2011年04月29日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD ジョバンニ・ミラバッシ「ライヴ・アット・ブルーノート東京」秋葉原店 カプのおすすめCD 今西祐介「クリスプ」オーディオビギナーズ |
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コンのおすすめCD ジョバンニ・ミラバッシ「ライヴ・アット・ブルーノート東京」 ジョバンニ・ミラバッシ(p)ジャンルカ・レンジ(b)レオン・パーカー(ds) 2010年4月東京・南青山ブルーノート東京で実況録音 ビデオアーツ・ミュージック VACM-1424 2010/12/22 発売 曲名 1)ニューヨーク・ナンバー・ワン 2)イッツ・アス 3)ワールド・チェンジズ 4)ヒアズ・ザ・キャプテン 5)マイ・ブロークン・ハート 6)イット・イズ・ワット・イット・イズ 7)シックス・フォー・セックス 8)ゴールド・アンド・ダイアモンズ 9)あなたなしでは |
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ピアノのジョバンニ・ミラバッシがブルーノート東京で実況録音したものだ。ジョバンニ・ミラバッシのジャズにかける情熱が直に伝わってくる熟練したピアノ演奏で、抜群の才能を発揮している。 1)「ニューヨーク・ナンバー・ワン」2)「イッツ・アス」3)「ワールド・チェンジズ」、繊細でよくスイングする鮮やかなピアノ・プレイを展開する。ベテランらしく卓抜したピアノは予想以上に美しく光り響く。鍵盤を叩くアタック感が心に力強く伝わる。4)「ヒアズ・ザ・キャプテン」5)「マイ・ブロークン・ハート」では、一段と渋みのある腰を落としたミディアムからスローテンポまで、滑らかな旋律で奏でる。躍動感とライブの熱気が直に伝わってくる。6)「イット・イズ・ワット・イット・イズ」、軽快なリズムに乗り、ピアノ、ベース、ドラムスが一体化したトリオの魅力にたまらなく癒される。7)「シックス・フォー・セックス」は、軽やかに奏でられるピアノと、よく弾むベースにオーディオマニアを思わず虜にさせる。ピアノにはフレッシュなフィーリングと大きなスケール感を聴き取る。イマジネーションの世界に誘いこまれそうだ。また8)「ゴールド・アンド・ダイアモンズ」は、トリオ全体の呼吸がピタリと合って、ジャンルカ・レンジのベース・ラインのメロディの美しさも突起したものだ。見事なフォローに魅了される。最後の曲9)「あなたなしでは」、ミラバッシの繊細なピアノは独特の音色であり、好みの音にピタリとはまる。ベースも骨太感をよく表現していて、レオン・パーカーのドラムスも絶妙なバランスが光っている。この豪華な響きはジャズになくてはならない。このように見事なピアノ・トリオを聴くと心が凄く癒される。 ピアノの美しい響きが聴きやすく、トリオの基音が整い、クオリティが高い。ライブ感がよく伝わり、空間の残響等も素晴らしい。聴き込むほどに、このピアノ・トリオのリアリティな音の世界に引き込まれる。 |
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カプのおすすめCD 今西祐介「クリスプ」 今西祐介(tb)、レイモンド・マクモーリン(ts)、横尾昌二郎(tp,flg)、加納新吾(p)、光岡尚紀(b)、弦牧 潔(ds.) 曲名 1)DAY TRIP 2)BRAND NEW DAY 3)BLUES FOR CRISP 4)A GOOD BOOK 5)TENDERLY 6)RAY'S IDEA 7)GROVE'S GROOVE 8)NANCY WITH THE LAUGHING FACE 9)WARMEST REGARDS |
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皆さん、こんにちは。お元気でお過ごしでしたか?いよいよゴーデン・ウィークに差し掛かりました。我が家は数年振りの大掃除と高槻ジャズ・ストリートを訪れようと思っております。広場ではビッグ・バンド演奏も有り、野外での鑑賞はまた格別です。という訳で、今回のおすすめCDはトロンボニストの今西佑介の「クリスプ」です。9曲中彼の作品が5曲・アレンジが1曲収録されています。では、ご紹介とまいりましょう。 スターティングはアップ・テンポのスインギーな1) ” DAY TRIP “ です。ドラムスのキック、力強いベースと共にホーン・セクションが繰り広げるグルーヴが爽快な気分にさせてくれます。ライヴで聴いてみたいです。2) “ BRAND NEW DAY “ は暖かいベース音が響く中、心地良い旋律をホーンとピアノがラテン調で紡ぎます。3) “ BLUES FOR CRISP " では其々がエキサイティングなソロを展開します。メンバー皆がノリノリで魅了します。4) “ A GOOD BOOK “ は思わず、心弾むウォーキング・チューンです。伸びやかな今西氏のトロンボーン・ソロに寄り添う、ブラッシュ・ワーク、ピアノ、ベースがgreat。続くはお馴染みのウォルター・グロス作、今西氏のアレンジ5) “ TENDERLY “ は美しいメロディーの中にメリハリを効かせたパフォーマンスで仕上げております。Capuccinoが気に入ったのは6) “ RAY'S IDEA “ と7) “ GROVE'S GROOVE “ です。前者はタイトル通りのレイ・ブウラウンの作品を横尾氏がアレンジしました。ジャズらしいお楽しみが盛り込まれた作品です。後者は本作品のライナー・ノーツも手がけているスティーブ・デイヴィス氏の作品です。ブルージーさとスインギーさを併せ持つ重厚なパフォーマンスに魅了されます。8) “ NANCY WITH THE LAUGHING FACE “ 其々がエレガントリーでスピリチュアルなパフォーマンスを披露してくれるサックスとピアノ。夕暮れ時にビッグ・バンドで聴いてみたいです。最後を飾る9) “ WARMEST REGARDS “ では、安定感がある彼らの一人一人の演奏に益々興味が沸いてきます。ハッピーな気分になるアルバムですよ。ご試聴ご希望の方はご遠慮なく店頭スタッフにお申し付け下さい。お待ちしております。(^^) 今西佑介氏のプロフィール: 私立甲南中高在学時に所属したブラスアンサンブル部がきっかけで、トロンボーンを始める。同中高に在学中、宗清洋氏に師事。2004年8月に渡米し、2005年Fall Semesterからコネチカット州University of Hartfordの奨学金、年間$18.000を取得し入学。世界的に有名なジャズトロンボーン奏者Steve Davis氏に師事し、奏方、音楽理論等を学ぶ。アメリカ留学中、ジャズ、ラテンのライブ活動、トロンボーンの個人レッスン、Jackie McLeanが設立したアーティストコレクティブという学校でアンサンブル、トロンボーンの講師を経験。現在、神戸を中心に積極的にライブやレッスンを行っている。2011年3月20日にデビューCD「CRISP」をJAZZ LAB. RECORDより全国発売。 |