2011年10月21日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD 佐藤浩一「ユートピア」秋葉原店 カプのおすすめCD ヴァネッサ・パラディ「ベスト・オヴ・ヴァネッサ・パラディ」日本橋店 |
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コンのおすすめCD 佐藤浩一 「ユートピア」 佐藤浩一(p)、池尻洋史(b)、大村亘(ds) 2010年5月東京で録音 ポニーキャニオン PCCY-30186 曲名 1)エジプシャン・ムスク 2)バトリスタージシズム 3)ユートピア 4)ヴァーナル・フラワーズ・オン・ア・レイニー・デイ 5)ミラード・ミラ 6)キンモクセイ 7)プレイヤー 8)ア・ストーリー・オブ・ザ・ナイト・オブ・スノウ 9)ロング・ウィンター・アンド・ヘイジー・ムーン |
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現在28歳の若きジャズ・ピアニスト、佐藤浩一のデビュー作品である。旋律の良さと繊細で情緒豊かな音を聴けば、その実力のほどが判断できるというものだ。全曲がオリジナルで、シンプルだがバランスよく、ジャズ特有のスイングがあり、サウンドは鮮明で、優しく繊細に奏でられる。小気味よいピアノ・タッチとフレーズから生み出される音色は抜群だ。 1)「エジプシャン・ムスク」2)「バトリスタージシズム」では、出足軽やかにスイングするピアノが美しく色彩感豊かに響く。3)「ユートピア」4)「ヴァーナル・フラワーズ・オン・ア・レイニー・デイ」、モダンで明るいピアノ・タッチは力強さも感じられる。池尻洋史の厚いベース音が低く心地よい。ダイナミックで随所にエッジを効かせ、豊かに弾んでいく。5)「ミラード・ミラ」6)「キンモクセイ」、大村亘のドラムさばきは鮮やかで、シンバルは繊細かつ透明感があり、スネアの輝きも耳元に優しく響いてくる。7)「プレイヤー」8)「ア・ストーリー・オブ・ザ・ナイト・オブ・スノウ」、若々しくおしゃれ。創造力豊かでキラキラと輝く。9)「ロング・インター・アンド・ヘイジー・ムーン」では、歌心いっぱいのフレーズで美しく盛り上げる。 オーソドックスではあるが、モダンな感覚も持ち合わせる。正統派ジャズ・トリオが減少する中、このようなトリオの存続を歓迎したい。今後、いっそう努力して世界的にも通ずるピアニストになって欲しい。最近のポニーキャニオンの録音は非常に優秀である。透明感に富み、バランスもよく、がっしりしたダイナミックな雰囲気で、リスナーを楽しく酔わせてくれる。 |
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ヴァネッサ・パラディ/ ベスト・オヴ・ヴァネッサ・パラディ 1) Il Y A 2) Pourtant 3) Marilyn & John 4) Dis Lui Toi Que Je T'Aime 5) Joe Le Taxi 6) Maxou 7) Sunday Mondays 8) Tandem 9) Natural High 10) Commando 11) Be My Baby 12) Divine Idylle 13) De`s Que J'Te Vois 14) Just As Long As You Are There 15) Que Fait La Vie 16) L'Incendie ≪ディスク2≫ 1) Marilyn & John - Version Acoustique 2) Dans Mon Cafe' 3) La De'claration D'Amour 4) Jackadi 5) I Love Paris 6) Emmenez-Moi - Live Divinidylle Tour 7) La Ballade De Johnny Jane 8) When I Say 9) Concia Chachacha 10) St Germain - Album Version 11) This Will Be Our Year - Live Zenith 12) Les Filles Electriques 13) Made In Asia 14) Abracadabra 15) I Wouldn't Dare 16) Scarabe'e - Version Acoustique 17) Varvara Pavlovna |
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皆さん、こんにちは。突然ですが、あなたが思い浮かべるフランス人歌手は?シャンソン歌手のエディット・ピアフは有名。シルビー・バルタン、フランス・ギャル、ミッシェル・ポルナレフ、俳優のアラン・ドロンとデュエットをしていた女性ダリダ…?…と言うわけで今回のおすすめCDは「ヴァネッサ・パラディ」の2枚組みベスト盤です。さて、ヴァネッサは二人のお子さんを持つ母とは思えないほどのとてもキュートなフランス人女性です。本作を聴きホーン・セクション、ストリングス、アコースティック、エレクトロニックス、ビッグ・バンド、フレンチ、パーカッション、ヴァラエティーに富むプロデュースにフレンチ・テイストをミックスしたヴァネッサ・パラディにすっかりハマッてしまったcappuccinoです。前置きが長くなりましたが、アルバムのご紹介とまいりましょう。 CD1 1)” Il Y A “ 、16)” L'Incendie “とても心地良く不思議な世界に誘う作品です。3)” Marilyn & John “ は当時14歳のヴァネッサのデビュー・アルバム・タイトルです。今、聴いても色あせなくしっくりきます。この楽曲はフランス語ポップスのデビュー作では最も大きな成功を収めた作品です。その後彼女は俳優としてもデビューします。5)” Joe Le Taxi “ 日本語タイトルは「夢みるジョー」。彼女のデビュー・シングルです。フランス語なので何を言っているのか検討がつきませんが、おそらく車から下車したシーンで「ジョーに宜しく」とでも言っているのでしょうか?ラテン調のビートとオルガンの音色が良い味付けになっています。7) “ Sunday Mondays “ はザ・モンキーズの「デイ・ドリーム」を彷彿させます。8) “ Tandem “ はイメージ・チェンジを計った時期のようで、大人のロックをパフォームしています。2) “ Pourtant “ 、10)” Commando “ 、15) “ Que Fait La Vie“ は「ブリス」というアルバムに収録された楽曲です。映画「ショコラ」でも素晴らしいギター・パフォームを披露した、ご主人のジョニー・デップも参加しているということなのでチェックしてみる価値有りでは?11) “ Be My Baby “ ,14)” Just As Long As You Are There “ はモータウン・サウンド風でGreat! 11)はアルバム原題が「ヴァネッサ・パラダイス」にタイトル曲として収録されていた。当時、日本でも大流行しました。14)共にプロデュースはあのレニー・クラヴィッツが関わっています。 CD2 1) “ Marilyn & John “ はCD1の同曲でアコースティック・ヴァージョンです。魅力的なヴォイスとストリングスで哀愁を漂わせます。3)” La De'claration D'Amour “ はフランス人男性歌手、ギタリスト&プロデュースも手がけるMことマチュー・シェデッドとヴァネッサがデュエットしています。ハモンド・オルガンの優しい音色とフランス語。30年以上前に流行したアラン・ドロンのデュエット曲を髣髴させます。この作品はフランス・ギャルの1974年のヒット曲。4)” Jackadi “ はケルティック風でなんとも良い感じで大好きです。5)” I Love Paris “ はコール・ポーターの作品です。ビッグ・バンドをバックに円熟したヴァネッサの歌唱に魅了されます。6) “ Emmenez-Moi “ Live Divinidylle Tour “ は2008年にリリースされたライヴ盤の収録曲です。観客と一体化する力強いロックに心躍ります。7) “ La Ballade De Johnny Jane “ 、12) “ Les Filles Electriques “ は1996年のチャリティー・コンサートのライヴでの収録曲です。7)はジェーン・バーキンと、12)はモロッコ人男性とのデュエット曲です。シンプルさと気品が漂うヴォーカルに何故かほっこり気分になります。10) “ Concia Chachacha “ はカリビアン・テイストでウキウキ気分。13)” Made In Asia “ は日本語タイトルが「アジア産」です。ボトルネック・ギターの音色がとても興味をそそりました。エリック・クラプトンの” Wonderful tonight “を彷彿させるサウンドです。14)”Abracadabra “ 15) “I Wouldn't Dare “ はレイジーさで魅了します。 兎に角、ヴァネッサの魅力満載です。音楽の垣根を越え期待を裏切らないアルバムです。飽きのこない音作りと彼女のヴォーカルにメロメロになること請け合いです。来日公演を希望しています。ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申し付け下さい。お待ちしております。(^^) |