こんにちは。大須本店の佐々木です。 ハイファイ堂でも試聴でおなじみのサラ・ブライトマンが宇宙旅行とその宇宙で歌う事を計画中だそうですね。芸術家の横尾忠則さんが、宇宙には科学者ばかりではなく芸術家も行くべきだ、と言っていたのを思い出しました。全くその通りだと思います。 サラ・ブライトマンの音楽性はスペース・オペラとでも形容すべきな、宇宙的なサウンドなので実現が楽しみです。 |
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そのサラ・ブライトマンで前から不満に思っている事があります。彼女が現在のスペース・オペラ的なスタイルになってからの作品に、レコードの形式でのリリースがないのです。このメルマガを読んで頂いているようなオーディオファンの方には同じ様なご意見をお持ちの方が少なからずいるのではないでしょうか。 サラ・ブライトマンと同じように試聴でおなじみのfourplayにもレコードのリリースがありません。 |
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新品CDの売上が落ちる一方で、新品レコードの売上が伸びているとのニュースを時々目にします。私自身のことを言えば確かに新品レコードを買う機会は増えています。私の場合はかつてCDで購入した作品をレコードで買い直すということが多いです。特に最近はCDでの販売が一般的だった90年代以降の洋楽のアルバムが、レコード(それも重量盤)で再リリースされる機会が増えており、「おっ!このアルバムもレコードがあるのか。」などと楽しんでいます。そのなかで、サラ・ブライトマンとfourplayの作品がないのが残念でなりませんが、この流れからすると近く実現するのではないかという気もします。 |
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そんな訳で(←どんな訳だ。)今回は私物レコードコレクションの中でも特にCDでのリリースが一般的なものをご紹介します。有り体に言えば、ただの自慢です。 |
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まずは出来立てほやほやの新譜です。 フィオナ・アップル The Idler Wheel Is Wiser Than The Driver Of The Screw And Whipping Cords Will Serve You More Than Ropes Will Ever Do https://www.youtube.com/watch?v=bIlLq4BqGdg 超長いタイトルが示すとおり、ひねくれたポップス。でもしっかり今年の第55回グラミー賞の最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバムにノミネートされているだけあって完成度高いです。音質もばっちり。アコースティックサウンドでアバンギャルドなジャズ的ボーカル作品です。うわさのダウンロードコード付きで、最新のレコードの販売形式をとってます。このようにレコードだけ販売するのではなく、パソコンや携帯プレーヤーでも聴けるようになっているのが最近の支流になっています。 |
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フィオナ・アップルしかり、オルタナティブ・ミュージック系の作品は、時代的には完全にCD時代にも関わらずレコード化しているものが多く、比較的流通もしているので、新譜でも旧譜でも手に入れやすいです。ちなみに↑は、 ジェーンズ・アディクション、フーファイターズ、ジョン・スペンサー、ニルヴァーナ、サウンドガーデン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ベック、ウィーザー。すべてここ数年の間に中古で購入。 |
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オルタナティブ・ミクスチャーロックというよりも、もはや王道ロックと言っても良いでしょう、レッドホットチリぺッパーズの作品はどうやら最近重量盤でリイシューされているようです。この写真にはないマザーズミルク以前の作品も、またワンホットミニッツ以降の作品もリイシューを見かけています。 |
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やはりというべきか、アナログ機材大好きレニー・クラヴィッツの作品はCDと同時にレコード化されています。(中央のはEPです。) |
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その他洋楽でCDと同時期にレコード化もされたもので購入したもの。 KTタンストール、ザ・ハッシュ・サウンド、ジャック・ジョンソン |
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女性ボーカルもの ビョーク、ノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール、アラニス・モリセット、ジャシンタ。 アラニス・モリセットは最近の重量盤再発です。トレンドが反映されたものですね。 |
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アラニス・モリセットとは逆に、エンヤにはリイシューものはありませんが、CDと同時期リリースのレコードは存在します。(写真のLPは1988年リリース「Watermark」) エンヤのレコードがあるなら、サラ・ブライトマンもあってもいいのではと思うのですが、、、。 |
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R&Bの作品はDJによってクラブでも流されるので、12インチシングルレコードが莫大にあります。写真はLP。 マライア・キャリー、ディアンジェロ。ディアンジェロは通常盤と重量盤両方リリースされています。 |
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ハードロック/へヴィーメタルの作品の中でもCD時代のアルバムはレコード化しているものと、されていないものが混在しているので、探しにくい印象です。 ガンズアンドローゼズとミスタービッグ この二つのバンドは最新作がレコードであります。 ミスタービッグの新譜LP「what if...」はオーディオマニア用に最初からCD付きで販売しており、音の違いを聴き比べてください、ってなことでした。(ミスタービッグのオリジナルアルバムは、1stアルバム〜3rdアルバム、そして7thアルバムの「what if...」の4作品がLP化されています。写真右上はライブ盤。) |
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ガンズの4枚組みライブアルバム。大盛り4枚組みというのが、いかにもモンスターバンド「らしい」ですね。(ちなみにUse Your Illusionもレコードあります。いつか欲しいです。) |
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スティーヴ・ヴァイの作品 フレクサブルが好きなのでジャケ違いで3枚持ってます。デビューアルバムから4枚目のアルバムまでレコードとCDの形式で販売され、その後の作品はCDのみのリリースでしたが、2009年リリースのWhere The Wild Things Are(写真左上)が久しぶりにレコード化されました。 この中でもバンド「Vai」のSex & Religionはなかなかレアだと思いますが、秋葉原の鈴木さん、どうなんでしょうか? |
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一方日本のミュージシャンはというと、いわゆる渋谷系よりのものはレコードになっているものが多く、手に入れやすいです。 ↑シアターブルック、ホフディラン、コーネリアス、スーパーバタードック、東京No.1ソウルセット、ウーア |
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探すとJ−POPも意外とあります。 Cocco、宇多田ヒカル、ウルフルズ。持っていませんが、中島美嘉の12インチシングルはよく中古レコード屋でみます。 |
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奥田民生さんの作品は多数レコードでリリースされています。これはドーナツ盤です。ジャケットデザインも含めてレトロでナイス! |
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J−POPの中でもクラブミュージックぽいのでたくさんレコードがありそうなケツメイシですが、探しても何故かあんまり見かけません。これもプロモ盤。大好きな「太陽」という曲の12インチシングルを見つけたので購入。ジャケは黒ジャケでした。 |
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中田ヤスタカさんプロデュースのきゃりーぱみゅぱみゅはデビュー曲が唯一7インチでレコードになっています。しかしパフュームやカプセルを含め中田ヤスタカさんの作品も、クラブ向けなテクノサウンドなのに、こちらもあんまりレコードみかけません。ないことはないんですが、少ない気がする。何故? J−POPもレコードになっているものと、そうでないものが乱立しています。渋谷系や奥田民生さんのようなアナログサウンドにも凝ったアーティストの作品がレコード化しているのかな?と思いきや、ももクロやモーニング娘などのアイドルでもレコードになっていたりするので基準はよくわかりません。ももクロはキングレコードから販売されているので、レコードが得意な会社だからではないか?との話があります。 |
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いかがでしたでしょうか。最近の作品でも結構レコードになっていると思いませんか?自分の年齢的な趣味が反映されて、特に30代の方ならCDでは聴いた事があると思う懐かしの作品を多くご紹介しました。今はインターネットのおかげで探しやすい環境にあるので、皆様も好きな作品を見つけてレコードで聴いてみてください。 |