ハイファイ堂大丸東京店オープン! |
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ハイファイ堂が大丸東京店に出店? ハイファイ堂といえば、名古屋大須商店街の中でもパソコンや家電量販店のひしめく赤門通りに軒を連ねる大須本店のイメージが強烈です。赤地白抜き文字の店舗看板が踊り、商店街の活気を盛り上げています。それが、TOKYO駅前デパートに出店とは、(我が社ながら;)場違いではないかと胸に一抹の不安がありました。 |
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11月末日土曜日、気温は低いがカラリとした冬晴れとあって東京駅もけっこう混雑していました。翌日から12月ですが、どこもすっかりクリスマスムードに彩られています。大丸東京店には行くのは初めてでしたが、東京駅八重洲北口を出てすぐ、迷うことなく百貨店に入りました。エスカレーターでのんびりと10階を目指します。まだお昼前なので年配のお客様を中心に店内は落ち着いた雰囲気です。 10階に着きました。 ハイファイ堂はどこかな?音楽が流れていないか思わず耳を澄ましてみました。聞こえないなあ。すぐには見つからないので、久しぶりの友人との待ち合わせのように少し焦ってしまいました。確かハンズのすぐ横にあるはずだとうろうろしてみたら、ありました! |
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「ハイファイ堂」 シンプルなかっこいい店構えです。 |
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グレーの陶板タイルの壁に赤地の表札が映えます。 手前のガラス扉は開かずの扉。なるべく周囲のお店に音が漏れないようにとの配慮です。といっても防火上、ハイファイ堂だけを密閉空間にすることはできず、むしろ開放的な造りになってます。 当初、改装業者の提示した見積もり金額に卒倒しそうになるのをこらえながら徹底的なコスト削減を伝え、前店舗設備をリユースしたデザインを採用したそうですが、場によく溶け込んだシックでスマートな印象になりました。 |
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扉のないほうから入ると、壁面いっぱいにレコードが掛かっています。そして、正面にはJBLパラゴンが堂々の風格を持って鎮座していました。カラカラと鳴るはずのビートルズがなんだか大人のビートルズに聴こえます。 |
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壁面のレコードは毎日入れ替えます。 |
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店舗スペースの関係から、設置できる商品数には限りがあります。当然、オーディオ商品は厳選された高級機種ばかり。 パラゴンなどはさすがです。今までとは勝手が違い、落ち着きのない店員たちを尻目に、オレにまかせろと言っているようです。相応の場を与えられたとばかりに、全く遜色なく存在感を示してどっしりと構えている。往年の銘機たちの本領発揮です。 また、店内にはレコードばかりが目につくので、当面はレコード音源に絞っていくのかと思いきや、ちゃんとAirMacを用意してあり、iPodなどのお手持ちの音源でいつでも試聴できます。 |
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そして、大丸東京店にお店を出すにあたり、こだわったのが試聴スペースの設置。 デスクの奥の試聴スペースで、ゆったりじっくり耳を傾けることができます。 |
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この日に設置してあったのは、どでかいTANNOYスピーカー。 腰を下ろして耳を傾けると、左右の音像がくっきりと浮かび上がります。 このスペースそのものは4畳半くらいはあるでしょうか。 こんなどでかいものを狭い自宅に設置したらどうなるのかと思っていましたが、なるほど悪くはありません。音だけでなく、空間イメージも掴みやすい、ほどよいスペースです。 |
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おもしろいものを見つけました。 蓄音機です。 いったいこのホーンの材質はなんでしょう? |
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貴重なSP盤を聴かせてもらいました。 蓄音機にはボリューム調整がないので、ホーンの向きを変えることで聴こえる音を調整するのだとか。 ホーンの真ん前に立ってその威力を試してみましたが、確かに大きいことは大きいのですが、耳を覆いたくなるような不快さは不思議とありません。 しかし、試聴スペースから外に出し、デスクの前で鳴らしていたところ、壁後ろのお店より苦情があったそうです。そのときはホーンがまっすぐお隣の店側の壁を向いていたということで、威力はやはり絶大なようです。 これが電気要らず、しかもハンドメイドとは本当に驚きです。 |
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新店舗を支える販売スタッフを紹介します。 店長の田村は細身の長身。新婚ホヤホヤにも関わらず、福岡店に赴任するもほどなく、今回の大丸東京店出店のため、あわただしく上京。新店舗への意気込みを聞かれて、「売り上げ1000万!」との社長のハッパを背に聞きながら、「まずは新店舗を軌道にのせること」「個人としてはまず1台売ること(まだレコードしか売っていない)」となんとも堅実で控えめなお答えでした。 筆者と同級生という米島はこの道15年というベテラン販売員。パーツ屋街だったころから慣れ親しんだ秋葉原界隈だが、最近の変容ぶりにはとまどいを感じるという。いわゆるアキバの喧噪からは離れひっそりした路地裏に面した秋葉原店だが、とにかく忙しかった。そんな秋葉原店からの異動でまだまだ時間を持て余し気味。気合いは充実。スーツ姿はもっとも板についた貫禄ある佇まい。 日本橋店から応援部隊の井上は、元ミュージシャンというだけあってぎこちないながらもすらりとスーツを着こなすイケメンくん。まだ緊張が取れない様子だが、久しぶりの東京住まいを楽しむ余裕が出るころには古巣に帰還予定。 |
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大手デパートへの初出店をまかされたオープニングスタッフとして重責もあるのか、まだまだ堅さの取れない3人ですが、それも通常店舗にはない、大丸東京店ならではの様々な苦労や制約があるからのようです。 特に従業員の身だしなみにはとても厳しい。 ハイファイ堂ではネクタイにエプロンが制服ですが、大丸東京店ではジャケット着用が義務づけられています。販売スタッフのぎこちなさも普段は着慣れないジャケットのせいかもしれません。しかし、普通の上着ではジャケットのボタンが商品運搬の際に引っかかったりして商品を傷つける恐れがあります。そのためボタンが隠れるタイプの上着を特注し、今後大丸東京店スタッフの制服とする予定だそうです。 |
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できたてほやほやのジャケット画像が届きました。 ボタンをとめると前立てに隠れます。 |
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私がスタッフからお話を聞いている間にも、お店の前で立ち止まるお客様が何人も見えました。おなじみのお客様もお見えになり、スタッフもほっとしたような笑顔を向け、招き入れていました。 秋葉原店からは電車を使っても15分ほどの近さです。既存店おなじみのお客様の冷やかしが、コチコチのスタッフたちには何よりの励みです。秋葉原店にお越しのみなさまも、ぜひ、お立寄り下さい。 |
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ハイファイ堂大丸東京店、今までとは違った形でオーディオの魅力を発信する場になりそうです。 東京駅前デパート内ということで、こんな場所なら、ぜひご夫婦でご来店いただきたいですね。 ご夫婦でご来店されるお客様の中には、男性の方は商品のスペックや機能にばかり目がいっていて、実は女性の方が音に関して鋭い指摘をされるなんてこともあるそうです。 今なら、6,000円以上お買い上げの方にもれなくオープン記念のイタリアワインのプレゼントがあります。お土産としても喜ばれますよ。 |
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◯お知らせ◯ ※システム移行中のため、大丸東京店ではポイントの扱いが他の店舗とは異なります。 ・ハイファイ堂のランクアップ値引は可能です。 ・お買い物に際して、ポイントは通常通り付きますが、ポイントを使ってのお買い物ができません。 ※大丸東京店では、下取り買い取りを行っておりません。 詳しくは販売スタッフにご確認ください。 |
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※CMページ毎日更新中! ますます目が離せない大丸東京店の情報はHP右端のCMページをご覧ください。 |
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◯おまけ◯ オープン記念のイタリアワインをいただきました。大丸のデパ地下でおつまみも調達し、帰ってさっそく試飲しました。 ロッソ・デル・ヴェネト2011(原産国イタリア) 水色はハイファイ堂コーポレートカラーにほど近いよどみのない赤。比較的若く軽めの口当たりですが、余韻があり、しっかりしたボディを感じさせる良品です。 |
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大丸デパ地下の洋風お惣菜といただきましたが、料理の邪魔はせずしっかりと引き立て役になっています。たまの手抜きもかえって家人には好評で、しめしめ。おかげで一足早くパーティ気分を味わえました。チーズを買い忘れたのは残念。 家人も上機嫌で早いペースでぐいぐい飲まれ、気付いたときには1本空いていました。なんかくやしい・・・ |
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記:メルマガ編集スタッフ 横井昌美 |