懐かしい青春時代の歌謡曲・アイドルを求めて 第2回『中森明菜』 音楽魂 先回の記事でプレゼントした松田聖子「青い珊瑚礁」のレコードに多数応募ありがとうございました。今頃、「青い珊瑚礁」は当選者に届いていると思います。青春の思い出に浸っていただいていることでしょう。 さて、今回は予告通り中森明菜を取り上げます。中森明菜がデビューした1982年は、小泉今日子、早見優、堀ちえみ、・・・と80年代に活躍した多くのアイドルが続々デビューしています。(彼女たちについては、次回に取り上げます。) |
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中森明菜は1982年5月1日、「スローモーション」でデビューしました。さらに1982年7月28日「少女A」11月10日「セカンドラブ」と立て続けにシングルを出しました。デビュー曲のジャケットは清純派アイドルですが、セカンドシングルは少し不良っぽい雰囲気を漂わせています。清純派アイドルとしてトップを独走していた松田聖子とは、違う路線を模索していたのかな?ハスキーボイスが不良っぽさを演出して受けていました。 デビュー当時、篠山紀信撮影で週刊朝日の表紙になっていたと思います。 1982.11.26.週刊朝日 http://shinoyama.cplaza.ne.jp/salon/salon_asahi.html |
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TBS系テレビ番組「ザ・ベストテン」では、1982年9月16日「少女A」で初ランクイン。そして年末12月16日には「セカンドラブ」で念願の1位に輝きました。その後もリリースする曲はいつも上位にランクインし、ライバルの松田聖子と争っていました。 |
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1985年「ミ・アモーレ」、1986年「DESIRE」で、2年連続レコード大賞を獲得し、歌姫の地位をかっこたるものとしました。マッチ(近藤真彦)との噂が絶えませんでしたが、歌唱力はすばらしく、いろんな女性を演じれる歌のうまいアイドルでした。どたキャンなどトラブルを起こしては、レコード会社や事務所を変わって、今では、ダーティーなイメージが、ついていますが、いい形で復活してほしいですね。 |
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ここで1982年という年をひもといてみます。この年は2月から大きな暗いニュースが連続で起こった年でもありました。予備校生活を1年を過ごした私は晴れて京都の大学に入学していました。大学生活初の冬休みで、青春を謳歌すべく、大学の仲間と長野にスキーバツツアーに出かけていた最中のことでした。今の若者は冬のスポーツといえば、スノボーですが、このころは、冬と言えばスキーでした。大学生協の旅行カウンター前には、スキーのパンフレットが並べられて、どこに行くかわくわくしながらパンフレットを見入っていました。ちょっとリッチに北海道のスキーツアーやスーパーリッチなカナダの海外スキーツアーもありました。私たちは、リーズナブルな長野のバスツアーを選んで出かけました。初めてのスキーなのでスキー用品はすべてレンタルでしたね。 最初のニュースはちょうどスキーツアーで宿泊していたペンションで起きました。覚えたばかりのアルコールを飲みながら、仲間と深夜まで、恋の話や夢などを語り合って寝不足な朝でした。2月8日未明に東京のホテル・ニュージャパンでの火災で32人が死亡したホテル火災が起こりました。翌朝、ペンションの食堂のテレビを見ると、炎吹き出る中、ホテルの高層階の窓から飛び降りるシーンのニュースが報道されていました。ペンションに泊まっている私たちにとっては他人事でない出来事で、他の宿泊客もテレビに釘付けでした。衝撃を受けながらも若いので、スキーを朝から晩まで楽しんでいました。 翌日の2月9日、ホテル火災の衝撃が覚めやらぬ私たちを二度目の衝撃が襲いました。2月9日早朝、福岡を出発した日本航空・羽田便が羽田空港着陸直前、朝8時47分頃、失速して滑走路手前の海中に衝突したニュースが飛び込んできました。このニュースを知ったのは、ランチを取りに入ったスキー場内のレストランでした。滑走路を直前の海中に浮かぶ機首部分がなくなっている日航機のまわりをボートが囲み乗客を救出しているテレビの映像が飛び込んできました。レストランのお客もテレビを夢中で見入っていました。「バスツアーだから落ちないから良かったね。」と仲間同士で話していたのを思い出します。若き日の青春の1ページでした。 テレビ番組では10月にあの長寿番組「笑っていいとも!」がスタートしています。今なお続く芸能人の友達の輪コーナー「テレホンショッキング」は芸能人の意外な一面を覗ける画期的なコーナーでした。 |
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さて、オーディオの世界では、この1982年は、デジタルオーディオ時代の幕開けでした。10月1日、初のCDプレーヤー「CDP-101」が168000円でソニーから発売されました。当時、大卒の初任給が13万円程度なので、まだまだ、手を出せない金額でした。 http://www.sony.co.jp/Fun/SH/2-9/h2.html |
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各社の試作機は、CD縦置きの大きい筐体のものがほとんどでしたが、「CDP-101」はコンパクトにまとまった、それでも、基本機能が網羅されているシンプルなものでした。京都・寺町の電気街に出かけて、視聴したものでした。今となっては、当たり前ですが、12センチの虹色に輝くCDから、ノイズのない世界の音を、再生しました。まさに、未来のオーディオでしたね。 |
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今回も中森明菜のシングルレコードをデビューから3枚、手に入れました。早々、レコードをターンテーブルに置いて、ゆっくりと針を落として聴きました。少女の香りを漂わせながら流れるような歌声はやはり一流の出来映えですね。ジャケット写真を眺めていると、初々しいアイドルの中森明菜が見つめてくれます。音楽を聴き、ジャケット写真を見ていると、そのころの思い出が蘇ってきました。みなさんも思いでのレコードを棚から取り出して、青春時代に思いを馳せてみませんか。 |
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読者のみなさんにも青春の思い出に浸っていただこうと思い、中森明菜のシングルレコード「スローモーション」を1枚プレゼントします。 電子メールにてご応募ください。メールの件名を「スローモーション」として、住所、氏名、年齢、性別、このメルマガの感想や青春の想い出の一曲を書いて下さい。 メールアドレス mailto:otodama2006@yahoo.co.jp 締め切りは9/21(木)です。ご応募お待ちしています。感想だけも受付けていますのでお送りください。 次回は1982年デビューした小泉今日子を取り上げる予定です。 |
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ハイファイ堂レコードよりお知らせ 中森明菜のファーストアルバム「プロローグ」とシングルレコード「飾りじゃないのよ涙は」の在庫がございます。商品のお問い合わせはハイファイ堂レコードまでお願いします。 mailto:merumaga@hifido.co.jp |
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