2012年08月10日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD 平賀マリカ「シングス・ウイズ・ザ・デューク・エリントン・オーケストラ」大須本店 カプのおすすめCD V.A.(寺島靖国プリゼンツ)「FOR JAZZ AUDIO FANS ONLY vol.4」大須本店 |
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コンのおすすめCD 平賀マリカ 「シングス・ウイズ・ザ・デューク・エリントン・オーケストラ」 平賀マリカ(vo) ザ・デューク・エリントン・オーケストラ〔トミー・ジェイムス(p,cond)ケビン・ブライアン、ラビ・ベスト、ジミー・ソラーク、クリス・アルバート(tp)デイオン・タッカー、スタフォード・ハンター、ジャック・ジェファーズ(tb)マーク・グロス、グルーブ・ガイドンボビー・ラベル、シェリー・キャロル、シェイソン・マーシャル(reeds)ハッサン・アッシュ・シェーカー(b)デビッド・ギブソン(ds)〕 2011年9月NY、10月東京で各録音 BounDEE by SSNW BJL DDCB-13020 2012/4/25発売 曲名 1)アイム・ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト 2)ドロップ・ミー・オフ・イン・ハーレム 3)スイングしなけりゃ意味がないね 4) ソリチュード 5)キャラヴァン 6)イン・ア・メロウ・トーン 7)アイ・ディドント・ノウ・アバウト・ユー 8)アイム・ゴナ・ゴー・フィッシン 9)イン・ア・センチメンタル・ムード 10)ジャスト・ア・シッティンアンド・ア・ロッキン 11)A列車で行こう 12)ダンス・イン・ハーレム |
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ボーカリスト・平賀マリカが、豪華ビッグバンドの伝統を誇るザ・デューク・エリントン楽団との競演で、一歩もひけをとらずしっとりと優雅な気分で歌う。レトロでゴージャスにアレンジされたエリントン曲を元気よくデューク・エリントン楽団が演奏し、平賀マリカの歌唱力がよくミックス。マリカの世界へと誘ってくれる。 1)「アイム・ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト」2)「ドロップ・ミー・オフ・イン・ハーレム」、平賀マリカのスインギーで心地よいリズム感とリアルでしっとりとした情感がいい。スタイリッシュで現代的な感性で、高音部が非常に綺麗で、透明感がある美しいボーカルだ。3)「スイングしなけりゃ意味がないね」4)「ソリチュード」、軽やかなリズムに乗って、伸びやかに少し艶っぽく歌っているのが魅力だ。5)「キャラヴァン」6)「イン・ア・メロウ・トーン」、トランペットが哀愁を込めてジャズ・ムードのテンションを上げていくところに好印象を受ける。7)「アイ・ディドント・ノウ・アバウト・ユー」8)「アイム・ゴナ・ゴー・フィッシン」、平賀マリカの美しい歌声は、溢れんばかりにスイングし、フレッシュな感触がよく伝わってくる。エリントンの曲をロマンティックに歌い上げる。9)「イン・ア・センチメンタル・ムード」10)「ジャスト・ア・シッティンアンド・ア・ロッキン」、ナチュラルで自信に溢れた歌唱力には、基盤となるボーカリストとしての実績が感じ取れる。11)「A列車で行こう」12)「ダンス・イン・ハーレム」、平賀のボーカルにはスケールの大きさと伸びやかさがあり、ちょっぴり艶っぽい歌い方にも魅力がある。素晴らしい演奏者との相性もよく、12) を除く、エリントンのスタンダード・ナンバーのどれを聴いても心地よい歌声に魅せられる。 ボーカルでの高・中域の響きがよく、全体の柔らかさを感じさせる。サウンドにも魅力が一杯詰まっている。心が温かくなり、ジャズボーカルにさらなる魅力と喜びを感じる。 |
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カプのおすすめCD V.A.(寺島靖国プリゼンツ) 「FOR JAZZ AUDIO FANS ONLY vol.4」 曲名 1)Blues On the Edge/LAFAYETTE HARRIS JR. 2)Die Sau/ROSSET, MEYER, GEIGER 3)What Is This Thing Called Love/Solveig Slettahjell 4)If Only I Could Tell You/JUREK JAGODA TRIO 5)Take The“A”Train/SUPER PREMIUM BAND 6)Take The "A”Train/TONY FOSTER 7)Catherine's Fantasy/DAVID HAZELTINE TRIO 8)Natsukashii/HELGE LIEN 9)AMAPOLA/HELGE LIEN 10)Besame Mucho/JULIANN KUCHOCKI 11)look, Stop, And Listen/CHRIS NEVILLE 12)YOU & THE NIGHT & THE MUSIC/JAY EPSTEIN 13)STARDUST(Unreleased/Pre-track down ver.)/YOKO TERAMURA 14)STARDUST(Unreleased ver.)/YOKO TERAMURA |
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皆様、こんにちは。暑いですね!としか言いようがない今日この頃、如何お過ごしでしょうか?夏休みと言うこともあり、普段はさほど気にならない生活音が暑さに加わり不快感を増長します。隣近所の間隔が狭い住宅事情。こちらが騒音防止に努力し、ご迷惑をおかけしないよう心掛けていますが・・・。今回のおすすめCDはオーディオ・ファン・オンリーのアルバムです。「JAZZは音で聴け!」寺島靖国ジャズ・オーティオ・ファンに贈る、寺島靖国入魂のコンピレーションアルバムなのです。なので、窓を閉め切り、思い切って音量を上げて拝聴しました。私は音楽を聴くのが好きです。寺島氏のライナーノーツを拝読して思ったのは、感じ取るポイントは同じなのですが、感じ取り方が違うようです・・・。上手く言えませんが、オーディオ・ファンというだけあり、とても面白い音の感じ取り方なのです。オーディオ・ファンの方は是非アルバムを聴いて、ご自慢のオーディオで挑戦してみてください。では、アルバムのご紹介とまいりましょう。 スターティングはラファイエット・ハリスJr. の1)“Blues On the Edge/LAFAYETTE HARRIS JR.”は、ノリが良いパフォームです。ドラムス好きのcappuccinoにはもう最高にご機嫌な楽曲です。Great!!!ドラムスのシンバルをプシーッと鳴らすのがお気に入り。 5)"Take The“A”Train/SUPER PREMIUM BAND"、6)”Take The “A”Train/TONY FOSTER“の聴き比べも面白いですね。前者は、ジャック・デジョネットのドラムスをはじめ、とてもまとまったパフォームですが、私は後者のパーカッシブなドラムス、透明感があるピアノ、リズミカルなベースのほうが好きです。8)”Natsukashii/HELGE LIEN“は、「懐かしい」というタイトル通り、どこか唱歌の世界を彷彿させる楽曲です。ヘルゲ・リオンの重厚さと温かさを併せ持つピアノ、伸びやかなベース、膨らみがあるドラムスが上手く融合します。最近イギリスの俳優ヒュー・ダンシーにはまってDVDを観ている影響か、緑豊かな牧歌的な景色が浮かびました。10)”Besame Mucho/JULIANN KUCHOCKI“、ジュリアン・クチョッキの女性ヴォーカルです。ベサメ・ムーチョといえば、寺島氏のベサメ・ムーチョ・オンリーのアルバムがありましたね。聴き比べという視点もあるのでしょうが、何故、ベサメ・ムーチョなのかが未だに不思議に思っているcappuccinoです。11)“ look,Stop,And Listen/CHRIS NEVILLE“は、寺島氏曰く、アナログ的なのでヴォリュームを上げてやるとズドンとくる。真ん中の帯域が充実しているのでこれはこれでいいのだ(ライナー・ノーツより引用)。12)”YOU & THE NIGHT & THE MUSIC/JAY EPSTEIN“は、イントロからど迫力のドラム・ソロです。豪快なローリングはスカッっとします。ジェイ・エブスタインの鋭利で攻撃的なピアノ・ロールとドラムスの息が合った迫真のパフォーム、忍耐強くリズム・キープするベースに圧倒されます。 ライナーノーツにて楽曲毎に収録アルバムを紹介していますので、ジャズ・ファン、オーディオ・ファンは是非この一枚をお手元に。ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) |