2012年02月17日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD ハリー・アレン・カルテット・フィーチャリング・ビル・チャーラップ「ブルース・フォー・プレス・アンド・テディ」大須本店 カプのおすすめCD ボノーニア・サウンド・マシーン「ファンキー・ドリームス!」秋葉原店 |
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コンのおすすめCD ハリー・アレン・カルテット・フィーチャリング・ビル・チャーラップ 「ブルース・フォー・プレス・アンド・テディ」 ハリー・アレン(ts)、ビル・チャーラップ(p)、ピーター・ワシントン(b)、デニス・マックレル(ds) 2011年9月NJで録音 スイングブロス CMSB-28032 2011/11/25 発売 曲名 1)オール・オブ・ミー 2)恋のとりこ 3)ルイーズ 4)スターダスト 5)明るい表通りで 6)ラブ・ミー・オア・リーヴ・ミー 7)時さえ忘れて 8)恋のチャンス 9)アイム・コンフェシン 10)恋をしたみたい 11)わが恋はここに 12)ブルース・フォー・プレス・アンド・テディ 13)あなただけを |
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現代のジャズをリードするハリー・アレンとビル・チャーラップが最新のジャズの香りがする斬新な演奏をたっぷりと披露する。贅沢なジャズ・サウンドを堪能できる意欲作である。陽気で軽快に響き渡る切れのいいリズムに乗って、テナーが分厚く素晴らしい。 1)「オール・オブ・ミー」2)「恋のとりこ」、世界的に多くのファンを得るアレンが放つ独特のテナー・サウンドは、何処までも優雅でエレガントだ。朗々とした響きは彼の持ち味である。繊細なタッチが素晴らしいビル・チャーラップのピアノも聞き逃せない。3)「ルイーズ」4)「スターダスト」、心地よいジャズ・フィーリングで軽いリズムにテナー・サックスがよく似合う。ふくよかな音色は繊細でメロディアスなフィーリングとマッチし、最近にないリズム感は本来のジャズ・サウンドだ。5)「明るい表通りで」6)「ラブ・ミー・オア・リーヴ・ミー」、ピーター・ワシントンのベースがゴリッと分厚く弾かれる瞬間の快感がたまらない。透明感が増した艶のあるドラムスは実に官能的で力強く身体に伝わってくる。そこにチャーラップのピアノが流れるような旋律を聴かせる。シンバルも透明な素晴らしい響きを聴かせる。7)「時さえ忘れて」8)「恋のチャンス」、アレンの厚いテナーとチャーラップの情感満ち溢れたピアノは旋律とよく絡みあい、見事に溶け合う。バランスがよいリズム感だ。9)「アイム・コンフェシン」10)「恋をしたみたい」では、繊細なテナーを主体に都会的センス豊かな演奏を繰り広げる。ピアノとテナーのデュオが美しく、心地よくスイングして、まろやかで滑らかな音が心を癒す。一音一音に熱い感情がこもっている。11)「わが恋はここに」、リズム感の良さと哀愁をも帯びた独自の色合いが心地よく伝わり、ハリーのキャリアと自信を感じさせる。12)「ブルース・フォー・プレス・アンド・テディ」13)「あなただけを」、分離感のほどよい空間表現が各楽器の特徴を上手く生かしている。リズムが心地よく響く。ハリー・アレン自身が方向性をキチッと見据えていることがよくわかる。 透明で分厚いテナー、粒たちのよいピアノ、加えてベース、ドラムスにおいても実に美しい響きである。これまでのハリー・アレン路線を継承した今回のアルバムではピアノのビル・チャーラップとのコンビネーションが上手く加わった。どこか憂いを誘う音色は聴き応え十分である。 |
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カプのおすすめCD ボノーニア・サウンド・マシーン 「ファンキー・ドリームス!」 ロレンツォ・ボンバッチーニ(sax,back vo.)、アレッサンドロ・ブソラーリ(tp)、アレッサンドロ・モリーニ(tp,flg)、サンドロ・カリウーミ(tb)、レナート・ライネリ(ds,perc)、マウリツィオ・ルビウ(b)、アルベルト・ピエトロポリ(sax,flu,back vo)、ヴィック・ジョンソン(vo,rap,harm)、エレナ・ヴィラーニ(vo) 他 2009.10〜2010.5ボローニャにて録音 曲名 1)Keep on Sunshine 2)The World Is Spinning Up 3)Place For Love 4)No Matter 5)Soap Bubble Funk 6)E.S.P.(Exceptional Soul Perception) 7)Saturday 8)Slow Jb 9)Soulthing 10)Doin' It T.O.P. Style |
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皆さん、こんにちは。いつまでも寒い日が続きますが如何お過ごしでしょうか?今週12日にR&Bポップス界のディーバ:ホイットニー・ヒューストンさんの急死が報じられました。洋楽は知らないとおっしゃる方にも、彼女がケビン・コスナーと共演した映画「ボディー・ガード」の主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」はお馴染みですよね。素晴らしい歌唱力とルックスで魅了しました。ご冥福をお祈りします。 さて、今回のおすすめCDはボノーニア・サウンド・マシーン(BSM)の「ファンキー・ドリームズ!」です。タワー・オブ・パワーのメンバーをゲストに迎えた70 年代テイストのブラス・ファンクです。ロック、ブルース、R&B、ソウル、ジャズの要素を備えたメンバーたちの楽しい作品です。では、アルバムのご紹介とまいりましょう。 スターティング1)“Keep on Sunshine“ドゥービー・ブラザーズを彷彿させる重厚なロックです。2)”The World Is Spinning Up“、9)“Soulthing“は女性ヴォーカリストのエレナ・ヴィラーニの高音の伸びやかな歌声がソウルフルに魅了します。9)は可憐さが加わります。3)”Place For Love“フュージョン・サウンドの軽快な作品です。エレナのヴォーカルとフリューゲル・ホーンが心地良い風を届けます。4)”No Matter“力強いホーン・セクションをバックに、男性ヴォーカルのヴィック・ジョンソン、ラフ・バフーノのシンセサイザーが聞かせます。5)”Soap Bubble Funk “は楽曲名通りファンキーなナンバーです。6)”E.S.P(Exceptional Soul Perception)“どこか懐かしいサウンドですよ。7)”Saturday“、8)”Slow Jb“はオルガンのアーシーなスパイス効果とロックとブルースを融合させた仕上がりです。前者はハーモニカ、後者はサックス・ソロをお楽しみ下さい。10)”Doin' It T.O.P. Style“はタワー・オブ・パワーそのままやないの?と・・・。 タワー・オブ・パワーは勿論のこと、アヴェレージ・ホワイト・バンド、オーティス・レディング、ジェームズ・ブラウンなどのカヴァーも得意と聞くとクラブ・サウンド向け?ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) :おまけ: 3作目となる本作品は、タワー・オブ・パワーの新旧メンバーが全面協力。プロデュースは元T.O.Pギターのジェフ・タメリア、ホーン・アレンジはグレッグ・アダムズ。エミリオ・カスティロ(vo)、スティーヴン・カプカ(b,sax)、ロッコ・プリスティア(b)、デイヴィッド・ガリバルディ(ds)もゲスト参加している。全曲オリジナルです。(HPより引用) |