2010年05月21日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD アーロン・ヘイク&ロマンティック・ジャズ・トリオ 「哀愁のヨーロッパ」 福岡店 カプのおすすめCD Olivia Trummer 「Nobody Knows」 オーディオビギナーズ |
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コンのおすすめCD アーロン・ヘイク&ロマンティック・ジャズ・トリオ 「哀愁のヨーロッパ」 アーロン・ヘイク(as)、ジョン・ディ・マルティーノ(p)、ポリス・コズロフ(b)、ウイリー・マルティネス(ds) 2008年6月NY録音 ヴィーナスレコードVHCD-1036 2009/12/16 発売 曲名 1)哀愁のヨーロッパ 2)ハーレム・ノクターン 3)去りゆく夏 4)カミン・ホーム・ベイビー 5) ムーン・アンド・サンド 6)ウ・キ・セラ 7)アンド・アイ・ラブ・ハー 8)インファント・アイズ 9)ホエン・オア・ホエン 10)スター・クロスト・ラバーズ 11)ドゥーイン・オールライト |
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現在ニューヨークで人気を得ているアルトサックス・プレーヤー、アーロン・へイクと、ジョン・ディ・マルティーノ率いるロマンティック・ジャズ・トリオが、見事な溶け合いを聴かせる。 1)「哀愁のヨーロッパ」2)「ハーレム・ノクターン」では、いきなりアーロン・ヘイクのアルトサックスが輝かしく奏せられ、艶が乗り透明感も増したマルティーノのピアノが、より繊細で豊かな響きを放つ。ウイリー・マルティネスのシンバルとスネアの鮮明度ある奏法に思わず引き込まれていく。3)「去りゆく夏」4)「カミン・ホーム・ベイビー」も、聴いていくうちグイグイとアルトの妙技に引き込まれ、リアルな響きが実に新鮮だ。5)「ムーン・アンド・サンド」6)「アンド・アイ・ラブ・ハー」、図太く厚みのあるコズロフのベースは、エッジが効いて聴けば聴くほど癖になりそう。分厚い低音には満足感がある。7)「アンド・アイ・ラブ・ハー」8)「インファント・アイズ」では、ジャズ特有のスイング感と躍動感があり、実に色彩豊かに響く。9)「ホエン・オア・ホエン」10)「スター・クロスト・ラバーズ」、コズロフのベースが低く深くダイナミックで、たまらない。随所に十分エッジを効かせているところにも魅せられる。スネアの響きが気持ちよく、耳元に優しく囁いてくれる。11)「ドゥーイン・オールライト」、よくスイングするマルティーノのピアノタッチは美しい。盛り上げていくフレーズ等は、なかなかモダンなのですごく癒される。 ロマンティック・ジャズ・トリオのヒーリングは申し分ない。加えて、アーロン・ヘイクのアルトサックスの音色が優しく癒してくれるので心地よく聴くことができた。主役のアルトサックスがセクシーさを伴って美しく引き出されており、ロマンティック・ジャズ・トリオそのものが彩りを添える。何時ものことだが非常に録音が優秀で、リアル感が伝わりバランスもよい。華やかでいながらがっしりした骨格の上に、都会的な雰囲気を漂わせたスマートなメロディが乗る。この独特で美しい旋律をダイナミックに奏でる。とにかくベースが深くよく沈み込む。ロマンティックなメロディの心地よさと、正統派ジャズ・トリオの真髄をたっぷりと味わってほしい。 この一ヶ月後(2010/1/20)にも「ザ・ビートルズ・イン・ジャズ/マルティーノ・ロマンティック・ジャズ・トリオ」VHCD-1037が発売された。これは”ゴールドディスク“選定となるので、より楽しみでもある。 |
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カプのおすすめCD Olivia Trummer 「Nobody Knows」 Olivia Trummer(p,vo.)、Bodek Janke(ds,per.)、Antonio Miguel(b)、feat. Matthias Schriefl(tp) 2009.8.14-16 録音 曲名 1)Morgentanz 2)Intro 3)Nobody Knows 4)Sweets 5)Reflection ? 6)Seaside 7)Falling Leaves 8)Reflection ? 9)Abendrote 10)Wie die Zeit vergeht |
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久しぶりに爽やかな休日を過ごしています。皆様は如何お過ごしでしょうか?木々の緑が濃くなっているのを感じます。という訳で、今回のおすすめCDは森の中の妖精を思わせるオリヴィア・トルンマーの「ノーバディー・ノーズ」です。彼女は1985年ドイツのシュトットガルト生まれ。音楽一家に育ち、クラッシックとジャズを学ぶ。ニューヨークManhattan School Of Music でも学ぶ。輸入盤愛好家、ピアノトリオ愛好家の間で密かに話題となっているらしい。(ライナー・ノーツ引用) ジャケット写真から受ける彼女の印象は、可憐さの中に芯の強さを併せ持つオシャレな現代っ子風。彼女自身の作詞、ヴォーカルを含めた本作品は3作目のアルバムです。 では、ご紹介とまいりましょう。 スターティングの1)“Morgentanz” はオリヴィアのセンスが光る楽曲です。感性豊で魅力溢れる歌唱力とピアノ・タッチ。重厚なベースとパーカッシブなドラムスとの控えめな絡みが良いです。オリヴィアの透明感のある不思議な世界に引き込まれ、何回も聴いてみたくなりますよ。タイトル曲の3)” Nobody Knows “、4)“ Sweets “ではトランペットをフューチャーしています。4)はオリヴィアのピアノとトランペットのデュオです。ちょっとコミカルな印象を醸し出す二人の軽快な会話が楽しく、上手く融合します。5)“ Reflection ?” 、8)”? ” は感性豊かなピアノ・ソロをご堪能下さい。ホテルのラウンジなどで聴いてみたくなります。6)” Seaside “ はとても個性的で彼女の計り知れない可能性を感じる作品です。7)” Falling Leaves “ はダークでウェットなイメージの楽曲です。メンバーの味わい深い秀逸なパーフォーミングに魅了されます。9)“ Abendrote “ はミュート・トランペットをスパイスに其々がブルージーに奏でます。 1)“Morgentanz” 3)” Nobody Knows “ 6) “ Seaside “ 10) “ Wie die Zeit vergeht “はオリヴィア自らが作詞を手がけた作品。魅力ある声質を活かした歌唱と演奏はまさにブリリアント。何度か聴いているうちに、彼女の世界にはまってしまいます。男性方はチャーミングなルックスの虜になるのではないでしょうか?ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申し付け下さい。お待ちしております。(^^) |