2012年01月20日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD ケイコ・リー「ヴォイセズ?」京都店 カプのおすすめCD SAMMY NESTICO ORCHESTRA「On the Sunny Side of the Street」日本橋店 |
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コンのおすすめCD ケイコ・リー 「ヴォイセズ?」 ケイコ・リー(vo,p)、デビッド・サンボーン(as)、ジミー・ヒース(ts)、ケニー・バローン(p)、ジョージ・デューク(p,key)、ハンク・ジョーン(p)、A,T,N,シュタートウィク(el-p,syn,org)、野力奏一(key)、ギル・ゴールドスタイン(el-p)、ホメロ・ルバンボ(ac-g)、吉田次郎(ac-g)、レイ・ドラモンド(b)、ケニー・ディビス(b)、カール・カーター(el-b)、ジェリー・バーンズ(el-b)、岡沢章(el-b)、シロ・パプティスター(per)、オリバー・ジーン・レイクjr(ds)、ライオネル・コーデュー(ds)、渡嘉敷祐一(ds,per)、スティーブ・クルーン(per)、ストリングス&ホーンズ 2011年編集作品 ソニーミュージック SICP-3296 2011/10/26 発売 曲名 1) ワン・ハンドレッド・ウェイズ 2) アイ・キャント・メイク・ユー・ラヴ・ミー 3) アイ・キャント・ヘルプ・イット 4) イン・ザ・モーニング・ライト 5) イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー 6) フィーヴァー 7) アイ・ディドント・ノウ・ホワット・タイム・イット・ワズ 8) ザッツ・オール 9) テル・ミー・ア・ベットタイム・ストーリ 10)フラジャイル 11)ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 12) ザ・レディ・イン・マイ・ライフ 13) ドント・ノウ・ホワイ 14)ブリッジ・オーヴァー・トラブルド・ウォーター 15)ウィ・ウィル・ロック・ユー 16)ザ・ベリー・ソート・オブ・ユー |
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ケイコ・リーは、曲やアレンジに関わらず、自身の存在感を示す女性ボーカリストだ。常に新しいスタイルで、仄かな色香を添え、自己のジャズ表現に昇華させきた。ボーカルファンとして非常に好ましいことだが、ケイコ・リーのハスキーな声質・歌は抜群で、安心して聴くことができ、やすらぎと安心感を与えてくれる。どのボーカルよりも繊細で透明感があり、声が目の前に鮮明に浮かび上がる。そのリアル感がまたたまらない。 1)「ワン・ハンドレッド・ウェイズ」2)「アイ・キャント・メイク・ユー・ラヴ・ミー」では、独特のハスキーなあの声でゆったりと哀愁漂う。3)「アイ・キャント・ヘルプ・イット」4)「イン・ザ・モーニング・ライト」、ケイコ・リー独特の雰囲気が直に伝わる。しっとりと艶っぽさが加味したシーンがいい。7)「アイ・ディドント・ノウ・ホワット・タイム・イット・ワズ」では、粋で積極的なアプローチは聴くもの全てを満足させる。雰囲気も見事だ。11)「ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」13)「ドント・ノウ・ホワイ」では、曲全体を深みある歌の宴へと誘う表現力はさすがと思わせる。14)「ブリッジ・オーヴァー・トラブルド・ウォーター」15)「ウィ・ウィル・ロック・ユー」でも、メンバーの素晴しいフォローでリーをいっそう盛り上げるので実に気分よく歌っている。掛け合いと感情を込めた唄い方は絶品である。聴いていると思わず「上手い!」と拍手したいくらい感情が高まる。16)「ザ・ベリー・ソート・オブ・ユー」は、心地よい歌声が全身に伝わる。ケイコ・リーの絶妙なボーカルには関心しきりで、サックスもいい音色を醸し出す。 繊細で透明感溢れるボーカルがセンターに定位し、鮮明なリアル感も見事に再現する。美しい響きを伴って、リスニングルームに爽やかな雰囲気を運ぶ。 |
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SAMMY NESTICO ORCHESTRA「On the Sunny Side of the Street」 輸入盤 (on1〜13) Woodwinds: Dan Higgins, Sal Lozano, Pete Christlieb, Tom Scott, Gene Cipraino Trumpets: Wayne Bergeron, Rick Baptist, Warren Luening, Dan Fornero Trombones: Andy Martin, Charley Loper,Francisco Torres, Craig Gosnell Rhythm: Tom Ranier(keybord), Dean Parks (g),Trey Henry (b), Vinnie Colaiuta (ds.)Strings; Endre Granat (violin), Alyssa Park (violin), Karen Blaine(viola), Armen Ksajikian (cello)他 曲名 1)Bye Bye Blues 2)Bustling 3)Smile 4)Two Sides of the Coin 5)The Shadow of Your Smile 6)Rose Room 7)Emily 8)Free Flight #2 9)In a Sentimental Mood 10)Surrey with a Fringe of Top 11)On the Sunny Side of the Street 12)D'Ann 13)American Spice 14)Ya Gotta Try...Harder |
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皆さん、こんにちは。毎日寒さと乾燥対策をしながらお仕事・家事に励んでおられると思いますが如何おすごしでしょうか。私は目の周りのしわが目立ってきて大変気になります。暖房器具を使わなくて良い季節が待ち通しいです。というわけで、今回のおすすめCDは暖かな日差しを体感できるサミー・ネスティコのアルバム第3弾です。ビッグ・バンド・ファンには知らない人は居ないという程の存在。ジャケット写真を拝見するとケンタッキー・チキンのカーネル・サンダースのような素敵なおじ様です。自身による作品とスタンダード作品のアレンジを西海外の名手たちのパーフォーマンスと共に披露してくれます。では、アルバムのご紹介とまいりましょう。 スターティング1)” Bye Bye Blues “ は終始スイング感だけではなくエレガントさも満載。本当に穏やかな気分になります。2)” Bustling “ 軽快な西海岸ならではのサウンドです。心地良い潮風を受けましょう。Wayne Bergeronのトランペット・ソロが青空高く響き渡ります。3)” Smile “ はお馴染みチャーリー・チャプリンの作品です。美しいストリングスから入りWarren Lueningのトランペット、 Dan Higginsのアルト・サックスがゆったりと伸びがあるパフォームを届けます。思わず体がスイングしますねぇ。4)” Two Sides of the Coin “ 力強いホーン・セクションとVinnie Colaiutaによるパーカッシブなドラムスがアーシーさを醸し出します。中盤のWayne Bergeron,のトランペット・ソロ、Pete Christliebのテナー・サックス・ソロが渋いです。5)” The Shadow of Your Smile “ 、7)” Emily “ はジョーニー・マンデルの作品です。前者はDan Higginsのアルト・サックスがセンシティブなパフォームで魅了します。12)” D'ann “ でもTom Ranierのピアノとムディーな演奏を奏でます。後者では温かな音色のホーン・セクションとブラッシュ・ワークでエレガンスの中にも可憐さを表現します。6)” Rose Room “ はTom Ranierのコロコロと流麗なピアノ、Dean Parksのレトロなギター・サウンド、Trey Henryのベース、ホーン・セクションがソロ・リレーをします。8)” Free Flight #2 “ は華やかで広がりがあるサウンドで、まさしく離陸直後の機内で聴くにはピッタリの楽曲です。デューク・エリントン作美しい旋律の9)” In a Sentimental Mood “ デューク・エリントン楽団のアルト・サックス奏者:ジョニー・ホッジズのジャングル・サウンドをPete Christliebのテナー・サックスで蘇らせます。スケールが大きい作品です。10)” Surrey with a Fringe of Top” はトロンボーン奏者Andy Martinの素晴らしいソロを堪能下さい。13)” American Spice “ はVinnie Colaiutaのドラムスをフューチャーします。アメリカン・ビッグ・バンド・カラーを色々と取り入れたりラテン色を取り入れたりのアメリカンを意識した可愛い作品です。アルバム・タイトルになっております11)” On the Sunny Side of the Street “ はメリハリを利かせたホーン・セクションが人生すてたものではないとエールを送ってくれているかの如く力強く背中を押してくれます。最後の12)” Ya Gotta Try...Harder” は「Basie & Beyond」からのコンピレーションです。 ビッグ・バンド・ファンにはおすすめです。お気に入りのソロイストを見つけて下さい。ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) |