2010年06月11日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD カレル・ボエリー・トリオ 「シークレット・ライフ」 オーディオビギナーズ カプのおすすめCD The Global Jazz Orchestra「Global Standard vol.?」 秋葉原店 |
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コンのおすすめCD カレル・ボエリー・トリオ 「シークレット・ライフ」 カレル・ボエリー(p)ヘイン・ヴァン・ダイヘン(b)ハンス・ヴァン・オーシュタウトゥ(ds) 2009年11月アムステルダムで録音 ポニーキャニオン YMCJ-30561 2010/2/17 発売 曲目 1) アローン・トゥゲザー 2) シークレット・ライフ 3) ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ 4) 霧のベイカー街 5) オータム・イン・ニューヨーク 6) 愛を贈れば 7) イン・マイ・ドリームス 8) 虹の彼方に 9) 天使の歌 10) スマイル 11)パープル・ドーン |
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ヨーロピアン・シャズ・トリオ初代人気ピアニスト、カレル・ボエリーの最新トリオ作。力強くこよなく繊細で美しくエレガントな響きをもつカレル・ボエリーのピアノ。それはジャズファンを魅了してやまないメロディの極地を示す。毎年1枚、アルバムを届けてくれる、今やヨーロピアン・ジャズ界の王道を行くボエリー。ここでもボエリー独自のスタイルで、スイング感溢れるトリオ演奏に優しく心癒される。このピアノの透明感ある響きは何だろう!つい時を忘れ、しばし聴き入ってしまう。 1)「アローン・トゥゲザー」、2)「シークレット・ライフ」、透き通るような音色、雨粒がコロコロと転がるような表現力は、ボエリーのお得意である。3)「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」、4)「霧のベイカー街」、分かりやすいリズムとスイング、繊細かつダンピングの効いたノリのよいピアノは、ひときわ輝いている。5)「オータム・イン・ニューヨーク」、6)「愛を贈れば」、流れるようなリズムと、ベースのエネルギッシューな躍動感には心がうきうきしてくる。7)「イン・マイ・ドリームス」、8)「虹の彼方に」、スリリングなインタープレイが独創的。ヨーロピアン・ジャズの優しく美しくも力強いアドリブとメロディが軽快に奏でられる。9)「天使の歌」、10)「スマイル」では、ピアノの粒たちと美しく透明なシンバルが音場空間を豊かに彩る。静寂な世界が浮かび上がり、我々を誘う。ベースのヘイン・ヴァン・ダイヘンも文句なく、胴鳴りがたっぷりと響く。深く沈みこんで、床を這うようだ。腹身に染み込む。太く豪快なベース音に思わずうれしさが込み上げ感激した。ドラムスのハンス・ヴァン・オーシュタウトゥも、さすが呼吸がピタリ、スネアはなかなか細やかな感じである。最後の11)「パープル・ドーン」美しくメリハリのきいた鮮明な押し出しは見事で、レンジの広いカラフルな演奏も抜群だ。 全体を通してゆったりと紡いでいくカレル・ボエリー。「これが現在のピアノ・トリオの音なのだ!」と強く感じた。ピアノの音に艶があり、美しく浮かび上がる。躍動感溢れんばかりの豊かさである。ベースは深く沈み込むようによく伸びており、解像度の良さが心地よい。ジャズらしい緊張感が漂い、トリオの一体感が醸し出される。巧みな音作りがキラキラと光り、自然と心が豊かになる。 |
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カプのおすすめCD The Global Jazz Orchestra 「Global Standard vol.?」 2005.12.26&27 Fujitsu Ten SUTUDIO KOBE Saxophones: Mitsuru Kobayashi(alt.sop.comp) RandallConners(alt.flu.)、Mitsuhiro Furuya(ten.sop.)、Tomomichi Takahashi(ten.sop.)、Fumio Okamoto(bar.) Trumpet: Eiji Iwata(tp,flug.)、Akihiro Kose(tp.flu.)、Ayumi Ozaki(tp.flu.)、Akira Nonomura(tp.flu.)、Miki Hirose(tp. on3/7) Trombone: Ichiro Oshima、Tomomi Taniguchi、David Boyle、Akio Yuki、Tamaki Enomoto(bass) Rhythm Section: Sakiko Masuda(p. on1/7/8/9/12.com.)、Misato Okumura(p. except on 1/7/8/9/12)、Kohei Morishima(g.com.)、Tetsu Toshima(acoustic& electric bass)、Takashi Ichihashi(ds.except on 1/3/7/9)、Akiko Oguchi(com.percussion) Flute: Tetsuo Onishi(on 2) Vocal: Junko Koyanagi(on 4/8) 曲名 1)Walk In The Woods 2)Ayo Nene 3)Flying 4)Through The Fire 5)On Green Dolphin Street 6)Little Step To Peace 7)たび 8)Too High 9)A little Waltz 10)Blues For Methe 11)Don’t Eat Too Match 12)So Many Heads,So Many Wits, |
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ビッグ・バンドが大好きなcappuccino。今回おすすめCDのザ・グローバル・ジャズ・オーケストラの[グローバル・スタンダードvol.?]はなかなかGreatなメンバーです。ビッグ・バンドの楽しみといえば、アンサンブル(合奏)ですが、ソロイストとしても秀逸な皆さんが集結して創作するだけあって、とても聴き応えのあるものですよね。本作品では女性ピアニストの枡田さんもアレンジを担当されています。では、6年振り3枚目のアルバムのご紹介とまいりましょう。 スターティング1)” Walk In The Woods “ タイトル通り、森林の中を歩いているイメージだそうです。中盤からエキゾチックな雰囲気を醸し出します。2)” Ayo Nene “ はセネガルの民謡を少し変えたそうです。和洋折衷。フルートが祭囃子にも小鳥のさえずりにも聞えます。ドラムスのパーカッシブさ&ギターのスパイス使いも良いです。3)” Flying “ 7)” たび “ では、先週のおすすめCDでご紹介しました、広瀬未来氏がトランペットで参加しております。彼の都会的なセンスと温かな音色が相反するようで調和されているパフォーマンスに魅了されます。技術面だけではなく彼のソウルフルな面も相乗効果として表れているのかもしれませんね。4)” Through The Fire “ はお馴染みのチャカ・カーンのヒット曲です。小柳さんが少しハスキーヴォイスで丁寧に歌い上げています。アルバム唯一のスタンダード・ナンバー5)” On Green Dolphin Street “ はギターとコンガが涼しげに心地よく響きます。10)” Blues For Methe “ はリード・アルトの小林氏の作品でパット・メセニーに触発されて書いたそうです。11)” Don’t Eat Too Match” はギターの森下氏の作品。スインギーでスケールが大きく、ホーンセクションのハーモニーがエネルギッシュでスカッとした気分にしてくれます。10)、11) 両曲共cappuccinoのお気に入りです。 オーディオ・ファンの皆さんはどのような組み合わせでビッグ・バンドを楽しまれるのでしょうね?ご試聴ご希望の方はご遠慮なく、店頭スタッフにお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) |