2010年04月09日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD クイン・ジョンソン・トリオ 「クイン・ジョンソン」 京都店 カプのおすすめCD ウラジミール・シャフラノフ・トリオ 「I’ll Close My Eyes」 大須本店 |
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コンのおすすめCD クイン・ジョンソン・トリオ 「クイン・ジョンソン」 クイン・ジョンソン(p)、エド・ハワーズ(b)、アダム・ナス・バウム(ds) 2009年4月NYで録音 バーズレコード XQDJ-1014 2009/10/21発売 曲名 1)恋とは何でしょう 2)トランジション 3)テイン・テイン・デオ 4)ポピリア 5)チェルシー・ブリッジ 6)ファンカレロ 7)プレリュード・トゥ・ア・キス 8)スピーク・ロウ 9)ブリガス・スンカ・マイス 10)ストレート・ノー・チェーサー 11)ア・チャイルド・ギフト |
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作曲、編曲等で存在感ある脇役、クイン・ジョンソンのリーダー作を待ち望んでいた。このストレート・ア・ヘッドなピアノ・トリオはクイン・ジョンソンのリーダーとしてのデビュー作である。このように素晴しいアルバムを聴くと、心も自然と熱くなるようだ。 このアルバムを聴くと新時代を切り開いていってくれるような予感がしてくる。スタンダードな1)「恋とは何でしょう」を聴いた瞬間、4ビートの洒落た旋律がすごくスインギーに演奏されており、最初から小気味よいリズムと美音が素晴しい。モダン・ジャズのピアノ・スタイルを継承するかのような自分のスタイルで演奏している。実に清らかに奏でられていくピアノは抜群にスピード感もある。それをフォローするかのようにアダム・ナス・バウムのシンバルと、エド・ハワーズのベースが心地よくリズムを刻んでいく。哀愁のある雰囲気を漂わせながら響きが輝いているようだ。2)「トランジション」にしても、軽快なリズムで重心も低く厚く弾力ある低音の響きがこれまた魅力である。3)「テイン・テイン・デオ」は、かなりファンキーで陽気なピアノとドラムスのコンビネーションが一味違った気分で演奏され粋である。おなじみの曲4)「ポピリア」では、リズムが新鮮でブラッシュ・ワークが非常に繊細である。5)「チェルシー・ブリッジ」は、スローバラードでしっかりしたピアノとベースの響きが心地よく音場空間に広がっていくのも見事だ。6)「ファンカレロ」は、ドラムスのダイナミックで繊細な表現が素晴しく、特に弾け飛ぶシンバル捌きに聴き惚れてしまった。7)「プレリュード・トゥ・ア・キス」ではスローバラード風のジョンソンのピアノ・ソロが美しく生き生きとしたしっかりしたリズムで奏でていくところに思わず魅せられる。次も馴染みの曲8)「スピーク・ロウ」、9)「ブリガス・スンカ・マイス」でも、ジョンソン流の軽快なフットワークを生かして、躍動感タップリに聴かせてくれているのが嬉しい。10)「ストレート・ノー・チェーサー」では、一転してサンバのリズムで奏でていく技法で、快適で小気味よいアダム・ナス・バウムのドラムスの響きが実によかった。最後の11)「ア・チャイルド・ギフト」では、スロー・テンポな曲をピアノが美しく鮮明にリズムを刻み、そこにベースとシンバルの締まった音色がよくマッチしている。広々とした表現はスリリングな響きで、リスナーを虜にしてしまう。 心地よいスイング感のあるメロディで、細かく紡いでいくピアノのスイートでメローなサウンドはクイン・ジョンソン・トリオならではの上質なジャズ・スピリットであり、オーディオ的にも抜群なクオリティの高いアルバムである。時には切なく迫るバラードと哀愁をおびたメロディが明るく軽快で陽気なスイング感と絶妙に交差し合っている。各楽器は表情豊かに浮かび上がって、実にリアルでバランスのいいところが心憎いばかりか、聴く者を熱くさせてくれるようだ。 |
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カプのおすすめCD ウラジミール・シャフラノフ・トリオ 「I’ll Close My Eyes 」 Vladimir Shafranov(p)、Jesper Lundgaard(b)、Jukkis Uotilla(ds) 曲名 1) I’ll Close My Eyes 2) Minha Saudade 3) Chanson de Maxence( You Must Belieave in Spring) 4) Are You Real 5) When a Gypsy Makes His Violin Cry 6) Whistling Away the Dark 7) Voce e Eu ( You and I ) 8) Cherokee 9) Star Crossed Lovers |
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近所の桜が満開です。プランターに植えられた花々も咲き誇っています。華やいだ町並みを歩いているとなんとなく心ウキウキ。でも、4月は期待と不安が入り混じる季節でもあります。というわけで、今回のおすすめCDはウラジミール・シャフラノフ・トリオのアルバムでリフレッシュしてください。大阪・新世界に拠点を置く澤野工房よりウラジミール・シャフラノフスの9枚目がリリースされました。早速、ご紹介とまいりましょう。 スターティングはタイトル・チューンである1)” I’ll Close My Eyes “です。一日のスタートを爽やかな気分にしてくれると思ったcappuccino。明るいトーンのシャフラノフの華麗なピアノ、メリハリのあるブラッシュ・ワーク、弾力のあるベースと融合してスインギーな仕上がりになっています。3)”Chanson de Maxence( You Must Belieave in Spring) はイエスパー・ルンゴーのソウルフルで哀愁漂うベースに魅了されます。ウラジミール・シャフラノフは彼との再演をとっ〜ても喜んでいるようです。4)” Are You Real “ と8)” Cherokee “ はどちらもメンバーたちが高速の名演です。前者では歯切れの良いスティック捌き、後者ではキレのあるクールなブラッシュ・ワークが素敵です。勿論、メリハリを利かしたウラジミールのピアノ・タッチも堪能できます。5)” When a Gypsy Makes His Violin Cry “ ドラマラスなパフォームから小気味良いテンポへと変化をつけてスイングします。6)” Whistling Away the Dark “ 少し叙情的な旋律を三位一体で美しく仕上げています。7)“ Voce e Eu ( You and I ) “ ボサノバ調で軽快に奏でます。 ご試聴ご希望の方はご遠慮なく店頭スタッフにご遠慮なくお申し付けください。お待ちしております。(^^) P.S. ウラジミール・シャフラノフ ファンの皆様へのお知らせとお願い フィンランド・オーランド島にあるウラジミール・シャフラノフのピアノスタジオで3/22、火災が発生しました。 何とか彼の力になりたいと考え、日本でのコンサートを検討中です。 そこで日頃彼の作品をご愛聴頂いている皆様にお願いです。是非彼への励ましのメッセージをお願い致します。シャフラノフがまた笑顔でプレイ出来るよう、皆様の力をお貸し下さい。(HP引用) 【ウラジミール・シャフラノフへの応援メッセージ受付窓口】 メール webshop@jazz-sawano.com FAX 06-6641-5015 手紙 〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東1丁目21-16 有限会社澤野工房 ※頂きました個人情報は、本目的以外には使用致しません。日本語の場合は弊社にて翻訳し、責任を持って本人に届けます。 |