「オーディオ雑談カフェ」 2006-11-3 音迷人 18.幸せを送るのも、受けるのもご苦労様!? ハイファイ堂のホームページを皆様はどれぐらい見ていますか?音迷人は掘り出し物を探すためや、懐かしいオーディオ製品も見られるので、ほぼ毎日1,2度見ています。他店と比べると品物が豊富で且つ丁寧な写真入なので解りやすく安心です。 |
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さりながら私は大方のものを自作も加えて揃えてあるので、大物を買うチャンスはそんなにありません。(それに常々申し上げているようにお財布が軽いのです)しかしメルマガ190号〜194号の無指向性ホーンなどのようにオーディオ遊びのアイデアが点灯すると、ドライバーやホーンを買います。そもそもこのコラムに参加するようになったのは、古くて安いツーイターが意外に良く、お礼のメールをハイファイ堂に送ったことがきっかけなのです。私にとっては思いがけない事でした。(メルマガ130号から参加) 以前メルマガ158号では平面スピーカーが好きでユニットの自作もしたと書きました。その頃メーカー製の平面SPが出だしたので、リファレンスに欲しいなと思いましたが、子育てや家のローンなどで出費がかさみ(当然ギャンブルのような遊びの灯も消さないようにしていましたから)購入しませんでした。ハイファイ堂を知ってお付き合い願ったら、当時の平面SPがちょくちょく出るではありませんか! 158号:http://www.hifido.co.jp/merumaga/otomeijin/051209/index.html |
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今年の2月にテクニクス平面スピーカー「SB−6」が出ましたので即注文を入れて買いました。期待に違わず良い音で満足していることはメルマガで書きました。 194号:http://www.hifido.co.jp/merumaga/otomeijin/060818/index.html 上のハイファイ堂資料写真は今回購入した「SB−6」です。他にダイアトーンSPやドライバー、アンプ等を購入した度に思ったことがありましたので、今回の購入品をモデルに記事にしました。 |
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外出先から戻るや否や、表紙写真のように「どし〜ん」と重いスピーカ梱包が届き、玄関に置いて行かれました。それにしても力持ちですな! 色男でもないのに非力な音迷人は重い梱包を持ち上げることが出来ません。受け取る準備即ち何時ものように滑らせるボロ布を何とか底に敷きこみ、開梱できる部屋に引き込みました。 ご覧のようにハイファイ堂と印刷した自前の標準サイズの段ボールを荷物に合わせて加工し、テープを沢山使い最後にバンドがけをしてしっかり荷造りしてありました。 |
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写真左下:ナイフでテープをカットして段ボール上部を開けました。 写真右下:四方ぐるりとクッション材(エアキャップとかプチプチとか言うのとスチロール板)がたっぷり入っています。 ★このようにちゃんと梱包されているので、ハイファイ堂の発送などにご心配は要りませんよ。 スピーカーが重く取っ手も無いので上に持ち上げられず、段ボール箱を横に寝かして引き出しました。 |
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写真左下:全部出してみると段ボールで底箱と蓋箱が造ってあり精度良くかぶせてありました。実にお上手な造りです。 写真右下:今回の品物と梱包材全てです。何時もより丁寧に開梱しましたが、プチプチにテープ貼り合わせが少なかったので、開梱しやすく且つ梱包材の元の形で綺麗に外せました。こうして集めてみると凄いボリュームになっていますね。 ◆ここで日頃の感慨を並べてみます。 消費社会が多くの品物を物流に載せて配達しています。必要悪?として梱包消費に対して安全で無駄をなくす方向でと思いますが梱包技術が発達しています。凝り性の日本人のなせる業か家庭のゴミを分別して出すに当たり、感心してしまうほど高度?な意表?をついた梱包材や方法に出会います。品物よりコストも知恵も掛かっていると思われるのも在り、苦笑いしてしまいます。過ぎたるは・・ですね。我々は梱包材も買っていることになるのですが、送り手も受け手も日頃はあまり意識していませんね。 メーカー品は大量に出荷し且つ利益確保から、梱包にも適正梱包技術の検討やコストダウンが行き渡っていて、それを標準的にやっているようです。しかしハイファイ堂の場合は中々そうは行きません。一品ごとにいろいろな形状、サイズの物でありまた衝撃に弱い物が多いのです。そこでフレキシブルな梱包対応となってしまうので、発送者や手持ちの梱包材で様子は変わるようです。内部の事情を知らないで怒られるかも知れませんが、少し過剰梱包?と思います。現在の宅急便は機械化が進み昔よく言われた「ぶん投げる」状況は少なくなっていると思います。物流業者も早々壊してたんでは商売になりませんからね。保護する効果は同じで梱包材を減らすように、工夫してもらうとお互い楽になるのと、リサイクル時代、エコ時代の今、ゴミを減らすことが出来るでしょう。例えば上の梱包写真で見れば、プチプチを面全面当てにしないで上下2本か幅狭く縦1本にすれば激減します。愛情こめた梱包で有難いのですが、コストダウンのためにももう一工夫されては如何でしょうか? |
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さて品物ですが、日本橋店の説明では少しボックスがキズや、剥れで程度が悪く安くなっているが機能では問題は無いとのことでした。届いた品物は説明通り稜線が傷んでおり、また面は擦り傷も多いようです。2月に購入したものより悪いのでその分安く設定されていました。実に丁寧に査定していますね。 さてここで工業技術の進歩はボックスを、チップを固めた狂いの少ないMDF板に木目ビニールを被せて、まるで加熱すると縮むヒシチューブをかける様に造っています。ですからこのビニールの耐久性で外観的寿命が決まってしまうのでしょう。この方法で、安くて均一なボックスが得られるのでしょうね。やはりつき板を張ったり、むくの木に塗装をして仕上げるのは今となっては高いのでしょう。それにしても20年前後で縮んだリ、剥げたりしない様にしてもらいたいですね。 張り物ですからヤスリを掛けたり削れないので、ラッカーを塗り込みました。写真のキズの他数箇所に補修塗装をしました。こうすると剥げた所が目立たなくなり、何とか目の前において不快感は出ませんし、人にも譲れそうです。 |
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塗装が乾燥してからいよいよ最後に拭き上げです。 写真左下:まず固絞りの布で水拭きします。店では基本的にざっと汚れを落としているはずですから、そんなに汚れません。しかし金属部は如何でしょう。前オーナーにもよりますがタバコのヤニ等が付いています。オレンジ系洗剤をティッシュにつけてツーイター、ミディアムのフランジを注意深く拭いたら、かくの如くでした。 いよいよ拭き上げたので艶を出そうとビニールOKのフロアー艶出しケアクリーナーを使ったら、アララまだ相当汚れが取れました。水拭き後「もう舐めても大丈夫!」なんて冗談を飛ばしていたのですが・・ |
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最終状態です。どうですユニットのフランジは加工肌のようになり、ボックスのキズは目立たなくなり、映り込みも良くなっているでしょう。これはユーザーの仕事ですね。自分の気に入るように出来ますし愛着も増します。この場合は「釣った魚に餌・・」とは言いませんよ! ホーン工作の時痛めた腰が怪しくなったので今晩は音出しまでには至りませんでした。ここまで撮影しながらですが4時間ほどかかりました。と言うことは発送されるお店の方も、私の楽しみのために時間と体力をかなり使ってくれていると思いました。お店の皆様!有難うございます。 つづく 追記:その後別の部屋ですがざっと音出しして驚きました。ロットが違うのか、マイナーチェンジなのか特に高音ユニットのレベルが2月購入のとは違うようなのです。この件はいずれまた報告します。 |
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おまけ: ◆今日は11月3日そうです。いよいよ明日土曜日朝9:00から、メルマガ202号で取材報告した「NHK−FM名曲リサイタル」の放送日です。全国放送ですよ。 お聴き逃しなく! 202号:http://www.hifido.co.jp/merumaga/otomeijin/061013/index.html NHK名曲リサイタル放送予定表:曲目など下記で11/4をクリック:http://www.nhk.or.jp/meirisa/yotei.html ◆アームを自作しメルマガで発表したLPを愛する親友から、コロンビアがLPを発売したとの情報。例えばノイマン指揮の新世界などでは、こんなに色々な楽器がとか、こんなタイミングでとか、活躍しているのが良く聴き取れるとのことです。 調べたらこれではないか! http://columbia.jp/LP/ 第1次発売は各ジャンルから合計9枚とのことです。 アーム自作メルマガ:157号は http://www.hifido.co.jp/merumaga/otomeijin/051118/index.html |