張らず自然体で歌っていく表現力を持ち合わせているところにも、平賀の存在感を垣間見た。11)「トリステーザ」も大人気のサンバだが、伸び伸びというか悠々と歌っていく。まさに大人の歌心の存在感を示すかのように、余韻の残る美しいスロー・バラードである。12)「ソー・メニー・スターズ」、13)「ザ・サウンドレス・ソング」と最後まで聴いたが、平賀はしっとりとした歌だけでなくこのようなボサノバ曲に対しても積極性があり、より肩の抜けたリラックスしたフィーリングで歌っているところが素晴らしく、改めて平賀マリカの歌の上手さに魅了された。しかし、何と言っても世界的にはまだ無名といってもいい、平賀マリカと一緒に共演してくれたベテラン・ボーカリスト、マルコス・バーリ、及びマイケル・フランクス、及びランディ・ブレッカー等々は、やはり彼女の実力あるボーカルに魅せられたのであろう。全体のバランスも整い美しいストリングスを含めて全体の音像バランスも良好だ。 |
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カプのおすすめCD The DIVA JAZZ TRIO 「Never Never Land」 feauturing Sherrie Maricle, Tomoko Ohno and Noriko Ueda Sherrie Maricle (ds)、Tomoko Ohno (p)、Noriko Ueda (b) 2009.3.1-2 Red Rock Studios 録音 曲名 1)If I Only Had a Brain 2)Piano Nocturne #6 Op. 09 No.2 3)Virgo 4)I’ve Grown Accustomed to Her Face 5)My Favorite Things 6)I Could Have Danced All Night / I Won’t Dance 7)Oh, What a Beautiful Mornin’ 8)I’m Walkin’ 9)Never Never Land 10)Love For Sale |
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今回のおすすめCDも掘り出し物。スターティング曲を聴き感動を覚えたcappuccino!もし、あなたが店頭でこのアルバムを耳にしたなら、聴き終えてからジャケットを観てください。きっと驚かれる方が多いと思います。そう、女性三人によるトリオ・ジャズ・バンドなんですよ。ストレート・アヘッドな楽曲から、ブラジリアンやサンバの曲調、バラード曲、メリハリを効かせたアレンジと演奏で飽きさせないアルバム作りになっています。さぁ、目を閉じて素晴らしいサウンドに耳を傾けてください。秋の夜長にお疲れ気味の身も心もリラックスさせましょう。 1) “ If I Only Had a Brain “ はまるで太陽光線が迸るかのような三者卓越したパフォーマンス。ベース、ピアノ、ドラムスの各ソロ・パートも素晴らしく、何か聴き手に希望を与えてくれます。“ Piano Nocturne #6 Op. 09 No.2 “はブラジリアン・テイストにアレンジされています。優美なピアノロールと即興、弾力性に富むベース・ソロが美しくしさと躍動感を与えます。ホレス・シルバー作3) “ Virgo “ ではまさにビ・バップを三者卓越したパフォームで魅了します。Cappuccinoが気に入った2曲は、バラード・ナンバーの4) “ I’m Grown Accustomed to Her Face “ です。Noriko Uedaのベース・ソロにうっとり。続くTomoko Ohno のエレガントリーでエモーショナルなピアノ・ソロに圧巻です。8) “ I’m Walkin’ “ はシンプルなメロディー・ラインを勿論ベースが固めていますが、男性的にスイングするグルーブ感がGreat ! 6) “ I Could Have Danced All Night / I Won’t Dance “ ではステップを踏むかのごとくSherrie Maricle がブラッシュ・ワークを披露します。7) “Oh, What a Beautiful Mornin’ “ 軽快でスインギーな楽しい仕上がりです。5) “ My Favorite Things “ 、10) “ Love For Sale “ はアレンジのユニークさ且つ精力的でドラマティックな演奏にご満足頂けると思います。ご試聴ご希望の方は、店頭スタッフにご遠慮なくお申し付けください。お待ちしております。(^^) |