ハイファイ堂初入荷のFONOFILM TYPE A(4PINタイプ)です。 非常に状態が良かった為、一瞬目を疑いましたが、マーキングスポットの位置などから考えても年代に間違いないとわかり、一気にテンションがあがりました。
オルトフォンの前身であるフォノフィルムが設立されたのが1918年、当初の社名は“Electrical Fonofilms Canpany A/S”でした。このカートリッジのプレートにある“Fonofilm Industri A/S”に改称されたのが1948年、そして“ORTOFON”を社名にしたのが1951年なのですが、1951年以前からORTOFONを一種のブランド名として使用していたようです。 ちなみに、TYPE Aを民生用、TYPE Cを業務用と区別することが多いようですが、その根拠として1950年代後半のカートリッジの説明書にType Cは「four professional use」と書かれているところによるものと思われます。しかし、初期の説明書によると TYPE Aは「STANDARD TYPE」 TYPE Cは「FOR SPECIAL PURPOSES」 となっていたようです。