2010年12月03日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD ジェーン・モンハイト「ホーム」秋葉原店 カプのおすすめCD Chris Biscoe「PROFILES of MINGUS」 京都店 |
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コンのおすすめCD ジェーン・モンハイト 「ホーム」 ジェーン・モンハイト(VO)、ラリー・ゴールディンクス(p)、マイケル・ケイナン(P)、ニール・マイナー(b)、リック・モンタルバーノ(ds)、ジョー・マグナレリ(tp)、フランク・ビノーラ(g)、マーク・オコナー(vln)、ジョン・ピザレリー(vo,g)、ピーター・エルドリッジ(vo) 2010年作品 ユニバーサル インターナショナル VCCM-1189 2010/9/15 発売 曲名 1)ア・シャイン・オン・ユア・シューズ 2)ゼアズ・ア・スモール・ホテル 3)ジス・イズ・オールウェイズ 4)トゥナイト・ユー・ビロング・トゥ・ミー 5)ルック・フォー・ザ・シルヴァー・ライニング 6)アイル・ビー・アラウンド 7)エヴリシング・アイヴ・ガット・ビロングス・トゥ・ユー 8)イッツ・オンリー・スモーク 9)ザ・イーグル・アンド・ミー 10)アイ・ディドント・ノウ・アバウト・ユー〜オール・トゥ・スーン 11)イズント・イット・ア・ラヴリー・デイ 12)ホワイル・ウイアー・ヤング 13)ザッツ・オール |
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ジェーン・モンハイトが澄み切ったシルキー・ヴォイスで綴る。美しいルックスもさることながら、情感豊かな歌唱力は何時聴いても魅力だ。 まず1)「ア・シャイン・オン・ユア・シューズ」2)「ゼアズ・ア・スモール・ホテル」では、マイケル・ケイナンの奏でるピアノのリズムに乗って、モンハイトの透きとおるような声が音場空間に美しく響きわたり、音像もセンターにピタリと定位する。3)「ジス・イズ・オールウェイズ」4)「トゥナイト・ユー・ビロング・トゥ・ミー」、フランク・ビノーラのギター及びジョー・マグナレリのトランペットが清らかで美しいリズムで奏でる。モンハイトに寄り添うような、優雅な共演もこのアルバムの聴きどころである。7) 「エヴリシング・アイヴ・ガット・ビロングス・トゥ・ユー」8)「イッツ・オンリー・スモーク」では、オリジナルに近いミディアム・テンポでありながら、説得力に溢れた表現で自分のものにしてみせる。12)「ホワイル・ウイアー・ヤング」13)「ザッツ・オール」、モンハイトは正統なボーカル・スタイルである。聴くほどに耳に馴染み、声が実にロマンテック。現代感覚溢れるゴージャスなジャズを存分に聴かせてくれる。 豪華なサウンドをバックにボーカルがセンターに定位する。心地よい残響の中にモンハイトのクリスタルな素晴らしい歌声が聴こえる。快適な広がり感で、なかなか味わい深い斬新な音質である。 |
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カプのおすすめCD Chris Biscoe 「PROFILES of MINGUS」 Chris Biscoe( a&t sax、a cl.)、Henry Lowther(tp、flu.)、Stu Butterfield(ds)、Larry Bartley(b)、Kate Williams(p)、Trevor Mires(tb)、Pete Hurt(ts)、Paul Clarvis(ds on 1/10/13)、Dave Green(b solo on 14) 曲名 1)Fables of Faubus-take 3 2)Duke’s Choice 3)Boogie Stop Shuffle 4)Goodbye Pork Pie Hat 5)PSPPH 6)J-Yarde 7)Reincarnation of a Lovebird 8)Self-Portrait in Three Colors 9)Martha and Daughter 10)All The Things You Could Be By Now If Sigmund Freud’s Wife Was Your Mother 11)Pussy Cat Dues 12)Blue Cee 13)Fables of Faubus-take 2 14)Bass Notes |
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師走に入りましたね。皆様、如何おすごしでしょうか?感染性胃腸炎が流行しているようですが、小さなお子さんやご高齢の方がおられるご家庭はうがい・手洗い・消毒を励行。そして、日ごろから免疫力をつける努力をしましょう。今年も残り1ヶ月。元気で年を越しましょうね。というわけで、今回のおすすめCDはChris Biscoeによるチャールス・ミンガスへのトリビュート作品です。 「モダン・ジャズの世界において、器楽奏者として作曲家としてリーダーとして、ミンガスほどヴァイタリティに富み野心に満ち、飽くことなき自己主張と前進意欲にコリ固まったミュージシャンはほかに例を見ないではなかろうか。」(粟村政昭著 引用)と絶賛を博しておられますので、cappuccinoにとっては大変難題な作品紹介になるやも・・・。しかし、私らしくご紹介したいと思いますのでご了承くださいませ。 スターティングの1)“ Fables of Faubus-take 3 “ と13)“ Fables of Faubus-take 2 “ の違いを聞き比べてください。2)“ Duke’s Choice “ ドラムスとベースのリズム隊と3管のセパレート・パフォーマンスですが、さすがと言いましょうかこれが不思議と上手くハモっております。Cappuccinoがお気に入りの3)” Boogie Stop Shuffle “ 7)” Reincarnation of a Lovebird “ はチャールス・ミンガスの「アー・アム」より再演した4管の勇壮なパフォームです。ダークで粋な世界を繰り広げます。前者ではクリスがアルト・クラリネットとメリハリを利かせたドラミングとのドライブ感great!です。5)” PSPPH “ はピアニストのケイトが2管のテナー・サックスによる4)” Goodbye Pork Pie Hat “ からのエレガントリーな即興ソロ演奏です。 6)” J-Yarde “ はクリスによる7)“ Reincarnation of a Lovebird “ からの即興ソロ演奏です。8)“ Self-Portrait in Three Colors “ アルト・クラリネットとベースの旨味をブレンドしたバラード曲です。11)” Pussy Cat Dues “ ブルージーなスイング感がレトロさを醸し出し、と〜っても良いです。最後は、やはりベース・ソロで締めくくられています。 デイヴ・グリーン作 ” Bass Notes “ です。 バラエティーに富む楽曲揃いで聴けば聴くほどハマってしまう世界です。収録の14曲中5)、6)、9)、14)以外はチャールス・ミンガスの作品です。彼のアルバムも聴いてみたくなるのでは?難しく考えずに楽しんでくださいませ。 ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申し付け下さい。お待ちしております。(^^) |