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お久しぶりです。日本橋店の永井です。
梅雨入りしましたが、まだあまり実感のない感じのこの頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は「アナログのビンテージサウンドをシミュレートすること」について考えてみたいと思います。
趣味で楽器や録音などを楽しんでいるのですが、レコーディングやエレキギターのエフェクター(音を味付けする装置)の世界では、ビンテージサウンドをデジタルでシミュレートする技術がとても進んでいます。
2003年頃だったでしょうか、パソコンで多重録音などをする「DTM(デスクトップミュージック)」のソフト(CUBASEのごく初期のモデルでした)を初めて使った時に驚いたのが、最後に「オープンリールテープに録音した音質になる」プラグイン(デジタル録音ソフトに組み込む、音を味付けするプログラム)の存在でした。録音した曲を最後にきれいに整える「マスタリング」という作業があるのですが、その際に「デジタル録音ではどうしてもアナログ録音とは違った音質になるので、気に入らない場合はこれを使ってくれ」といった注釈とともにおまけでついていたのが、このテープシミュレーターでした。立ち上げるとオープンリールのテープデッキと同じメーターやツマミの画面が現れ、マニュアルにあるように少々過大入力気味にセットすると、あら不思議、まるで磁気テープに録音したようなまろやかな音質になるのです。もちろん本物には及ばないレベルのものではあると思いますが、効果はさておきその概念に感心した覚えがあります(↓下記の現在のプラグインよりもとてもシンプルなものでした)。
デジタルで録音した生楽器の音は特にアナログテープでの録音と違ってシャッキリとしてしまう弱点があるのですが、それを承知の上で最後にこういったものを付けておくという開発者のセンスが素晴らしいと思ったのです。
2014年6月現在の独Steinberg社のYAMAHA VINTAGE PLUG-IN COLLECTIONページより。オープンリールデッキをシミュレートしたプラグインの画像です。本物のデッキと同じ感覚で操作できます。格好いいですね!
さて、オーディオファンのお客様とお話ししていると「ギターアンプの世界では、ずっと真空管がメイン」という話題になることがよくあります。オーディオと違って「心地よくひずむ」ことが求められる(エレキギターの)アンプには、やはり真空管を使わないと良い結果が出ないのです。真空管アンプでひずませた音はなめらかでつやっぽいひずみなのですが、トランジスターアンプだとジージーと蝉が鳴くような味気ない音になってしまいがちです。そこで本物の真空管が使えない場合には「チューブアンプシミュレーター」たる機能のエフェクターの出番となります。有名な機種では「SANS AMP(フランス語でWITHOUT AMPの意味)」という機種があり、トグルスイッチと組み合わせて過去にあった有名なアンプの音質になるというものでした。以降この名作を筆頭に、様々な「過去の有名なアンプやエフェクターのシミュレーター」が登場し、今ではこういったものが当たり前の製品として使われる時代となりました。モニタースピーカーのようなシステムを使っても、高価な真空管アンプを真似たサウンドが手軽に出せるようになったのです。
アンプシミュレーターの先駆けとなったギター用エフェクター、SANS AMPです。「Bass」(フェンダー系)/「Normal」(ブギー系)/「Lead」(マーシャル系)のセレクトや、「VINTAGE TUBE」という真空管の歪みを模した音質調整ツマミも付いています。→このあとデジタル技術が進み、マルチエフェクターなどのメニューにこういったアンプシミュレーターが当たり前のように加わるようになりました。
長々と楽器関連のお話しになってしまいましたが、こういった過去の名機器の音質をシミュレートする技術がオーディオの世界にもどんどん取り入れられたらどうなるのだろう、と考えると非常に興味深いです(僕が認識していないだけで、もうそういった装置があるのかもしれませんが)。そうなってくると、また別のオーディオの楽しみ方が出てくるのではないかと最近思っております。
もしほんとうに古い真空管アンプの音の良さを構成する特性のようなものが解析できて、シミュレートできたら…そういった名機のデータを次々切り替えて聴くことが出来るシステムが出来たら…面白そうですね。先ほど例に出した楽器用のアンプシミュレーターも、「やはりシミュレートには限界がある、本物には及ばない」という意見が多いです。全く同じものなどは無理かもしれませんが、それに近いものが便利に使えるようになると楽しみの幅が広がると思います。
言わずと知れた名作パワーアンプ、McIntosh/MC275!この真空管KT-88の独特のサウンドがシミュレートされる日がいつか来るのでしょうか?
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