2011年12月2日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD ジョン・ディ・マルティーノ・ロマンティック・ジャズ・トリオ「リストマニア〜リスト・ジャズ」福岡店 カプのおすすめCD ラージュ・ルンド「アンライクリー・ストーリーズ」福岡店 |
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コンのおすすめCD ジョン・ディ・マルティーノ・ロマンティック・ジャズ・トリオ 「リストマニア〜リスト・ジャズ」 ジョン・ディ・マルティーノ(p)、エド・ハワード(b)、アルビン・アトキンソン(ds) 2011年3月NYで録音 ヴィーナスレコード VHCD-1056 2011/8/17 発売 曲名 1) ノーブルマンズ・ジャーニー〜“ハンガリアン・ラプソディ第1番”より 2) ロスト・ラブ〜“ハンガリーアン・ラプソディ第5番”より 3) ジプシー・ファイアー・ソング〜“ハンガリアン・ラプソディ第13番”より 4)ドーン・オブ・ア・ニューディ〜“葬送”より 5) シュガー・ベイビー〜“愛の夢”より 6) フォレスト・スピリッツ〜森のささやき“より 7) フェアウェル・メヌエット〜“葬送”より 8) グヤーシュ・ブルース〜“ハンガリアン・ラプソディ第3番”より 9) ソフト・キス・アット・ミッド・ナイト“ハンガリアン・ラプソディ第9番”より 10) 海の女神〜”ラ・カンパネラ“より 11)ワンス・ビフォア・グッドバイ“慰め第3番”より 12)ドント・アスク・トゥワイス〜“ハンガリアン・ラプソディ第4番”より 13)ブタペストの午後〜“ハンガリアン・ラプソディ第2番”より 14)花のカーニバル〜“ハンガリアン・ラプソディ第9番”より |
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ロマンティックなリストの名曲が美しくスリリングなジャズ・フィーリングに仕上がった。ジョン・ディ・マルティーノ独特の美しいピアノ演奏が光る。クラシックのアレンジを得意とする正統派ジャズ・トリオに魅せられる。 1)「ノーブルマンズ・ジャーニー〜“ハンガリアン・ラプソディ第1番”より」2)「ロスト・ラブ〜“ハンガリアン・ラプソディ第5番”より」、アルバムのタイトル通り“リストマニア〜リスト・ジャズ”ということがよく分かる。3) 「ジプシー・ファイアー・ソング〜“ハンガリアン・ラプソディ第13番”より」5)「シュガー・ベイビー〜“愛の夢”より」、ジョン・ディ・マルティーノのピアノはいろんな意味でバランスが素晴しい。哀しい曲4)「ドーン・オブ・ア・ニューディ〜“葬送”より」7)「フェアウェル・メヌエット〜“葬送”より」、マルティーノのピアノのイントロの後に、アルビン・アトキンソンの品格ある繊細なシンバルが、まるでプラチナの粒子を細かく散りばめたように繊細で明快に再現する。胸にジーンと響き伝わる。素晴らしいリズム感で盛り上げる。8)「グヤーシュ・ブルース〜“ハンガリアン・ラプソディ第3番”より」9)「ソフト・キス・アット・ミッド・ナイト“ハンガリアン・ラプソディ第9番”より」、スイートなフィーリングをいっぱい詰め込み、エモーショナルに演奏する。ロマンティック・ジャズ・トリオの真髄である。美しい名曲をさらに美しく構築されたフレーズが、とてもモダンな感覚を呼び起こす。10)「海の女神〜”ラ・カンパネラ“より」11)「ワンス・ビフォア・グッドバイ“慰め第3番”より」では、エド・ハワードの弾きだす骨太でごつい音は、このロマンティック・ジャズ・トリオには欠かせない存在である。12)「ドント・アスク・トゥワイス〜“ハンガリアン・ラプソディ第4番”より」14)「花のカーニバル〜“ハンガリアン・ラプソディ第9番”より」、アドリブ・パートはもちろんどのテーマ部においても、はじめからジャズ・ナンバーであるかのように自然に聴こえるところが素晴らしい。これはクラシックファンが聴けば、「ジャズがどういうものか」とても分かりやすいのではないだろうか。 リストのクラシック音楽を再創造したジャズ芸術の傑作である。ダイナミックさと繊細さが混ざり合って文句のつけようがない。鮮度の良さは圧倒的である。ピアノのマルティーノ、ベースのハワード、ドラムスのアトキンソンと、リズムの切れ味が抜群で、全体のテンションに凄みを与え、素晴らしい。録音はリニアリティな音像の世界へと誘う。 |
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カプのおすすめCD ラージュ・ルンド 「アンライクリー・ストーリーズ」 Lage Lund (g) 、Edward Simon (p) 、Ben Street (b) 、Bill Stewart (ds) 2009.11.5 NY録音 1)Swagger 2)Folly 3)Worms 4)12 Beats 5)Truchstop Queen 6)Drum 7)Life At The Bottom Of A Lake 8)What We See |
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皆さん、こんにちは。先週末はお天気に恵まれ、各地、紅葉の名所を訪れた方々もおられたかと思います。最近、公共の車中で「咳」をしている人に出くわしませんか?マナーとしてマスクを着用して欲しいと思った次第です。さて、今回のおすすめCDはノルウェー出身のラージュ・ルンド(ラゲ・ルンド)の「アンライクリー・ストーリーズ」です。全曲ラージュ・ルンドのオリジナルです。では、アルバムのご紹介とまいりましょう。 スターティングの1)” Swagger “ は全体がダークな色彩の中、ビル・スチュワートがミディアム・テンポのゆったりとしたスティック捌きでバックを固めます。ラージュのギター・ワークが心地良く浮遊します。ピアノ、ベースのソロ・パートがす〜っと浮上してきます。とても印象深い作品で何度も聴いてしまいます。2)” Folly “ はベースのスタッカートに合わせた不思議な出だし。終始ドラムスは雄大さと繊細さを併せ持ちながらプッシュする中をピアノとギターが上手く絡み合みあいます。4)“ 12 Beats “ は的確且つ繊細なリズムを紡ぎだすビル・スチュワートの見事なスティック捌きをご堪能下さい。メンバーたちのパフォームと融合しゴージャスな仕上がりとなっております。 5)“ Truchstop Queen “ ギターが語りかけるファンタジーな世界へと誘います。6)” Drum “ はドラム好きのcappuccinoには気になる楽曲です。勿論、ビルの鮮美な躍動感に魅了されます。ベース、ピアノ、ギター・ソロも素晴らしいパフォーミングです。7)” Life At The Bottom Of A Lake “はピアノがダークな音使いで、ラージュはギターで浮遊感を表現しています。8)” What We See “ ピアノとギターが優美なメロディーを奏でます。 最近、ギターにも興味を持つようになったcappuccinoはジャズ・ギターに限らず色んなギター音楽を聴いていこうと思っています。本作品はギター・ファン、ドラムス・ファンにお勧めです。ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) |