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今回、29回目のメルマガとなります日本橋店の小林です。穏やかな春の日差しが気持ちよく感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、「なんで古いオーディオの音の方が、良い音と聞こえる人が多いのか?」ということについて、ちょっと歴史をひもといてみました。実際、この私もそのように感じている一人です。すでにご存知の方も多いと思いますが、何卒、ご容赦頂き、おつきあいくださいませ。
まず、どのベクトルからこの疑問を調べていこうかと、かなり悩みました。そこで、一つ踏み込んで、人の聴感上、聴き取りやすかったり、聴きごこちの良さのようなものに基準が存在しないのか?という点から調べてみると・・・・。なんと国際基準が存在していました。
人間が聞こえる範囲の音は、20Hzから20,000Hzで、これを可聴領域といいますよね。可聴領域の中でも、人間が聞きとりやすい、感度のいい周波数帯は、2,000Hzから4,000Hzと言われています。音圧を一定に保って、周波数だけを変えると、たとえば3,000Hzでは大きく聞えて、30Hzでは小さく聞えるという事ですよね。30Hzの音を、3,000Hzの音と同じ様に聴くためには、音圧を上げなければいけないという事になりますね。これは、人間の感覚的な音の大きさの尺度という事になります。この感覚的な音の大きさの事を「ラウドネス」というそうです。
実は、このラウドネスに、国際基準が設定されているそうです。そしてこの基準の歴史を観てみると、まずはじめに出来た基準は、1930年代で、アメリカのベル研究所の、フレッチャーとマンソンがこの等ラウドネス曲線を測定しています。そしてこの曲線は、現在に至るまで、騒音を評価する際の基準になっています。そして、1950年代には、英国国立物理学研究所のロビンソンとダッドソンが測定した「等ラウドネス曲線」が、国際標準化機構でISO226となり、認証されました。でも、1980年代になると、この規格に異議を申し出る研究者が現れてきます。この特性には、1,000Hz以下の周波数領域に大きな誤差が含まれている可能性があるというものです。その領域は、フレッチャーとマンソンの「等ラウドネス曲線」とも大きく異なっていたこともあり、1985年、ISOの第43専門委員会(音響関係の規格化を担当する委員会)において、再策定の作業が開始されたのだそうです。
という事から、音圧を縦軸に、周波数を横軸にしたグラフが上の写真です。ある周波数ではこの音圧といったレベルを観ていくと、グラフは曲線になっていき、この曲線を、「等ラウドネス曲線」というそうです。でもラウドネスは人間の感覚上のものですから、数式などでは表現できません。「等ラウドネス曲線」は、人間の聴感だけで決まって行くものということが理解できます。
再測定(新基準測定)は、ドイツ、デンマーク、アメリカ、日本の4カ国での共同グループで大規模に行なわれ、完全な無響室を使用し、参加聴取者は、約2万人。実験中に音の大きさを判断した回数、約200万回。そこで出た結果は、やはり、ロビンソンとダッドソンによるものとは大きく異なるもので、むしろ1930年代にフレッチャーとマンソンが測定した時の物の方が、最新の等ラウドネス曲線に近かったのです。このプロジェクト開始から18年。2003年8月に、ISOは満場一致で、この新たな「等ラウドネス曲線」を国際規格として承認したそうです。その等ラウドネス曲線の比較が、右のグラフになります。
今回は、「なんで古いオーディオの音の方が、良い音と聞こえる人が多いのか?」について、その歴史に触れてみましたが如何でしたでしょうか。でも2000年代になって、最新の技術を用いて行なった実験の結果、永きにわたって良しとされてきた音の基準よりも、1800年代の基準音の方が、やはり、より良い音に近かったという事になったとは・・・。びっくりです!それでは、季節の変わり目、お風邪等、召しませんようにお体ご自愛くださいませ。
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