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何hzでチューニング?
ハイファイ堂メールマガジン第684号 大須本店
こんにちは、大須店の佐々木二朗です。先日、とあるミュージシャンのインタビューを読んでいたら大変興味深い事を言っていたのでご紹介しようと思います。
通常、楽器を調整する際には、440hzをドレミで言う「ラ」の音にチューニングするのですが、432hzを「ラ」の音にしてチューニングしたそうです。何故そうしたかと言うと、432hzの方がより倍音が深くなりハーモニーが良くなる、というのです。※注1
※上記の動画は以下のURLから引用しました
https://www.youtube.com/user/overdosejapan/videos
標準の「ラ」が440Hzに定められたのは1939年(諸説あり)なのですが、理由は平均律や純正律、転調・移調など難しい理屈が背景にあり、音の高い・低いといった好みのレベルの問題ではないようです。
それで興味をもってこのことを色々調べてみると、時代によって様々な基準があってまた面白い。
バロック時代のバロックピッチ(ラ=415Hz)、モーツァルトの時代のモーツァルトピッチ(ラ=421.6Hz)、ベートーヴェンの時代の古典派ピッチ(ラ=430Hz)など
そして440hzが今のところ標準ではあるのですが、現代のオーケストラだともう少し高い442hzでチューニングされることもあるそうです。440hzが標準だと制定された時代を考えると、CDでもレコードでもほとんどのものが440hzか442hzのチューニングで録音されており、例えば、モーツァルトの曲を聴いたとしても、本当のモーツァルトが目指した曲よりやや高い音の曲を聴いていることになると思います。
ピアニストの内田光子さんはコンサートでモーツァルトの曲を演奏するときは普通とは異なるチューニングをすると伺ったことがあるので、恐らくこのことが由来しているのでしょう。
ということはレコードであれば、回転数調整ツマミがあるものであれば、作曲家の時代に適したチューニングにして聴いてみたら面白いんじゃないか、、、などと考えてしまいます。
また、デジタルソースならば今の時代ならもっと簡単にできるかもしれませんが、残念ながらそういった機器は(私の知る限り)販売されていないようです。(携帯アプリでは存在する様です。)
※写真はSL-1200シリーズの回転数調整部分。
そこで思い出したのがDENONのCDプレイヤーです。現行のものでは機能が無くなってしまいましたが、DCD-1650シリーズ、DCD-755シリーズとピッチコントロール機能がついているものが多く存在します。※注2
DCD-755SE
755シリーズでは2010年発売のこのモデルまでピッチコントロール機能が使えます。±0.1%の間隔で音程を変化させる事ができます。現行のDCD-755REでは機能が廃止されました。
しかしここで大問題が、、、440hz基準で0.9%マイナスさせると約436hzチューニングになるのですが、現在の日本の多くのコンサートホールでは440hzより更に高いチューニングがされており、442hzとのこと。この場合1.3%マイナスで約436hzチューニングとなります。さらに海外だと更に高くなり445hzぐらいが多い様です。(2.0%マイナスで約436hzチューニング)
さらに先程内田光子さんの例にあげたように指揮者、演奏者によって基準のチューニングは違うということもわかりました。ということは指揮者が何hz基準で録音したかという事も調べないといけないようです、、、なかなか複雑です。
その他、実際の楽器のチューニングを変えるのと、録音されたもののチューニングを変えるのとでは全く意味が違うのではないか?とか、色々問題が山積みでしたが、とにかく実際試聴してみました。しかし、440hzと432hzってほんとうに僅かの差で、聴き比べてもあっという間に耳に馴染んでしまい、高低の違いはわかるものの、響きの聴き分けはできませんでした。それでも日本のコンサートホールでは「あえて」わずか2hz上昇させている、、、というクラシックの専門家の聴覚に驚きです。
それでここからは私の憶測ですが、440hzには440hzの良さがあり、その価値基準で演奏されたものを432hzに直したからと言って、何か改善するものではない、と思うのです。432hzには432hzに適した作曲、楽器、演奏等があり、それらが総合的に改善されれば、おそらく響きも変わってくるのでしょう。
そして、別の角度でこの問題を捉え直してみると、絶対的な基準チューニング等は存在せず、それは変動するものだ、という事が言えるかもしれません。それゆえチューニングに関してあまり練って考えられていないようなクラシック以外の音楽であるなら、少しピッチを変えてみて自分の気分に合ったチューニングを探ってみて、音楽を聴いてみるのも良いのかもしれない、と思いました。
※注1 432hzをネットで調べると、疑似科学やオカルト的なものが沢山出てきます。倍音が豊かになるかどうか真偽の程は不明です。
※注2 デノンのCDプレイヤーのピッチ調整機能は音程を変えるために付けられたものではなく、スピード調整機能として付けられたものです。
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