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「オーディオ的不思議箱」 2007-3-16 音迷人 11.最近の「大」(フル・オケ)コンサートの巻 もうすこし「大」が続きます。 練習風景を覗いてきたのは以前報告しました。そしてN響のマーラー交響曲第4番を聴きに回ったのですが、ミッキーマウスとマーラーが肩組んじゃって困った所まででした。メルマガ07/2/23、221号です。 |
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◆マーラーとミッキーはおいといて、交響曲4番ですが私の好きな、第1番「巨人」に次いで親しみやすい交響曲なのです。良い録音も多いと思いますが、私の愛聴盤はデンオン盤です。ワンポイントマイク録音のよさが随所に聴けます。この頃からワンポイント録音が評価され、従来のマルチマイクでオンマイク気味ミキシングの行き過ぎが批判されたかと思います。約20年前のことです。単身赴任の気楽さ?で夜遅くまでこのCDを使って、当時造った平面スピーカーシステムの調整に没頭したことを思い出しました。 |
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その時の美しい響きのポイントは今でも覚えていますが、このN響の演奏で同じ様に確認でき嬉しくなりました。「生もやるじゃないか!」なんて錯覚を起こしそうです。というのも歌手が不調だったのか歌の部分はCDの勝ちでしたから尚更です。これらの優れた録音部は勿論今の無指向性ホーンを組み込んだシステムでも確認できました。 第3楽章「平安に満ちて」は誰が演奏しても「満ちてしまう」ほど完成度の高い章です。約21分の章ですが後半にラッパやティンパニーのフォルテッシモの部分がありオーディオ的にも良い素材です。このフォルテは平安の中に「神の栄光、輝き」が感じられる所だそうです。その後終わりの一分半の中低弦のハーモニーはこの世のものとは思えないほど柔らかく美しいですよ。これを聴くことが出来るだけでも、音楽を好きでよかった、オーディオを楽しんでいて良かったと思います。キャビアなんか○喰らえだ!(抑えて抑えて!品良く!) |
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◆その次のコンサートは3/4、練馬交響楽団プロムナードコンサートで私には後半が衝撃的でした。 定期演奏会ではなく肩のこらない曲目のせいか、お客さんの出足良く家族連れも多かった様です。さりながら私にとって初めての曲が半分ぐらいあったのですが、選曲の面白さで随分と楽しめました。今回からプログラムのディザインを一新したとのことで、雰囲気がありましたので一部写真でご紹介しましょう。ページの中のページ風です。少し陰を強調して立体感を出しましたが、家の安蛍光灯のため色が変わってしまいました。 |
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まず前半がウェッバー/ミュージカルメドレー「オペラ座の怪人」などと30分の大曲「バリエーション」(チェロとオーケストラのための23の変奏曲)でした。ウェッバーは1948年イギリス生まれの作曲家だそうです。彼と結婚した歌手のサラはこのミュージカルでブレイクしたとかで、怪人は正にウェッバーでしたね。ディズニーだったらねずみつまりマスクをしたミッキーにするでしょう。またまたです。 「バリエーション」については今回の練響演奏が日本初演とのこと。初演に立ち会えて(座って聴き会えて?)大変光栄でした。確かこれで日本初演にぶつかったのは5曲位になりましょうか。練響団員のチェロ奏者が真ん中に出て協奏曲風に始まりましたが、テーマを聴いてびっくり。皆様ご存知の「ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲」と同じ主題なのです。 |
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この主題はパガニーニ/カプリース24番からとられています。私は聴きながらこれはラフマニノフの狂詩曲のパロディー覚悟で創ったなと思いました。ウェッバーにはチェロ奏者の弟が居て、兄貴のチェロの曲が欲しくて、フットボールの勝敗を賭けてこの曲を勝ち取ったそうです。ですから一寸悔しいやら、弟をからかう気持ちでパロディー風に構成したと勝手に確信しました。ウェッバーさんはラフマニノフに敬意を表して一つ少ない23変奏で留めたのだと思います。中身はなかなか手が込んでいて、いい加減な変奏はなかったと思います。きっと兄貴の愛情でしょう。チェロという楽器は音域や音量が弱めなこともあって、オケから浮かび上がり難く、かなりの部分でオケに埋もれてしまいました。それにしてもチェロ、アマオケの皆さんは本当に上手いです。 ★ところでラフマニノフの狂詩曲では、皆さんきっと第18変奏(アンダンテ・カンタービレ)を恋の伴奏に使ったのではないですか? ★横の写真は五嶋みどりさんの24カプリース(奇想曲)で好CDとして紹介します。ヴァイオリン一丁で濃厚な音楽を醸しており、単に完璧な技術の展示ではなく沢山の陰影のある表情を音楽に与えている名演でしょう。録音も多少綺麗過ぎますが最高です。右手の指が弦を離れる瞬間の音も時に聴こえます。艶のあるVnの音色は最後まで維持されています。私が千年、専念練習しても弾けない音楽を操る彼女(演奏家)は神様です。 |
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コンサートの後半はマイ・フェア・レディー序曲やロジャースメドレーで「サウンドオブミュージック」が聴けました。おお!あのメルマガはプレパシー!(実は世田谷のオケ・フェスティバルでも演奏されたそうです。マリアおばあちゃんよかったですね!) |
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◆この後半で更に儲けがあったんです。 皆さんは先刻ご承知だと思いますが、恥ずかしながら去年まで伊福部昭氏を存じ上げませんでした。昨年初秋オーケストラ・エレテール/新田ユリ指揮で彼の「交響譚詩」を聴いた時知人に呆れながら教えてもらいました。「ゴジラ」を担当された作曲家だったのですね。氏は残念ながら昨年他界されました。去年聴いた「交響譚詩」は、なかなか素晴らしい曲で一寸国籍が解りにくいようでもありましたが、歌があって心に響いたのです。今回はアルバイト的?だったゴジラ映画音楽から自ら編曲した「交響ファンタジー第1番」でした。 私はゴジラをTVで2,3度しか観ていないので、その音楽を知らないのですが、解説によるとゴジラ出現のテーマ、愛のテーマ、バラゴンの恐怖、宇宙大戦争等々が引用されているのだそうです。 (何処のHPか出所不明のゴジラですみません) |
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プログラムに面白いことが書いてありました。それは「日本人に脈々と流れる、縄文時代の血を呼び覚ますかのような暴力的な和声」なのですが、聴いてみて納得できました。日本版「春祭」といっても良いぐらいです。音響的にはゴジラという巨大怪獣と、常識的宇宙感覚を無視した大宇宙を表わすべく、その時はすべての楽器を駆使し痛快な響きを奏でていました。しかし単なる映画音楽ではなく、音楽として人に感銘を与える品格のある曲になっています。練響の金管さんと、打楽器さんはご苦労様でした。 写真:新発見?大宇宙の果てでは想像もつかない活動が・・ |
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おまけ: ◆以前FM名曲リサイタルの録音スタジオ、オンエアのレポートを行いました。http://www.hifido.co.jp/merumaga/otomeijin/061110/index.html その時の出演者でこのメルマガに何度か出ていただいたピアニスト辻本智美さんが、N響首席(ひょっとしたら酒席かな)フルーティスト神田寛明さんとデュオリサイタルを行いますので、お知らせしておきます。音迷人お奨めのアーティストで、是非楽しんで戴きたいです。 2007/4/15(日)14:00開演 渋谷 白寿ホール モールアルト:ソナタ クーラウ:幻想曲など 自由席、前日まで@4000 ◆若手歌舞伎役者の行状が報じられていますが(俺も結構若い?)先の歌舞伎の巻の時書くのを押さえていました。こんな騒ぎが「カブク:傾く」なのでしょうか。こんな低レベルでも、誰かが「芸の肥やし」と言うのでしょうね。大歌舞伎を支えているいろいろな方々の苦労はどうなっちゃうのでしょうか。 ◆笑コーナー 患者:スギ花粉でもうクシャクシャ!先生見てください。 先生:これはひどいな。鼻づまりで息もつまった!目も痒くて目づまりか! 患者:去年もひどかったけど、いい治療法はないのですか! 先生:うーん!それがな〜残念 手づまりじゃ!春がスギるのが一番だな。 ◆写真下:練響団員の「息抜き」と団員募集をそれとなく! |
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