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塗装仕上げ板の取り扱いに注意!
ハイファイ堂メールマガジン第708号 大須本店
8月ももう残すところ1週間弱だというのに、今年の夏はなかなかバリッと晴れた日が少ないです。そのおかげで名古屋は南国のような蒸し暑さがずっと続いてます。名古屋の蒸し暑さの不快さは日本でも屈指のものじゃないかといつも思うのですが…。
こういう天気で我々商品部の仕事で一番困るのが塗装の乾きが遅いこととパテなどの硬化に時間がかかること。原因の「高温多湿」がとにかく厄介でトータルの作業時間が長くなってしまう上に仕上がりにも差が大きく出やすいという、良いところがまったく無い時期で毎年悩まされてます。なので裏を返せば、この時期にしっかりした仕事ができればどの時期も安定したものを作れる、と考えるようにして日々作業をしています。
塗装の話が出たので、今回はスプレーラッカーやオイルなどを使って塗装を施しているスピーカーやアンプなどの取り扱い方法をお話します。
ラッカー塗装を施したものは、例えばTANNOYのスピーカーで言うなら上の写真のランカスターやレクタンギュラーヨーク、GRFやオートグラフなどでは天板部分に少し艶を持たせた突き板が貼られています。
こういった塗装がされているもので取扱いに注意しなければならないことがあります。
ひとつはゴム系のものとの接触です。ゴムには「可塑(かそ)剤」というものが含まれています。可塑剤というのは硬い素材のものを柔軟にする添加剤のひとつですが、この可塑剤が時間とともに少しずつ表面に滲み出してきます。古めのレコードプレーヤーのターンテーブルシートを触ったらべたっと手に付いた経験がないでしょうか。あのべたべたがまさに可塑剤でこれが塗装面に付くと塗装を劣化させてしまいます。
ご家庭で様々な理由からアンプをスピーカーの上に置いている方がいらっしゃるかもしれませんが、アンプの設置面には制振材としてゴム系のシートが貼られているのがほとんど。長時間アンプをスピーカーの上に乗せていると可塑剤が溶け出して円形の跡がくっきりとついてしまいます。
アンプの天板にも同様にラッカー仕上げがなされているウッドパネルがありますが、手前両側に見えるようなインシュレーター跡がくっきりと付いてしまっています。
こうなってしまうと除去するのは困難で一度表面の塗装を削って再塗装することになります。
なお、アンプとスピーカーの間にクロスなどを挟んで乗せていても時間とともにクロスの間から滲み出してきてしまうのであまり効果はありません。
ジェフローランドのシナジーの天板部分。アンプ部と電源部の間に制振材を挟んで使用するものですが長時間挟み込んでいるとこのとおり。塗装面は金属部分なので木部に施す塗装よりもかなり耐食性に優れた塗装がなされているはずなのにこの有様です。
BOZAKのB-4000A MOORISH。家具調を意識したフロア型スピーカー。
上の写真のような家具調のスピーカーによくあることですが、そのデザイン性から家具のひとつに見立てておしゃれなカラーリングのビニールシートをかけて家具や小物を置いているのを見かけますがこれも良くありません。このビニールシートにもゴムシートと同様に可塑剤が含まれているため、長時間接触しておくとやはり塗装を劣化させてしまいます。
これはスピーカーの天板の写真ですが表面に付いている白い粒々の模様?はホームセンター等で販売されているカーペットシートの裏に貼ってある滑り止め材の跡。何気なく敷いてしまうのですが時間が経つとこんな状態に…。
ふたつめに水分との接触です。買い取ったスピーカーの中に時々天板に花瓶を置いていたかと思しき黒い輪っかの跡がくっきり付いているものを見かけます。これは花瓶そのものが付けた跡ではなく、花瓶に入れていた水が設置面に垂れ落ちて出来た染み跡です。
黒シミは実は更に厄介で表面の突き板を通り越して地の木部にまで染み込んでしまっていると研磨による補修は不可能、着色して見えなくする(今度は着色した部分が目立ってしまう…)か突き板を張り替えるしか方法が無くなります。
もう1つが熱いモノとの接触です。
上の写真の跡は先程の黒いシミと同様の円形のシミですがこちらは白いシミです。「シミ」というよりは「脱色」と言った方がいいのかもしれませんが、これは熱で色が抜け落ちてしまってできる状態です。熱々のコーヒーの入ったカップを置いておいたのでしょうか?
TANNOYのスターリング、エディンバラ、GRFメモリー、JBLのオリンパス、BOZAKのスピーカー全般の天板は花瓶やコーヒーカップ置き場としての格好の的になります(苦笑)。
身も蓋も無い結論ですが、スピーカーの上には何も置かないのが一番。
オーディオ機器での例えでお話しましたが、これは食卓用テーブルやサイドボードなど、日常お使いになっている家具にも共通することなので知っておいて損は無いと思います。
大須商品部 小島 陽介
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2024-04-19 McIntosh管球コントロールアンプの1番人気、C22の良品がメンテナンス完了です。鮮やかで押し出しを感じるマッキンサウンドは永遠に色褪せない魅力です。ウッドケース付き、復刻と見間違うほどのナイスコンディションです!
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2024-04-19 現在メンテナンス中のスピーカー達です!近々商品化されると思いますので是非ご検討ください!
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2024-04-11 続々大型スピーカーやアンプなど入荷してます!ジェービーエルのエベレストやオラクルのプリメインなど変わり種も多いです。今後の商品化をお楽しみに。
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